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なかよしがくるしかった  作者: やゐゆゑよ
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だれか助けて

「ミオちゃん、授業中は描いてないよ」

「授業に使わないものって言っても、ノートも持ってきちゃいけないの」

「ミオちゃん、絵のこと別に自慢してない」

「あれがミオちゃんの話し方で別に変じゃない」

「気取ってるわけじゃない。ああいう話し方なんだよ」

 ミヅキが反論したところで何も止まらなかった。

「吉沢さんのこと言ってるわけじゃないよ」

 ミズキが直接文句を言ったクラスメートはそう言ってくすくす笑った。


 でもこんなの変だと思った。

 それでもクラスの女子はほとんどがそんな風になっていった。

 余りの頻度に相手の言葉を否定することが怖くなってきた。

 目の前でくすくすとされるだけで怖いを感じるようになった。


 ミオがこんな悪口を聞いてしまったらどうしよう、ミヅキは焦った。


 ミヅキはなんとなくヨウコが学校に絵を持ってきた時からクラスの女子達がミオに対して冷ややかに距離を取り始めた気がしていた。 

 ヨウコはミオのことをどう思っているのか。ヨウコを頼ってみようと思いついた。それにヨウコはクラスの女子のほとんどと仲良く話ができる。

 ただルミは別の女子達とミオのことをあれこれ言っていたので、ルミがいないときにヨウコに相談してみた。

 「吉沢さんのことかばうのは止めなよ。ミヅキまで何か言われるよ」

 ヨウコは顔をしかめて言った。


 

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