表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/33

『時代遅れ』 『独りでの帰郷』 『永遠の命』

『時代遅れ』


タバコは身体に悪い?副流煙が迷惑だ?

今は俺の部屋でしか吸わないようにしてるよ。

夜、小説を書く合間に珈琲を淹れて香りを楽しみながら飲む。

カフェインで眠りが浅くなる?放っておいてくれ。

酒も他人様の迷惑にならない程度しか飲んでない。

なあに俺の寿命が削られるだけだ。



『独りでの帰郷』


 無人駅から実家まで歩く。大人の脚だと20分はかからない。いつも両親が車で送り迎えしてくれた。女の子一人で歩かせるのが心配だったのだろう。その田舎道を今は私一人で行く。実家の片付けのためだ。人間は必ず別れなければならないとわかってはいる。でも涙で少し景色がにじむ。



『永遠の命』


なにも映っていないスクリーンの前に一人座る。

スクリーンに私の生涯が映し出される。


生誕、成長、恋、別れ、喜びと悲しみ、そして死。


人の一生は長くて百年間、あまりにも短い時間。


しかしそのすべての瞬間を目覚めた状態で過ごすならば、

永遠の命を手に入れたに等しいだろう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ