旅路[5]
国の門番には難なく通してもらい、ごく普通に国に入ることができた。
「ふわぁ…綺麗な街ですね〜!いい匂いもしてきます!」
リリスは食いしん坊だし、セリーナも、こういう街とかぶらぶらするの好きだったからな。
長旅で疲れただろうし、少しゆっくりしてくか。
「2人とも、宿を取ったら、お店とかみて回ってて大丈夫ですよ。僕は、魔石を売っときますんで。」
「「やった〜!」」
宿を取ったのち、2人にお小遣いを渡して、俺は今後の旅の計画とかの諸々を立てとくことにした。
あと、ポーションとかがあるのかも気になるな。
前俺たちがいたところにはポーション系統は売ってなかったからな。
やっぱり、本も欲しいな。
母が召喚術系に手を全くつけてなかったこともあり、召喚術はさっぱりだ。
かっこいい獣とか出してみたいな。
そんなこんなで、俺は俺でゆっくりと街をぶらぶらすることにした。
調べたところ、ポーションの効果は、名前で大体わかった。
例えば、魔力のポーション。
こいつは飲んだら魔力が回復する。俺たちが狩ってた魔石が原料になってるらしい。
それに加えて、ポーションの効果度も名前でわかる。
通常→レア→ハイ→ハイパー→ウルトラ
〇〇のハイポーション。とか、そんな感じに呼ぶ。
もちろん、レア度が高いほど値段も高くなってくる。
試しに通常ポーションを買って飲んでみたところ、あんまり効果がなかった。
買うなら、レアポーション以上だな。
俺は役に立ちそうなポーションをいくつか買って帰った。




