第二話 感情がなくなっていく中で・・・
誤字、脱字があるかもしれません。
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俺が目を覚ますと、奏姉と愛が泣いていた。
『うえ~ん』
そしたら。お巡りさんが俺に言った。
「君は一時間ずっと丘で気絶していたんだよ。」
「・・・はい。」
「犯人が、死ぬ前に言っていた。ありがとうと。」
犯人は、すぐに海から引き上げられ、治療されたが間に合わず亡くなったらしい。
そして犯人が言ったことの、意味が分からなかった。
「今日は三人とも家に帰るといい。」
『はい。』
当時の俺たちに、事情聴取をしても意味がないと判断したのだろう。すぐに帰るように言われた。
次の日の朝
さすがにこのことの広まりが早く、みんなが思った通りのざまだった。
「あの子、犯人を崖から落として殺した子よ~」
「あら!ホント~」
幼い俺は、今にも泣きそうだった。でも、親父から泣いたら負けだと言い聞かされたのを思い出し、泣くのをやめた。
そして、教室に入るとこれもまたよくあるいじめを、まねたかのように俺の所有物ほとんどに、落書きがされていた。そして、暴言の数々。
「人殺し!」
「死ね!」
不幸中の幸いは、奏姉や愛は同じようなことはされていなかった。
だが、いじめられて傷一つ追ってない奴はいないと思う。ちなみに俺は、だんだん感情を失っていった。それと、プライドなどもなくなりつつあった。それからいじめは、止む気配もなくつ続いた。
それから三年後
俺と愛は五年生。奏姉は六年生になっていた。
いじめは止まず、俺は泣くことも笑うことも忘れたかのよになっていた。
「今日は、・・・生が・・・来たぞ。みん・・・してやってくれ。」
俺は耳を傾けず流すように、話を聞いていた。
「こん・・・から来た・・・です。よろ・・・します。」
「うーん、そしたら日野の隣な~」
ここだけはっきりと聞こえた。
「分かりました。」
話は聞いていなかったが、誰かが俺の隣になることは分かった。
「こんにちは初君!私は、神崎 茉菜、よろしくね!」
「神崎 茉菜」気いた奴もいるかもしれないが、俺がもともと説明したかった、「あの子」というのが彼女なのだ。
「あ、はい。よろしく。」
「あ、うん」
神崎のテンションが下がるのを、謀ったのかのようにすかさず話しかけた。
「そいつ、人殺しだからちょっとおかしいのよ。」
「人殺し?」
「そう、三年前に崖から人を落として、殺したのよ。」
(殺人事件の犯人をな!)
「へ~、人殺し」
(う~わ~、隣までもがめんどくさく・・・?)
隣を見ると、神崎が少し考え込んでいるように見えた。そして、神崎が小さくつぶやいた。
「お父さんなら・・・知ってるかも。」
神崎が小さくつぶやいたその言葉が、何故かひかかった。
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また、続編も読んでくださいありがとうございました。