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なかよしがくるしかった  作者: やゐゆゑよ
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班替えがあった

 ミヅキとヨウコは一年の時からの仲良しだ。

 四年生のクラス替えでルミが加わった。いつも三人で遊んでいる。

 一緒に帰ったり、誰かの家に集まって一緒に宿題をしたり。


 五月のゴールデンウィークが終わって、班替えがあった。

 ミヅキはミオと同じ班になった。同じ班になるまで大人しい子だという印象だった。実際に話してみると口数が少ないわけではなかった。しっかりした受け答えをし、大人びたものの言い方をした。とても同じ年齢とは思えなかった。

 絵が抜群に上手だった。休憩時間は持ってきている自由帳に絵を描いていた。目を奪われたミヅキが横にくっついて

「描くの、見てていい?」

と訊くと

「構わないよ」

と言って見せてくれた。

「何かアニメのキャラクターとか描ける?」

とリクエストすると、少し考えて流行りのアニメキャラクターを描いてくれた。

 それからというものミヅキは休み時間中はずっとミオの描く絵に熱中し、班ごとに食べる給食時間はミオの大人びた物言いに耳を傾けることになった。


 


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