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なかよしがくるしかった  作者: やゐゆゑよ
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新しい友達

 ミヅキは新しい友達に魅了された。

 ミオの家はミズキの家とは逆方向だったので一緒に帰るということはなかった。

 下校はそれまでどおり、ヨウコ達と帰っていた。下校中ずっとミオの話をした。

 ヨウコは黙ってミヅキの話を聞いていた。いつも元気なリアクションで大げさな相槌を打つヨウコが黙って話を聞いているだけなので、ミヅキは自分の表現ではミオのすごさが伝わっていないと感じた。

「ヨウコちゃんも一回見てみなよ。ミオちゃんの絵、ほんっとにすごいからさ!」

と念を押した。ヨウコはそれには答えず、

「ミヅキ、イラストって好きだったっけ?」

と訊き返してきた。

「幼稚園の時とかは普通に描いてたけど。あんまり上手ではなかった。今は図工の時間だけかな。でもミオちゃんの絵は図工とか幼稚園の時とかじゃなくて、もっとプロが描くみたいのなの。そうか、イラストって感じかな。いいな、あんな風に描けたらなあ」

 なおも言い募ると、

「へえ、そんなにすごいの。どんなんだろうね」

 ヨウコがやっと相槌を打った。ヨウコがやっと興味を示したことにミヅキは満足した。

 それまで黙って聞いていたルミが

「今日どこで宿題しようか」

と言い出してミオの話題が終わった。



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