世界の半分くれるって言うから。
思いつきで書きました。
ケルトはとある平凡な村の平凡な家に産まれた、平凡な少年だ。そう、なるはずだった。そう、なるはずだった
しかし、ケルトは勇者になり、国の王女直々に命令されるのであった。
「金貨100枚と6年をやるわ。魔王を殺してきなさい。」
それだけ言われ、金貨100枚を受け取り、国から追い出されてしまった。
そんな、理不尽な命令を受け、ケルトは5年冒険をつづけた。
当然仲間もできた。
☆
ある日の夜を過ごす場所を探している時。
村が魔物に襲われている!
助けないと!
腰から剣を抜く。
「大丈夫ですか。助太刀します!」
「これは。ありがとうございます!」
勇者の助太刀により、すぐ戦いは終わった。
一緒に戦った大剣の騎士(男)が言う。
「今日は助太刀、ありがとうございます。ところであなた様のお名前は?」
「私はケントです。」
「勇者様ではございませんか!おーい。今日は宴だぁ!」
「いやそんな大掛かりな事しなくても大丈夫ですよ。」
「しかし村を救われたんだ。お礼はしたいねぃ。」
「でしたら、冒険のお供として、あなたが欲しいです。」
「まあいいぜ。この村にはまだ俺と同じくらいの強さの奴がいるし。最近刺激がなかったからな。」
「本当ですか!?ありがとうございます!」
こうして、大剣使いのガルフが仲間になったのであった。
☆
ある日、盗賊を撃退した時。
盗賊何持っているかな。
ん?人か?
そこには貧相な服を着た、女性が横たわっていた。
「ガルフさん。人がいるんですけど。」
「それは多分奴隷だな。」
ガルフさんがこっちに確認しに来た。
「こりゃ奴隷で間違いねえな。しかもエルフだ。」
言われて気ずく。耳が尖っていた。
しかも金髪だ。
「息はしてるな。一応教会で見てもらうか。」
「そうですね。」
教会では回復をしてもらえる。
……有料で。しかも結構する。
「問題ないみたいです。」
「そうですか。ありがとうございました。」
銀貨7枚を渡す。
見てもらうだけで、日本円でいう700円だ。
銅貨1枚ー1円
銅貨100枚ー銀貨1枚ー100円
銀貨100枚ー金貨1枚ー1万円
金貨100枚ー白金貨1枚ー100万円
白金貨10枚ー龍金貨1枚ー1000万円
という感じだ。
「ここ…は?」
「ケント。起きたぞ!」
「ひっ」
「ガロンさん怖がらせてます。」
「お?まじか。こりゃすまねいな。ガハハ。」
「あの…。誰ですか?ここはどこですか…?」
「え〜と。僕はケント。一応、勇者をやらせてもらっている。こっちはガロン。僕の仲間だよ。」
「ここは教会だぜ。盗賊に捕まっていたお前を、ここまでまで運んできたんだ。」
そこから色々あり、この子は魔法使いの適正Sを持っていた。
こうして、大魔法使いアリスが仲間になった。
☆
魔王城
「ようやくここまで来たぞ。」
「ああここまで長かったな…!」
「もうすぐ…世界が平和になるんですね。」
俺らは、魔王城へ着いた。
攻略していく。
今、魔王の部屋の扉を目にして立っている。
魔王城は強敵が多かった。
何度か死にかける程強かった。
扉を開く。
[コメディーなのに感動系になってしまったので顔文字つけました。]
「よくぞ来た人の勇者よ。我は魔王サタン。今宵はお主らの命日だろう。」(^^)
「いや、生憎俺らは死ぬ気がないのでな。お前の命日だろう?」(・∀・)
「それはどうかな?それにしてもよく我が部下を殺してくれたなぁ?我の怒りはお前らを殺しただけでは収まらないかもしれんな。」(^_^)
「そんなの死ねば収まるだろっ!」(^◇^)
ガルフが勢いよく飛び出した。
切った!
と思ったが…。
次の瞬間、左腕が飛んだ。
「ぐっ!」^o^
「大丈夫か!」(╹◡╹)
ケントが、ガルフに飛びつく。
「俺…は…もう…ダメ…た…だ。」ガクッ
ガルフが死んだ。
「クソっ!アリス!バックアップ頼む!」(^人^)
「わかった!」(`_´)ゞ
「ガルフさんのかたきいい!」( *`ω´)
勢いよく飛びかかる。
が、サタンが消えた。
「後衛を一人にするのは良くないことですねぇ。」(^ω^)
「えっ。」∑(゜Д゜)
アリスが驚く。
魔王がアリスの後ろ立っていた。
「アリスゥゥゥ!」(*´Д`*)
アリスのからだから刃物が無数にも生えてきた。
「そん…な。」( ;∀;)
「哀れな勇者だな。仲間2人すら守れないとは。」(゜∀゜)
「クソがぁぁぁぁぁ。」o(`ω´ )o
がむしゃらに、無我夢中で魔王と戦う。
☆
「ハアハア」(;´д`)
「ハアハア」( ;´Д`)
戦闘は互いに互角。
だが、長期戦になれば負けるのは勇者だろう。
わずかだが確かに押されている。
「なかなか強いな。我の配下にならないか?」
「断る。僕は勇者だ。魔王の配下なんぞなってたまるか。」
「ほう。私の配下になれば、魔王軍最高幹部にしてやろう。さらに、世間には、勇者は死んだと伝えてやる。そして、仲間たちも生き返らせてやる。記憶をいじるがな。」
「それでもならない。仲間たちは、魔王に生き返らせられる事を望んでないと思うからな。」
「そうか。じゃあもう一つ条件を追加する。」
「だから言っているだろう。僕は魔王の配下にはならない。」
「世界征服したあかつきには世界の半分を君にあげy「よし。配下になろうではないか。」
「………え?」
「いやだって、裏切り者にはならない訳だし、仲間も生き返るんだろ?しかも最高幹部になれる。さらには、世界の半分までくれるときた。この条件は普通飲み込むだろう。」
「いやまあそうなんだけどさ。」
「…何か?」
「………もしかして世界の半分あげるって言うの待ってた?」
「そんなことない…だろ」メソラシ
「…目が泳いだぞ。」
………
「そんなことより、条件どうりに行動してくれ。本当にそんなことするのか確かめなければ。」
「話をそらしたな。まあいい。まずお前の仲間を復活させるか。」
こうして、ケルトは魔王軍最高幹部になるのだが、それはまた別の話。
中途半端な終わり方ですいません。m(_ _)m
人気があれば続くかも知れません。(遠い夢)