4話.旧都バルフハイムへside村人,アズエル,フェルビン
同じ物を三人の視点から心を含めてお送りさせていただきます。
お客様を旅のお方に変えました。
僕は貧しい村の少年。
ただただひたすらに、
畑を耕している。
種を植えている。
水を与えている。
そこに奇妙な商人の女が来た。
その女は人が欲しいと言ったそうだ。
村長は「それであればこの男をどうぞ、何にでも使える器用な男だ」と言った。
その女は「ではその者をもらおう」と言って麻袋を村長に投げ渡し、僕は連れていかれることになった。
私はトレジャーハンターだ。
今噂になっている黒い国という場所に行く。
必ず誰も見たことの無い宝があるだろう。
楽しみだ。そして近くに村があった。
私一人では突破出来ないトラップもあるだろう。
せめて1人ぐらいは仲間を見つけたい。
裏切らない者が。
どんなトラップより人間関係こそが本当に怖いのだ。
その村はいかにも貧しく村人は痩せこけていた。
村長らしき人物の家に案内してもらい「奴隷のようななんでも出来る者をくれ。金はいくらでもある。」「でしたらあちらの男をどうぞ、何にでも使える器用な男だ。」
ん?なぜそんなにすんなりと出せる?大事な村人では無いのか?と不安になったが無害そうな者だったので良しとした。
「ではその者をもらおう。」
私は金の入った麻袋を投げ渡した。
(うわっこの村長の顔、 ニヤニヤしてる...)
私はこの奇妙な村から足早にこの村を去った。
私はノールトン村の村長だ。
この村は貧しい。今にも潰えてしまう。
金が欲しい!金!金!金さえあれば!
畑では常にあの男が農作業をしてる。
育たない土地だと言うのにも関わらずだ。
全く気持ち悪い。さっさと出ていってくれないものか。
さてそんなことはいい!それより旅のお方だ!
「村の村長のフェルビンと申します。して何用でしょうか。」
「奴隷のようななんでも出来る者をくれ。金はいくらでもある。」
!!これは良い話だ。あの男もいなくなって金も貰える!
「でしたらあちらの男をどうぞ、何にでも使える器用な男だ。」
「ではその者をもらおう。」
と私に麻袋を投げてきた。それなりの重さだったが私には異常に重く感じた。
しまった!顔がニヤついてしまった。
旅のお方が帰られる。見送らなければ。
「またお立ち寄りください旅のお方。」
へへへっ金だっ!
やっと動機達が終わった!これから本編がんばります。更新速度は少し遅くなりますご了承ください。
フェルビン後々出てきそうwここからは行き当たりばったりでやって行きます。