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久々の投稿です!
本当にすいません……作者ページ詐欺ですね……。これからはもっとペースをあげようと思っているので…!
楽しんでいただけたら幸いです。
……退学。
そう、退学。
入学して、一日目にして、退学の危機。
どうしてこうなった!?!?
私は誰もいない廊下で一人、さっき渡されたテストの解答用紙を握る。
解答用紙には赤で「頑張りましょう」と書いているじゃないか。
うん、バツが多いどころの騒ぎじゃないな、丸を探すのが一苦労なくらいバツしかない。
当たり前か……。
このままじゃ駄目だ……。
何とかしないといけない……。
『ウェルさんは実技はとても良くてきているので、学力を少しでも上げれば退学は免れますよ。でも、次のテストをこのままだと……。ね?』
学園長怖かったな……いや、口角が上がってて顔を見たら笑ってるように見えたよね、目が笑ってなかったけど……。
明言はしていないのが更に怖いし、目が、凄くて……。
私はわかるぞ、あれは本気だ……退学…ああ、退学……。
取り合えず、今同級生のみんなとの開いている差を少しでも詰めるために授業に行かなければ……。
さらに遅れを取ってしまう。
バッチさん、どうか私を集合場所まで案内してください…!
「あ、アイリス!どうだったの!?急に職員室に呼ばれて……!」
「めっ、め、メリィ〜〜〜!!」
「うわっ!?ちょ、急に抱きついてこないで!?!?」
授業が始まってから少し遅れてやってきた私を心配したメリーが優しく問いかけてくる。
たまらなくなった私は勢いよくメリーに抱きついた、のだが力一杯押し返された……。
相変わらず照れ屋だなぁ…(棒)。
授業が始まっているのにも関わらず、こうして戯れることができるのは先生がまだ来ていなかったからだ。
さっきまで学園長と話していたことを考えると、原因は私のような気がしてくるが……先生にも事情があるのだろう。
ああ、きっとそうだ、うん。
集合場所になっていたのは大きな教室で、メリーと私以外の人達はそれぞれ自習の時間となっているようだった。
まあ、先生がいない事をいいことに各自好き勝手やっているが。
おかげで私が入ってきたのを気にしたのはメリーと、さっきまで話していたレオン殿下だけだった。
殿下はさっきの話と続きをしたくて、私が来た瞬間に目があってしまった。
幸い、殿下が居たのは教室の入口と遠く離れていたところで、さらに女の子達に囲まれていたので近づいてくるのに時間がかかってメリーと二人で喋れた訳だが。
「ウェル!先生に呼ばれていたけどどうしたの?」
ああ、もう来てしまったか……。
もう少しゆっくりで良かったですよ、後ろの女の子達怖いし。
「特に何もありませんよ。ただ、テストの事でちょっと話しがあっただけです」
「テスト?」
うぅ、そんな不思議そうに言わないででほしい……!
私も行くまではそうだったけれども!
めっちゃ言いづらいじゃん!!
「そうです。何というか……はい、えっと……。」
「……すいません、メリー借ります」
一回逃げよう。
そう、私だけじゃ言っていいのか悪いのか判断がつかないし、まだ混乱してるし…!
困ったときのメリーさんだよ!
殿下の返事を聞かずに教室の隅まで移動する。
メリーは私の奇行になれているからなのか、特に動揺している様子はなくいたって冷静に「どうしたの?」と聞いてくる。
そっと深呼吸する。
さすがに幼なじみといってもさっきの出来事を話すのは勇気がいる。
「あのね、メリー。実はねさっき……」
◇◆◇◆◇◆◇
「…………は?」
メリーの目が驚きから大きく開かれる。
それもそうだ、だって退学だよ、退学。
まさか入学してすぐ退学の話が出るなんて誰が予想できたというのだろう。
固まって動かないメリーに私はさらに話を続ける。
「だからね、メリーに勉強を教えてもらいたいんだけど……いいかな?」
「え、ちょっとまって……村を出る前も教えてたよね?その時は特に悪いとか、そんなのなかったのに……」
そう、それなのだ。私もここまで駄目だとは思ってなかった。
だってメリーがずっと付きっきりで教えてくれてたのだから。
なのに4点だ。
「ねえ、アイリス。ちょっと解答用紙みせて」
メリーの目は死んでいた。
……ごめん。
原因は私以外いないよね……。
申し訳なくなりながら大人しく解答用紙を渡す。
渡されたメリーは解答用紙を見つめて、それからちょっと眉をしかませた。
「……これ、本当にアイリスの解答用紙?」
「………………えっ……??」
どういうこと……??




