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過去の想いを、俺たちの日常を守るために。  作者: 雨宮 奏撫
第二章 俺の、最悪な過去。
6/9

第二話 感情がなくなっていく中で・・・

誤字、脱字があるかもしれません。

ただそういったものを発見された場合は、温かいコメントお願いします。

俺が目を覚ますと、奏姉と愛が泣いていた。

『うえ~ん』

そしたら。お巡りさんが俺に言った。

「君は一時間ずっと丘で気絶していたんだよ。」

「・・・はい。」

「犯人が、死ぬ前に言っていた。ありがとうと。」

犯人は、すぐに海から引き上げられ、治療されたが間に合わず亡くなったらしい。

そして犯人が言ったことの、意味が分からなかった。

「今日は三人とも家に帰るといい。」

『はい。』

当時の俺たちに、事情聴取をしても意味がないと判断したのだろう。すぐに帰るように言われた。


次の日の朝

さすがにこのことの広まりが早く、みんなが思った通りのざまだった。

「あの子、犯人を崖から落として殺した子よ~」

「あら!ホント~」

幼い俺は、今にも泣きそうだった。でも、親父から泣いたら負けだと言い聞かされたのを思い出し、泣くのをやめた。

そして、教室に入るとこれもまたよくあるいじめを、まねたかのように俺の所有物ほとんどに、落書きがされていた。そして、暴言の数々。

「人殺し!」

「死ね!」

不幸中の幸いは、奏姉や愛は同じようなことはされていなかった。

だが、いじめられて傷一つ追ってない奴はいないと思う。ちなみに俺は、だんだん感情を失っていった。それと、プライドなどもなくなりつつあった。それからいじめは、止む気配もなくつ続いた。


それから三年後

俺と愛は五年生。奏姉は六年生になっていた。


いじめは止まず、俺は泣くことも笑うことも忘れたかのよになっていた。

「今日は、・・・生が・・・来たぞ。みん・・・してやってくれ。」

俺は耳を傾けず流すように、話を聞いていた。

「こん・・・から来た・・・です。よろ・・・します。」

「うーん、そしたら日野の隣な~」

ここだけはっきりと聞こえた。

「分かりました。」

話は聞いていなかったが、誰かが俺の隣になることは分かった。

「こんにちは初君!私は、神崎 茉菜、よろしくね!」

神崎かんざき 茉菜まな」気いた奴もいるかもしれないが、俺がもともと説明したかった、「あの子」というのが彼女なのだ。

「あ、はい。よろしく。」

「あ、うん」

神崎のテンションが下がるのを、謀ったのかのようにすかさず話しかけた。

「そいつ、人殺しだからちょっとおかしいのよ。」

「人殺し?」

「そう、三年前に崖から人を落として、殺したのよ。」

(殺人事件の犯人をな!)

「へ~、人殺し」

(う~わ~、隣までもがめんどくさく・・・?)

隣を見ると、神崎が少し考え込んでいるように見えた。そして、神崎が小さくつぶやいた。


「お父さんなら・・・知ってるかも。」


神崎が小さくつぶやいたその言葉が、何故かひかかった。


楽しめましたでしょうか良かったらアドバイス・リクエストお願いします。

リクエストは誰は付き合ってほしいとかもっと〇〇を増やしてなど頂けると嬉しいです。

また、続編も読んでくださいありがとうございました。


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