第三話 彼が・・・好き。
誤字、脱字があるかもしれません。
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ある日の授業中、神崎が来て一か月がたっていた。
「突然だけど初君、いつも死んだ顔してるよね!」
(突然すぎるだろ…こいつ俺をどういじめたいのか、全くわからん。てか、しゃべりかけてくる顔キラキラしすぎだろ…)
「まあな、俺、底辺人間だから感情もねーからな...」
「ねえ、それ嘘だよね。」
(!こ、こいつなんなんだ⁉、てか、俺が感情ないのは確かなんだが...)
「何でそんなことが、言えるんだ?」
「だって、初君真顔じゃん!真顔も立派な感情だよ。」
(へ、屁理屈キター…こいつ、俺に、何が言いたいんだ…)
「あ、はい。俺には、無という感情がありました。」
(これ以上話しても意味がない。認めておこう)
「それでいい」
(う、うぜー)
「で、本題なんだけど。」
(さっきの話が本題じゃなかったのか!?だとしたら、前置き長すぎだろ...)
「家に、来てくれないかな。話したいことがあるの。」
真剣な顔で俺にそう言ってきた。
「い、いいけど・・・いつだ?」
「今日の放課後」
「きょ、今日?」
「そう、今日の放課後、下校中の寄り道で。」
「帰りはいつも」
「これるよね、初君一人で。」
(か、顔!顔!こわい!ホントに怖いんすけど!)
そのまま、言いなりになる俺であった。
(なんか、神崎には、逆らえないんだが...)
その日の、下校中
(神崎の家・・・!!!!!!!!)
「初君、入っていいよ。」
「お、お邪魔しま~す。」
「そんなちゃんとしないで、大丈夫だよ。今、親いないから。」
俺入っちゃダメなんじゃと、思ったが、急いで俺を呼ぶ声が聞こえた。
「初君!、これを見て!」
奥の部屋から、大きなファイルを持ってきて、その一部を俺に見せてきた。そこに乗っていたのは、俺のかかわった事件の資料だった。
それを見た瞬間、俺の中で、あの犯人がありがとうと怒鳴りかけてくる。
「・・・あ。・・・ああ。」
俺はそのまま意識を失った。
(初君が気絶しちゃうなんて・・・。私は、・・・ただ。あまり、初君にはこの事件のことを伝えないほうがいいかも。)
「俺が!二人を守らなきゃ!」
(うなされてる・・・。)
「苦しい!もうこんな思いしたくな・・・ぃ。」
(な、泣いてる。私のせいで。)
「た・す・け・て・くれ。」
(幼馴染を助けた初君が・・・あんな、苦しみを味わう必要なんてないのに・・・)
「よし!初君は、私が助けてあげるからね!」
「はあ?なんのことだよ…」
「うわ!、お、起きてたんだ・・・」
「ああ、お前の声で…」
「ごめんね。私のせいで、思い出させちゃったね嫌な思い出。」
(ほんと!、私のバカ)
「神崎のせいなんかじゃねえ...」
その一言が、私の心に強く響いて・・・わかった気がする・・・なぜ私が初君のこと気になって仕方ないのか。それは・・・
「ありがとう。初君本当は、優しい男の子なんだね・・・。」
初君の横顔を見て分かったんだ。本当の初君は、とても優しい男の子だって。
「そんなことない、俺が弱いからこうなったんだ。」
「今日は、もう帰る。」
「そっか、分かった。」
「お邪魔しました。」
「また明日な。神崎」
「うん、また明日ね」
「ああ、帰っちゃった。ねえ、お父さん。私、わかったよ。彼が・・・好き。」
夜空を見上げながら、私は言った。
楽しめましたでしょうか良かったらアドバイス・リクエストお願いします。
リクエストは誰は付き合ってほしいとかもっと〇〇を増やしてなど頂けると嬉しいです。
また、続編も読んでくださいありがとうございました。