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これまでの登場人物と用語集


読んだ方がわかりやすいと思うけど長いしほぼ自分用資料なので、無理して読まなくて大丈夫です。

【登場人物】


 ヒューバート・ルオートニス

『救国聖女は浮気王子に捨てられる〜私を拾ったのは呪われてデュラハンになっていた魔王様でした〜』の悪役王子。

 石晶巨兵(クォーツドール)を開発し、ギア・フィーネ四号機イノセント・ゼロの登録者となって無事に悪役王子の破滅を回避。しかし世界と心中する運命は残っているため、回避すべく終末世界を救う決意をして神格化した。

 一人称は「俺」

 涅色(くりいろ)髪(長髪で右側にひとまとめにして垂らしている)、赤目。

 母はヒュリー

 父はディルレッド


 レナ・ヘムズリー

『救国聖女は浮気王子に捨てられる〜私を拾ったのは呪われてデュラハンになっていた魔王様でした〜』の主人公でヒューバートの婚約者。

 ヒューバートが前世で読んだ物語とは打って変わり、溺愛してくる“こちら”のヒューバートの信頼に応えようと急成長し、『王家の聖女』『ギア・フィーネの歌い手』に認定される。

 一人称は「わたし」

 白菫色の髪、薄花色の瞳。


 ランディ・アダムス

 侯爵家、宰相の息子。ヒューバート信者と化している有能な側近。

 ルレーン国のシャルロット王女に一目惚れして求婚。

 薄葉甲兵装(ウスハコウヘイソウ)刃乱繚乱(はみだれりょうらん)』の使用者になる。

 一人称は「自分」「俺」

 父は宰相、ルディエル・アダムス(婿)

 母はエミリア(側室メリリアの姉)


 ジェラルド・ミラー

 ミラー子爵家の嫡男。

 ヒューバートの乳母兄弟で従者。パティの弟。

 なんでも人並み以上にできてしまう天才肌。特に魔力量が人並み外れており、こと魔法に関しては怪物級。

 性格はゆるい。

 ギア・フィーネ三号機登録者となり、ルレーン国ザドクリフ家直系のミレルダと婚約者になる。

 一人称は「ぼく」

 青髪、緑目。


 パティ・ミラー

 ヒューバートが破滅回避のためにレナ付きの侍女兼護衛にするジェラルドの姉。

 母と弟の結晶化病を治してもらったことでレナとレナに引き合わせてくれたヒューバートに忠誠を誓う。

 母親はアラザ

 一人称は「あたし」

 青髪緑目。


 アグリット・リーンズ

 研究塔二階で出会った植物研究者の男性。

 当時は学生だったが、ヒューバートと懇意にしたことで正式に王宮植物研究員の地位を得た。

 魔樹を始め、様々な植物を研究し育てている。

 穏やかな性格だが、植物の着ぐるみを通してしか会話ができない。

 一人称は「わたくしめ」

 紫紺髪片方目隠れ、紫目。


 レオナルド・ルオートニス

 ヒューバートの異母弟。側室メリリアの息子。

 ヒューバートが13歳の誕生日の時、大好きだった侍女マリヤが辞めたことをきっかけに母親から離反。

 兄を尊敬し、聖殿長を頑張っている。

 憧れのマリヤとはしっかり婚約した。

 最近ブラコンとして定評を得た。

 赤みのある金髪と紫目。

 一人称は「僕」


 トニス

 結晶化した大地(クリステルエリア)に浮かぶ村『死者の村』育ちの男性。

 デュラハン製の魔道具『晶魔獣使役の首輪』を用いて村の外へ出稼ぎに出かける元凄腕の暗殺者『羊の返り血』という経歴を持つ、見た目とは裏腹に人類では最強クラスに強い人。

 デュラハンが『ディアス・ロス』という医神としてルオートニス守護神に認定されてからはヒューバートの影として同行する。

 茶髪茶目のくたびれた中年。

 一人称は「オレ」


 ナルミ 《鳴海紫蘭》

 ルオートニス王国、研究塔の地下に潜んでいた不死者。

 現代の情報収集のためにヒューマノイドの体に人格データをインストールして復活した。

 千年前は大和(タイワ)の軍事所属の政治家を相手にするエリート軍人であり、シズフの兄イクフの婚約者であった。

 その手腕はえげつないレベルで、為政者としてのヒューバートの師。

 ちなみに守護神入りは「あんな奴らと同列に扱われたくない」と断固拒否している。

 人格データの混在で一人称と口調が不安定。

 黒髪紫目。




 〔ルオートニスの守護神〕


 ディアス・ロス(デュラハン)

 ギア・フィーネ一号機サルヴェイションの登録者(パイロット)にしてハイクラスの魔法師。

「人を救うこと」を信条としており、誰に対しても分け隔てなく接する。

 千年生きたことで“人間の枠”を超えて神格化し、ヒューバートと志を同じくする者として、ルオートニスの守護神の一人、『医神』となる。

『救国聖女は浮気王子に捨てられる〜私を拾ったのは呪われてデュラハンになっていた魔王様でした〜』でレナを救い、結ばれる運命の相手は彼らしいがどう見てもそのルートは潰えてる。

 戦闘能力や操縦技術は他の二人より劣るように見えるが、知識や勉学の吸収力と発想力は人外組が引くほど天才。

 鷲色の髪、青目

 一人称は「俺」


 ラウト・セレンテージ

 ギア・フィーネ五号機ブレイクナイトゼロの登録者(パイロット)であり、神格化した人類の上位存在。

 非常に苛烈な性格で、憎悪を糧に結晶病の権能を持ち世界を現在の終末の姿に追い込んだ。

 宿敵であり因縁の四号機登録者の思いをも継いだヒューバートを認めてルオートニスの守護神『戦神』となる。

 見た目は金髪碧眼の中性的な美青年。

 一人称は「俺」


 シズフ・エフォロン

 ハニュレオ王国結晶大陸(クリステル・アース)で救助された千年前の人類。

 ギア・フィーネ二号機、『ディプライヴ・コメット』の登録者(パイロット)

 強化ノーティスという強化人間で、身体強化魔法を使わずとも素手で大型晶魔獣を倒せる上、魔法陣を見れば即座に完コピするなど、戦闘センスの怪物。

 結晶化津波を鎮圧する際にギア5に到達して神格化した。

 現在はルオートニス王国守護神の一柱『武神』として祀られている。

 性格は非常にニュートラルで天然。

 圧倒的な弟属性と人外垂らしぶりを発揮してナルミとデュレオを振り回している。

 一人称は「俺」

 白金髪、青目。


 デュレオ・ビドロ

 ハニュレオ王国に巣食っていた不老不死者。

 人の血——主に心臓の血を好む、自律起動超速再生被験体D型ヒューマノイドプロトタイプ。

 資金集めのために歌手として運用されていた千年前の“遺物”でもあり、ギア・フィーネブースター“歌い手”の一人。

 ハニュレオ編でヒューバートとシズフに言いくるめられ、ルオートニス守護神の一柱『美と芸術の神(時々破滅の邪神)』に認定される。

 性格は明るい邪悪。

 一人称は「俺」

 黒髪黒目(擬態能力あり)




 〔ハニュレオ〕


 マロヌ・ハニュレオ

 ハニュレオの王太子。

 兄の憎しみに怯え、王太子と聖女のプレッシャーで聖女の力を失う。

 失う直前、父に連れられた結晶化した大地(クリステルエリア)の境で発見した水晶体から男、オズ(デュレオ)を生涯の伴侶として定める。

 一人称は「わたくし」


 エドワード・ハニュレオ

 ハニュレオの第一王子。

 妾の子で、城の鼻つまみ者であった。

 ヒューバートがハニュレオを救ったことで完全に父親から見放され、隷属化の魔法を使われラウトにしごき倒され別人のように真面目になっている。

 一人称は「おれ」


 スヴィア

 ハニュレオの聖女。

 気が強く男勝り。

 エドワードとの離別後、マロヌの姉代わりとしつつ聖女としてより自身を磨き続ける真面目で度胸がある。

 密かに憧れを抱いていたヒューバートへの想いが恋心に変化しており、悶絶がすごくて少し可哀想。

 一人称は「ワタシ」




 〔ルレーン国〕


 シャルロット・ユン・ルレーン

 アベルトとリリファの子孫。

 ルレーン国の血を引く末裔の美貌の聖姫。

 性格は聖女然としており、やる時はやる女。

 ランディに一目惚れされ、一目惚れしてしまって初恋にオロオロしてる。

 オレンジ髪、青目。一人称は「わたくし」


 ミレルダ・ザドクリフ

 アレンとリィナの子孫。

 シャルロットの幼馴染で護衛。

 実家の都合で三号機の登録者となったジェラルドと婚約する。

 竹を割ったようなさっぱりした性格だが、やや天然。

 ピンク髪、赤目。一人称は「ボク」


 ファントム

 千年前ギア・フィーネシリーズ三号機アヴァリスの登録者『ザード・コアブロシア』であり『ジークフリート』だった擬似人格を宿したヒューマノイド。

 天上天下唯我独尊を地でゆく鬼畜。

 ヒューマノイドであるためギア・フィーネに乗ることは叶わず、自分の後継を自分で選ぶために復活。

 ジェラルドを後継に指名して、ルオートニスに技術顧問と操縦士指導者として身を寄せることとなったルレーン国の国守。

 一人称は「俺」

 瑠璃紺の髪を一つに結ってマントの下にしまっている。

 ゴーグルで瞳の色は不明。



〔宇宙軍〕


 ルーファス・カナタ

 宇宙連邦バベル大和(タイワ)国出身。

 ギア・マレディツィオーネ四号機のパイロット。

 宇宙連合軍地上制圧作戦部隊『ストーリー』のリーダー。

 最初の妻が出産と同時に死亡しており、残された娘のためならなんでもやろうとしている。

 ヒューバートとは性格の相性が悪い。


 クロン・メッシュ

 宇宙連邦火星エリアハヴィア出身。

 ギア・マレディツィオーネ一号機パイロット。

 冷静で礼儀正しく、ルーファスの副官を務める。

 トリアの兄。

 セドルコ帝国潜入時はセラフィ第一皇女を担当していたが、本人の希望で宇宙の要人との仲人を行い担当を離れている。


 トリア・メッシュ

 宇宙連邦火星エリアハヴィア出身。

 ギア・マレディツィオーネ五号機のパイロット。

 兄に負けず劣らずの実力を持つ自信家。それをおくびにも出さず、周りを見下していたがラウトと戦い、プライドを砕かれた挙句PTSDで戦線を離脱する。

 現在も治療中。


 ソラウ・クレリット(15歳)

 宇宙連邦バベルのアルージャ国出身。

 ギア・マレディツィオーネ三号機パイロット。

 ぶりっ子が得意な腹黒少女。

 愛らしい容姿を活かしてかつてセドルコ帝国第三皇子エドリッグを籠絡しようとしたが「頭の悪そうな女」等男尊女卑思想の強いエドリッグに内心ブチギレて破滅させようと決めた。

 衛星兵器落下を知りながら、見殺しにしている。


 アイラン・ムーン(17歳)

 宇宙連邦月エリア、ユーラン国出身。

 ギア・マレディツィオーネ二号機パイロット。

 中性的な容姿。

 かつてセドルコ帝国第一皇子ステゴリーにつき、彼を破滅させる任務につく。が、勝手に自滅しそうなので全肯定していた。

 衛星兵器落下を知りながらおだてて帝都に置き去りにして見殺しにした。



 〔永遠に祝福された地球(ブレス・トワ・アース)


 クレア・ビドロ

 デュレオの弟。

 自律起動超速再生被験体D型ヒューマノイドパーフェクトタイプ。完成品である。

 人食を必要とせず、赤ん坊から老人までの人生を歩み、また赤子からやり直せる。

 男性寄りの無性であることから、女体の不老不死を求めていた御菊名・イヴ・ルナージュの意に沿わず破棄された。

 現在は惑星永遠に祝福された地球(ブレス・トワ・アース)と接続して『エネルギーを生み出す概念』=神の代行を行っている。

 性格はヒューバート並みの平和主義で、デュレオが邪神であれば善神と言える。

 弟属性が強めなため、ある意味長兄のギアンとは意外と相性よくやっているらしい。


 王苑寺ギアン

 だいたいの諸悪の根源。

 希代の天才でありギア・フィーネの創造者。

 不老不死を求めた御菊名・イヴ・ルナージュの最初の“作品”。

 異界の神の残滓を取り込んだため、善悪の区別を持たない。

 ギア・フィーネを造ったのち早々に肉体を捨てて自身をデータ化。

 永遠に祝福された地球(ブレス・トワ・アース)で世界の救済を行う準備に入るなど、本人なりに世界を愛している。





【世界観用語録】


 ・結晶大陸(クリステル・アース)

 文字通り一部の大地が結晶化している大陸。

 結晶化した大地(クリステルエリア)はエリア1〜エリア18までナンバーがつけられており、各国で資源として奪い合いになっている。

 人類は土のあるところに住み、小国を含めると六つほど国がある。

 結晶化した大地(クリステルエリア)には晶魔獣というモンスターに埋め尽くされており、動植物もまた結晶化した大地に長時間いると結晶化してしまう。


 ・晶魔獣(しょうまじゅう)

 結晶化した大地(クリステルエリア)に蔓延る魔物。

 結晶の体を持ち、多種多様な種類があるが、どれも共通して口と耳しかなく、目と鼻が存在しない。

 時折人間の生活圏内に侵入し、人を襲う。

 襲われて怪我をすると結晶病を発症して死ぬため、遭遇したら最後。


 ・結晶病(けっしょうびょう)

 肉体が徐々に結晶化する奇病。

 世界全体がこの病に侵されており、晶魔獣に襲われなくとも突然発症してしまう。

 聖女の治癒魔法で治るが、再発する場合もある。

 明確な治療法も特効薬も未だ開発されておらず、聖女は国に一人か二人と大変少ないため基本的に発症したらよほど運が良くなければ死ぬ病。


 ・結晶魔石(クリステルストーン)

 結晶化した大地(クリステルエリア)から採取できる魔石。

 体内に結晶魔石(クリステルストーン)を持たない人間の魔法を使うための媒体『杖』や『魔道具』の核として使われる。


 ・結晶化した大地(クリステルエリア)

 人間を含めたあらゆる動植物がエリア内に短時間で結晶化してしまう。

 年間数センチずつ拡大しており、人類は聖女を用いてその拡大を難み、生活圏を確保している。

 ラウト神格化後、拡大化は停止したが立ち入れば結晶化するのは変わらず。


 ・聖女

 体内に結晶魔石を持ち生まれてくるレア体質で、結晶化耐性を持つ女性。

 なぜか女性しか結晶化の耐性のある者が生まれてこない。

 体内の魔石の魔力を用いて、国を結晶化から守る結界を張る。

 なお、聖女の体内に宿る結晶魔石(クリステルストーン)は、結晶化した大地(クリステルエリア)や晶魔獣から採取されるものとは別物であることがわかっている。


 ・聖殿

 体内に結晶魔石(クリステルストーン)を持つ少女を集め、聖女として育成する聖女専門育成機関及び施設。

 現在は腐敗した反王家派が淘汰され、次男レオナルドが聖殿長を務め、ルオートニス守護神教を祀る役割も担う。


 ・魔力と魔法

 基本的に誰でも魔力は持っているため、魔法も学べば使える。

 魔法を使うには『杖』が必要。

 体内魔力量は生まれつき多い者以外は地道に伸ばすしかない。


 ・結晶化津波(けっしょうかつなみ)

 晶魔獣の群れが津波のように押し寄せる、いわゆる魔物大量発生(スタンピード)


 ・晶魔獣使役の首輪

 デュラハンが開発した晶魔獣を使役する首輪。

 複数の結晶魔石(クリステルストーン)を命令で縛り、魔樹で加工して作られているこの時代には不釣り合いなほどハイスペックな魔道具。

『死者の村』で晶魔獣を乗り物として使えるように作られた。


 ・歌い手

 ギア・フィーネと登録者の脳波同調率を爆上げするブースターのような存在。

 現在の聖女は歌い手の才能がある者を指すが、歌い手になるかは能力次第。

 なお、現時点で歌い手に該当する力があるのはレナ・ヘムズリー、デュレオ・ビドロ、シャルロット・ユン・ルレーン、ミレルダ・ザドクリフ。


 ・ノーティス

 共和主義連合国軍(ミシア・大和(タイワ)・レネエルなど)の国民の一部がナノマシンを体内に取り込み、闘争本能や暴力性を下げる手術。

 そこから身体強化手術を受けると強化ノーティスと呼ばれる真逆の性質と個々別々の特質を持つ、いわゆる強化人間となる。

 ただし、強化手術の副作用が出やすく危険を伴う。

 二号機の登録者が当時『遺伝性ノーティス』の研究体となっており、母親の性質を受け継ぎつつナルコレプシー(※睡眠障害の一種)と細胞分裂障害を発症していた。


 ・ヒューマノイド

 ナルミが母親の研究を引き継ぎ完成させた可動式人型量子演算処理システム。

 人間の脳を改良、拡張して脳電磁波を用いて複数個体で光速演算を行う人間とAIの上位生命体。

 現在容量の問題で自我を与えておらず、ナルミが内一体に自らの人格データを移植して肉体としても使用している。


 ・ギア

 ギア・フィーネの名の由来となっている特性。

 ギア1、は機体の機能の全向上

 ギア2、出力全向上

 ※ギア1とギア2は不慣れな登録者が行うと脳への負荷が大きく治療が必要となる。

 ギア3、機体全体に光の線が走り、周辺機械類へ影響を及ぼす。主に停止、阻害、故障、異常反応など。

 ギア4、機体の自己再生が可能となる。機体の背後に光の翼のようなマントのようなものが現れ、周辺機械類を完全支配下に置く。この状態を『新生領域』と呼称。

 ギア5、登録者が神格化。人の枠を超えて神となり、ギア・フィーネは神鎧として進化。物理を始めあらゆる力を受けつけなくなり、登録者は神という一種の概念体となる。この状態を『神性領域』と呼称。


 ・永遠に祝福された地球(ブレス・トワ・アース)

 地表結晶大陸(クリステル・アース)の内側、霊魂体(アストラル)世界と惑星中心部の地核。

 神界に該当し、元々“生き物が生きるために必要なエネルギーを生み出す存在”=創世神が棲まう楽園だった。

 創世神の死後、クレアが“エネルギーを生み出す概念”を代行し、管理を王苑寺ギアンが行っている。




【機体/石晶巨兵(クォーツドール)


 ◆光炎(コウエン)

 石晶巨兵(クォーツドール)完成体一号機。

 ヒューバート主体で製造された高純度結晶魔石で動く巨大な魔道具。

 晶霊獣の討伐だけでなく、結晶化耐性を持つため結晶化した大地(クリステルエリア)探索にも使用できるため、世界終末からの脱却の可能性を示す。

 [魔力貯蔵]の魔石で燃費は大幅に改善し、ギギやメメ、ディアスの助言で補助AIを積み操縦性も飛躍的に向上した。


 ◆地尖(チセン)

 石晶巨兵(クォーツドール)完成体二号機。

 ヒューバート主体で製造された高純度結晶魔石で動く巨大な魔道具。

 人型であるコウエンと違い、狼のような四足獣型。

 晶霊獣の討伐だけでなく、結晶化耐性を持つため結晶化した大地(クリステルエリア)探索にも使用できるため、世界終末からの脱却の可能性を示す。

 [魔力貯蔵]の魔石で燃費は大幅に改善し、ギギやメメ、ディアスの助言で補助AIを積み操縦性も飛躍的に向上した。

 さらにファントム参入後、生物学なども取り込んで運動性能も爆発的に向上している。


 ◆一花(イチカ)

 石晶巨兵(クォーツドール)完成体三号機。

 全長190センチの怪しい花のような姿。

 アグリット・リーンズ専用機として、先輩以外は乗らない(着用しない)仕様。


 ◆【影鉄(カゲカネ)

 前後に車輪をつけた石晶巨兵(クォーツドール)完成体四号機。

 いわゆるバイク。

 扱いが難しいがトニスとジェラルドは難なく乗りこなしている。

 小型で燃費がちょっと悪い。

 最近はトニス専用になりつつあるらしい。


 ◆気焔(キエン)

 石晶巨兵(クォーツドール)光炎(コウエン)型量産機。

 ややスリムに簡素化した姿をしており、ミドレ公国の[魔力貯蔵]の魔石で燃費は大幅に改善し、ギギやメメ、ディアスの助言で補助AIを積み操縦性も飛躍的に向上した。

 ミドレ公国との街道整備と、ルオートニスの東部、南部の結晶化した大地(クリステルエリア)治癒に使用されている。



【機体/ギア・フィーネ】


 ◆サルヴェイション

 ギア・フィーネシリーズ一号機。

 千年前の技術ですら再現不可能な技術で造られた巨大ロボット。

 かつては別の名称であったが、現在の登録者(パイロット)ディアス・ロスにサルヴェイション(救済者)の名称を与えられた。

 ちなみに初代登録者は当時6歳の少女で毒を投与され死亡している。

 ルオートニス防衛戦の折、神鎧化も果たしているのだがディアス本人に自覚がない。


 ◆ディプライヴ・コメット

 ギア・フィーネシリーズ二号機。

 千年前、共和主義連合国軍ミシア軍所有となっていたギア・フィーネ。

 世界情勢を幾度となく塗り替えるきっかけとなっており、ラウトの父親の仇でもあり怨敵。

 一撃離脱型の高速機であり、唯一可変機能を有するギア・フィーネシリーズの中でも扱いの難しさには定評がある。

 登録者はミシアの軍人シズフ・エフォロン。神鎧化済み。


 ◆アヴァリス

 ギア・フィーネシリーズ三号機。

 千年前のフリーメカニック『ジークフリート』の母艦『エアーフリート』に隠されている、狙撃特化型の機体。

 かつての登録者ザード・コアブロシアにより弱点を補い、得意部分を強化する目的で作られた三つのセクション——換装機能を有し、複数の武器・銃火器ユニットを使いこなしあらゆる戦場で優位に立ってきた。

 そのあまりの圧倒的な能力性は当時であっても「悪魔」「化物」と評される。

 要するにこいつだけ追加装備を充実させてずるいという話。

 聖域ルレーン国に国の守りとして安置されていたが、ファントムによりジェラルドが見出され登録者となる。

 ジェラルドはギア3。


 ◆イノセント・ゼロ

 ギア・フィーネシリーズ四号機。

 ルオートニス王国を襲撃したラウトと五号機に対抗するべく突如姿を表し、ヒューバートを登録者として迎えた。

 スピード重視の近接格闘型。

 終末を救う決意をしたヒューバートに応えるようにギア5に到達し、神鎧化を果たした。


 ◆ブレイクナイトゼロ

 ギア・フィーネシリーズ五号機。

 ミドレ公国に守護神の御神体として祀られていたが、神格化した登録者が戻ったことにより神鎧として覚醒。

 重装備で防御力に優れた機体。鈍足(※ギア・フィーネシリーズ内の話であり、千年前当時ではシリーズ外の機体と比べれば比較にならない機動性を誇る)だが、火力は他の追随を許さない。

 登録者はラウト・セレンテージ。



【機体/ルレーン国】


 ◆ギア・イニーツィオ

 ファントムがギア・フィーネを模して作り出されたシリーズ。

 ギア・マレディツィオーネとの違いはギア・フィーネを模したものではあるが、デザイン性と方向性が別物である点。

 一号機はシャルロット・ユン・ルレーン専用機。

 双剣の近接戦闘型。

 二号機はミレルダ・ザドクリフ専用機。

 ライフルなどの銃火器を中心に積んだ中距離・遠距離の支援型。

 三号機はファントム専用機でとりあえず造ったらなんでも積んで使ってみる触るな危険。

 四号機と五号機はシャルロットとミレルダの旦那用なのだが出番は多分ない。



【機体/宇宙軍】


 ◆ギア・マレディツィオーネ

 ギア・フィーネを参考に模して作られたシリーズ。

 完全再現をテーマとしており、装備まで模倣している。

 ギア機能も搭載しているがギア・フィーネのギアには遠く及ばず、リミッターのようなものにとどまってしまった。

 それでも運動性能や機動性はギア・フィーネのギア2に相当する。



【機体/薄葉甲兵装(ウスハコウヘイソウ)


 かつてカネス・ヴィナティキ帝国で大和(タイワ)の薄葉イカル氏を招いて開発された展開型パワードスーツ。

 第二次基帝大戦でスヴィーリオ・イオという鬼才により歴史に名を残すこととなった強兵器。

 扱いが非常に困難で、アスメジスア基国の二足歩行兵器以上に難しく、開発が頓挫して衰退しつつも皇族近衛師団のみに許された、特別な装備として各国に“脅威”を残した。

 実は当時ギア・フィーネに唯一対抗できた兵器である。


 ◆刃乱繚乱(はみだれりょうらん)

 改良された元スヴィーリオ・イオの専用機。

 高速移動で人体が破壊されないようGをほぼゼロにする宇宙で使用する技術を流用しており、このことで『残影』が成立した。

 さらに二足歩行兵器の装甲を貫通する超合金の剣を両腕、両脚に備え、手首を振るとビーム兵器を応用した真空刃が発生する『斬ること』と『貫くこと』に超特化した性能を持っている。

 近接戦闘を前提とした高速機のため扱いは最高難易度で、登録者であればシズフしか使えないが、身体強化魔法でランディが使いこなすことに成功した。お前も怪物か?


 ◆亡霊血雨(ぼうれいけつう)

 ファントムが薄葉甲兵装(ウスハコウヘイソウ)を持っていますがこれは設計データを見て、見様見真似で作ったオリジナル。

刃乱繚乱(はみだれりょうらん)』の映像データしか知らなかったので、見た目自体は似ているがそれプラス自分の得意武器『ライフル』『ランチャー』『マシンガン』『ハンドガン』などの銃器が多く積まれており火力が高い中距離・遠距離支援型となっている。

 名前は血の雨が降るよ、という意味。永遠の厨二かな?




【国】


 ・ルオートニス王国

 大陸中央部に位置する小国。

 ヒューバートたちの住む国。

 帝国と隣接しており、幾度も侵略にさらされた歴史を持つ。

 位置的に千年前『大和(タイワ)』という国があった場所。


 ・セドルコ帝国

 大陸中央部に位置する元大国。

 現在は結晶化進行に伴い、ルオートニスとほぼ変わらない国土面積となっている。

 他の国々を吸収し、支配してきたがその国々も結晶化に呑まれ、事実上帝国たる所以は崩壊している。


 ・ミドレ公国

  ルオートニス王国の西にある国家。

 元々はルオートニス王国の王弟が、西方諸国への緩衝地帯として興した国。

 現在は王都のみとなっている。


 ・コルテレ

 西方諸国の国の一つ。

 ソーフトレスと隣接する民主主義国。

 現在ソーフトレスと戦争中。


 ・ソーフトレス

 西方諸国の国の一つ。

 大きく小さくもなく、穏やかな気候と温和な国民性の民主主義国。

 現在コルテレと戦争中。


 ・ハニュレオ

 大陸北西部に位置する国。

 かつてカネス・ヴィナティキ帝国のあった土地にある国で、ヒューバートたちが来訪してよりルオートニスの友好国となる。なんならヒューバートとルオートニス守護神教を崇拝するようになった。




【千年前の亡国】


 ・大和(タイワ)

 千年前、ルオートニス王国がある土地にあった国の名前。

 日本によく似た文化文明を持ち、言語も日本語に近い。

 技術大国であったらしく、研究塔やギギはその名残りである。

 ギア・フィーネを創造した王苑寺ギアンやナルミはこの国の出身。


 ・ミシア

 千年前に存在した、海を挟んだ大和(タイワ)の隣国。

 産業が盛んだったが利己主義の国民性で、隣国の大和(タイワ)、レネエルを巻き込み共和主義連合国軍を設立。

 ギア・フィーネ二号機の登録者に自国の軍人が選ばれたことで、アスメジスア基国とカネス・ヴィナティキ帝国に対して強気に出るようになったため世界大戦に発展した。


 ・レネエル

 千年前に存在したミシアと陸続きの隣国。

 温暖な気候と広く豊かな土地で穏やかな国民性の国。

 大和(タイワ)に食糧供給しながら技術提供を受けていた。

 周りが怖い国ばっかりでとても不憫。

 四号機の登録者はこの国の出身。


 ・アスメジスア基国(きこく)

 七つの軍事主要都市からなる軍事大国。

 当時は世界を二分するほどの大国で、カネス・ヴィナティキ帝国と冷戦状態から、ミシアがギア・フィーネを手に入れたことで調子こいて喧嘩を売り、世界大戦に発展した。

 王政(選挙君主制)。

 なお、ラウトとディアス、一号機の初代・二代目、三号機の登録者はこの国の出身。一番登録者を輩出している。

 ラウトは第二軍事主要都市メイゼア出身メイゼア所属。

 ディアスは第五軍事主要都市アトバテントス出身、第四軍事主要都市ベイギルート所属だった。

 ついでにラウトは市民、ディアスは君主選挙に参加権のある大貴族。


 ・カネス・ヴィナティキ帝国

 現在のハニュレオがある場所からさらに広範囲の大陸を支配していた超大国。

 アスメジスア基国と長年冷戦状態だった。

 独自技術の人装兵器を有しており、同じ技術特化の国である大和(タイワ)とは割と仲が良かったらしくミシアが調子こいて大和(タイワ)を取り込んだことに真っ先にブチ切れて侵攻開始したのはこっち。

 ちなみに世界を混乱に陥れたAI『クイーン』を開発した研究者がいたのはこの国。


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