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過去の想いを、俺たちの日常を守るために。  作者: 雨宮 奏撫
第二章 俺の、最悪な過去。
5/9

第一話 俺が・・・二人を・・・・守ら・・・なきゃ・・・・・。

誤字、脱字があるかもしれません。

ただそういったものを発見された場合は、温かいコメントお願いします。

体育祭から数日後・・・


「みさ姉ー、愛連れて来たよー」

「雪ちゃんと愛ちゃん、いらっしゃい。」

みさ姉とは、「茅野かやの 未咲みさき」愛より前から一緒にいて幼馴染だが、年上で俺のお姉ちゃん的存在。

俺たちと同じ高校で、成績優秀、運動神経抜群。

学校一の美人で、優しいという学校のアイドル的存在だが。

俺や愛の前では、おちょこちょいなお姉ちゃんなのだ。

ちなみに、みさ姉は一人暮らし。

そして、俺はみさ姉。

愛は、美咲さんと呼んでいる。

なぜ、美咲の家に来たのかというと、体育祭のちょっとした打ち上げとあることの相談をしに来たというわけだ。

「今日は集まってくれてありがとうね、二人とも。それでは、体育祭お疲れの~~~~~かーんぱーい!」

『カンパーイ』

「そういえば、雪ちゃん相談ってなに?」

いい加減その呼び方をやめて欲しいのだが、言ってもやめてくんないんだよなー

「それがだな・・・、あの子が俺の前に現れた。」

『えー!』

「て、あの子ってだれ?」

「え、えー!美咲さん忘れちゃったの~⁉」


突然だが、あの子・・・の説明もかねて、あまり教えたくない俺の昔話をしよう。


今から、十年前。俺と愛が小学1年生で、みさ姉が小学2年生の時。そして、仲間たちに会うなんて考えてもいなかった頃。

その時は、俺たちのお気に入りだった丘に遊びに来ていた。

「愛ちゃん、そこのお花とって。」

「うん!」

「二人とも!そんな花つんでどうすんだよ。」

「え?、欲しくないの?雪。」

「ほ、欲しい」

この時はまだ純粋だった。

「かわいいな~、雪ちゃんは。」

「う、うるせ~!」

そんな会話をしていたら。

「こっちに来い!」

と、低い男性の声が聞こえた。

その瞬間、俺の前から愛とみさ姉が急に消えた。

「こ、こいつらがどうなってもいいのか!」

最近、この町で騒がれていた殺人事件の犯人が、おまわりさんから逃げていたが追い込まれ丘まで来た際に、強引に二人を人質に取ったのだ。

「やめるんだその子たちを放せ!」

おまわりさんは、拳銃を犯人に向けた。


雪の精神は、焦りや恐怖で狂い始めていた。

知らないおじさんが、テレビでしか見た事がない拳銃を2人に向けている。

雪は、恐怖に満ちたふたりの顔を目の前にただ立ち尽くしたまま、身体は動かず声も出なくなっていた。

そんな状況に追い込まれた雪が出した答えは・・・


「俺が・・・二人を・・・・守ら・・・なきゃ・・・・・。」


その答えを実行すため小学生が持っている極わずかな知識を材料に、答えを実行できる方法を編み出す。

そして、雪は幼いころサッカーがとても得意でコントロールもお手の物だったことを思い出した。

そうとなれば、雪がしなければならない事は、必然的に見えてくる。

体が言うこと聞かない中、足元に丘へ持ってきていたサッカーボールがあることを確かめる。


「おまわりさん、あいつの手を撃って。」

「き…君……何を!」

雪がサッカーボールの上に足を置いた瞬間。

おまわりさんが、俺の考えを察した。

「だ…ダメだ。そんなこと、させられない」

今の雪が思えば、これがあの時一番の策だったとは思えない。

おまわりさんは止めようとするが、雪は聞く耳を持たなかった。

「いくよ、おまわりさん。3・・・2・・・1・・・今!」

パーン!とても大きな銃声が響いた瞬間、すかさず雪も同時にボールを蹴った。


『バァン!』


「いっけー!!!!!!!!!!」

「うわぁぁぁ〜!!!!!!」

犯人が叫び、手を打たれた痛みでみさ姉たちを放した瞬間、犯人はサッカーボールがぶつかった衝撃で丘から落ちた。

「うわ~~~~~~~!!!!!!」

俺が急いで下を見ると青い海が一部赤色になっていた。

今までに味わったことのない恐怖、不安、焦り。

「あ・・・。・・・ああ。・・・・・・・ああああああああああああああ!」

その後、俺は倒れて意識を失ったらしい・・・。


楽しめましたでしょうか良かったらアドバイス・リクエストお願いします。

リクエストは誰は付き合ってほしいとかもっと〇〇を増やしてなど頂けると嬉しいです。

また、続編も読んでくださいありがとうございました。

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