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ふつかめ 2

ーふらふらと、光に惹かれる羽虫の様に。ー


気付けば露台に立っていた。こちらを値踏みする視線を隠そうともせず、ジロジロと彼女たちはこちらを見ていた。

「なるほど、確かに骨はありそうだ」

「でも一度叩き折ってしまえば、起き上がれないものでしょう?」

「さて、そう簡単に叩き折られてくれるとは思えないけれどね」

挑む様に、あるいはからかう様に、そして面白そうに三者三様の値をつけた。

容姿、雰囲気、共通点は性別しか見当たらなさそうな三人。

それでも何処か似ていると感じるのは、やはり姉妹だからなのかもしれない。

「お呼びですか?お嬢様がた」

「あぁ、そろそろ呼ぼうと思っていたところだ。丁度いい」

男勝りな口調の少女が私を案内してくれた。

露台中央にある卓の一辺に座らされると、正面に座る一際落ち着いた様子の少女と睨み合う形になってしまった。

「…どうして目を逸らすんだい?」

「どうしてって、そんなにまじまじと見られたらドギマギしてしまいます」

「そうかね?…まぁいいか」

ふぅ、とその少女は一息つくと唐突に話し始めた。

「君には私たちの要望を聞いていてもらは無くてはいけない。いいかい?私たちのすることに口出ししないこと。」

「最低限これは守ってね」

「君の仕事を邪魔するつもりはない。だが飼い主は我々だということを忘れるな」

彼女達の言葉を聞くと私はふう、と一つため息をついた。

「それで?楽しい冗談は終わりでしょうか」

ギリリッと音が聞こえてきそうなほど強烈な敵意が三方から向けられたのを感じた。


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