表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Geist Ego Alice(仮)  作者: 曜北アルシェン
それぞれの出会い
5/12

1話トレジャーハンター帽子屋と会うsideトレジャーハンター

やっと本編に入れる(道中編スタートです!)

馬車乗る時の流れが強引な気がする。

「さて君の名前を教えてくれるかな?」


...………答えないのか?それとも、答えられないのか?


「僕に名前はない。」


いきなり返したからビックリしたぞ。まったく

しかし名前が無いとはどういうことだ?


「何を言っている?人には必ず名前があるだろう?」


「僕には名前なんてものはない。名前ができる前に母と父は死んだ。」


なんとそこまで貧しかったのかあの村は。


「名ずけ親すらもいないというのか?」


「僕の村はごみの掃き溜めのようなところだ。親が名付ける前に死ぬなんて当たり前だ。親戚も自分が生きていくので精一杯なのさ。」


ゴミの掃き溜め...かこんな子供にそこまで言わせるほどの村だとはまったく、酷いものだ。


「そうか...私はアズエルだ」


「よろしくアズエルさん」


まだ歳が10~12歳程度(見かけ)なのに村を離れ旅をする...か無慈悲だなこの世の中も。


〜〜〜


と歩いていると街道が見えた。


「あれに沿って近くの街に行くぞ。」


「分かりました」


~~〜~~~〜~~


うん?後ろから音が聞こえたな。


「後ろからなにか来るぞ警戒しろ」


「耕して。種うえ...僕何も出来ないんだけど?」


はぁ...


「...最悪の場合逃げるからその準備をしろ」


「なるほど」


「来るぞ」


ガラガラガラ


ヒヒーン


「もし、旅のお方、お困りでしょうか?」


「何者だ」


かなり奇抜な帽子と服を着た奇妙な男だ。


「私はしがない帽子屋でございます。よろしければ近くの街までお送りしましょうか?」


「ではなぜこのような辺境の地にいる?」


「私は最近噂の黒い国に行く途中なのです」


ふむ、こいつについて行けば黒い国に行くことが出来そうだ、だが油断は禁物だ。相手がなんの目的で行くのか分からないうちは...な。


「そうか、そこへ何しに行くのだ?」


「それは...珍しい帽子がないか、とね」


嘘だろうな。


「ほんとうか?」


「はぁ、嘘はつけなさそうだ本当はただの好奇心さ糸と黒い雲に囲まれた国、見てみたいじゃないか!」


ガキかっ


「本当なんだな?」


「あぁ今度は本当さ」


「ならいい、私たちを馬車に乗せてくれ」


「いいだろう」


あれ?主導権逆だろ?なんであいつ白状してホントの理由言ったんだ?まぁいいか。


「すまない」


私とアレン(とりあえず名前が無いと不便だから付けた)は馬車へとのったのであった。


コメント等々よろしくお願いします。

読みやすくするため空白を入れました。

馬車(ボロボロの荷台に謎の箱が置いてある感じの馬車です)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ