いちにちめ
これは今よりも昔、まだ僅かながら神の存在が信じられていた頃の話。
巨大な大陸にあった小さな国の話。
三月晦日
新しい仕事の初日に私、香那沙は迷っていた。
何にかと言えば玄関に、である。
あまりに屋敷の敷地が広いため、歩けど歩けど入り口に行きあたらない。
その後半周程してやっと入り口を見つけたが、敷地に入れたのは正午過ぎになってしまった。
その後すぐ屋敷の主人に御目通りしたが、なぜか仕事の説明で口ごもり、物凄く申し訳なさそうな顔で「どうか、どうか、頑張ってくれたまえ」と言われた。
三つ子娘の子守ぐらいならそんなにキツくは無いと思うのだけれど…
その後は上司に家令の敬珀さんに屋敷内を案内して貰ったり、制服の受け取りや仕事内容の確認などで慌ただしく終わった。
最後に受け取ったのはこれから私が仕えるお嬢様達についての調書(?)だった。
三つ子について
○歌李
長女。ノンビリ屋。歌舞音曲に秀でる。色白で金髪、灰緑色の目らしい。
○茉姫
次女。豪快な性格。武芸に秀でる。赤髪で金目らしい。
○佐梨
三女。しっかり者。学問に秀でる。そのため社会勉強の一環と称して自分の店を経営。黒髪、青目らしい。
今後自分で追記しろ、とでも言う様な情報量の少なさだった。
そうして迎えた二日目の朝は最悪だった。
頑張って続けます‼何かコメントがある方は良ければ書いて行って下さい。「読んでもらえてるんだー!」って感じで気分が上がるので!まだまだ駆け出しですがどうぞ宜しくです。




