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手紙

ルシアン王へ


例の子供ですが、あなたの読み通り確実な成長を遂げていました。

自分の推測するに、彼が”経路”となるのに値する存在になるには、あとおよそ2〜4年必要だと思われます。


彼は、2人のメイドを連れて旅をしており、この2人もなかなかの強者です。

彼らの話を聞くに、今からあなたの国に向かうところだと思われます。

今は妙な仕掛けはせず、そっとしておきましょう。


私の身元が割れるのは厄介なので、具体的な名前を伏せてお送りします。

私が誰であるかは察していただけると嬉しいです。

無論、文字は別の”モノ”に書かせてあるため、筆跡でばれることもないのでご安心を


嘆きの幻影より

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