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4:いざ最初の街へ

前回のあらーすじ


主人公がショートアルビノ首輪ワンピースになりました


ーいざ最初の街へー




「では『帯雷のチョーカー』の説明の続きをしましょう」


「あれ、まだあるの?」


「えぇ、先程は説明途中に遮られてしまいましたから。ね、コハク」


首輪もといチョーカーの位置をいい感じに微調整しながら聞いてみると私を見るアイリス様の目がスっと細くなった。

心当たりがありまくる私はサッと顔を逸らした。


「コハク、どうかしましたか?」


「イイエ、ナンデモナイデス」


「そうですか、では説明を再開しますね」


ほんとにナンデモナイデスヨー




「では先程も言いましたが、『帯雷のチョーカー』には基本能力として雷属性ダメージを30%カットするという能力があります」


「うん」


「そして更にもう1つ、雷属性ダメージを受けた時、コハクの着けている首…、チョーカーに仕込まれた5つの雷属性の魔石に力を蓄える事が出来る能力があります」


「今首輪って言いかけなかった!?」


「雷属性ダメージ1回につき魔石1つ、最大5つまで力を蓄える事ができ、その力を解放する事で自身の雷属性攻撃の威力の強化と周囲への放電攻撃のどちらかを行う事が出来ます」


「スルーされた!?」


「そして5つ同時に解放する事でより強い効果を発揮する事が出来ます。以上が『帯雷のチョーカー』の説明となります、何か質問はありますか?」


「じゃあ、属性強化の強化倍率と放電の威力ってどのくらいあるの?あとさっき絶対首輪って言いかけたよね…?」


「まず属性強化ですが、魔石1つにつき『10%』、2つ使えば20、3つで30と、最大50%まで強化する事が出来ますが、あくまで強化されるのは雷属性攻撃の威力のみなので麻痺などの追加効果が強化される事はありません。


次に放電ですが、こちらは魔石1つにつき『200+現在のLv数値分』の雷属性固定ダメージを自身を中心に半径2.5mの範囲に放ちます。

こちらもまた魔石を複数使用する事で威力と範囲を強化出来ますが味方にも当たってしまうので使用する際はその点に注意してください。


そして最後に、首輪ではなくチョーカーです。間違えないように」


「アッハイ」



アイリス様による『帯雷のチョーカー』の説明も終わり、結局首輪うんぬんについて誤魔化された後、システムメッセージで武器・防具のチュートリアルが終了しましたというメッセージが流れた。


そしてここでのチュートリアルは全て終了し、後は最初の街に転移してから続きをやるらしい。

つまりここでアイリス様とはお別れになるという事だ。


(少し寂しい感じだけど行かないと進まないし、まぁ多分頑張ればまた会えるでしょ!)




その後、アイリス様に行かないといけない事を伝えると餞別として『アイリス・フェル・マギアの餞別』というアイテム名の小袋を貰った。

名前そのまんまだなって思った。



「それじゃあアイリス様、行ってきます!」


「えぇ、短い間でしたがとても楽しい時間を過ごす事が出来ました、ありがとうコハク」


「こちらこそだよアイリス様!まぁ、改造されたり首輪はすごいびっくりしたけど」


「それはチョーカーです」


「アッハイ」


「さて、こうして話をしてばかりではいつまでたっても進みませんよ?」


「あ、そうだ、アイリス様また会える?」


「もちろんです、コハクと次に会える時を楽しみにしていますから早く会いに来てくださいね?」


「うん!楽しみしてて! それじゃあ今度こそ行ってきます!『世界を繋ぐ手鏡よ、示す導に従いて、我が身を映せ』!!」


私はアイリス様から餞別として貰った小袋の中から『小転移の手鏡』と最初の街が登録された『転移マーカー』を取り出して転移の呪文を唱えた。



ー〖交易の街グリント〗へ転移しますか?ー

ーYes/Noー


(もちろんYes!)


そして表示されたシステムメッセージのYesをタップして私は最初の街へと転移したのだった。




ここまで読んでいただきありがとうございました!

( ˙꒳˙ᐢ )ウィッ


次話から街です。

ちなみに最初の街の名前は

最初の街→マサラタウン→真っ白→ホワイトグリント→グリント

という連想ゲームが脳内で行われた結果です。

VOB起動!!

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