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伊達に法の番人として神罰を下してないぜ

中央の都市へと向かう馬車の中であることを考えていた。

璃遊は、この世界に来てからのことを整理していた。


“異世界でのこれからの情報整理をどう活かすか”


“異世界で法的な国家が作り出すことができるのか”


まずは、情報を優先に集めるのも一つの手だと思っているのだがそう簡単にはいかないだろう。

何故なら、獄都を主に行動をするにしても世界的に動かさなければいけないのが事実だからだ。

数多くの都が存在しているのに法律国家を持っているのは、王都か聖都の二つしかないらしい。

つまり、絶対主義の国家、絶対制度の国家の二つだけでは、絶対法律の要ともいえるもう一つの絶対三法の欠けている一つが存在している。

それが、現実の世界にある、“絶対法案の国家”ともいえる法治が国を支えているのだ。


「現代法律の適正がこの異世界に通じるのか、不安。」


ギルドのある場所まで時間があるらしく、その間にある程度の法律知識を整理してみることにした。

中世の法律が適用されているのであれば、自らで考えている分にはまだその時代の法制が中途半端で両極端な考えを改めることはないのかなと思ってしまっている璃遊。

世の中の不条理ともいえる法に改める理性があるのだろうかと、考えてしまっているのもある。


現実の世界にある法律には、テレビで見ていたからある程度の子供にでもわかる教育番組であったことを思い出す璃遊なのだが、本来は子供の教育番組としては七歳の子供が見る番組ではないだろう。

法律の知識もあるが、両親の中でも父親の血を大きく受け継いでいるのもあるので法の大事さを知っていたのだ。

検察官僚と言うが理解しにくいだろうが、住んでいた国の方の番人とも言う職に就いてたのが父である。

その父からの教えで法の秩序を獄都から広がらせて大丈夫なのだろうかと頭を抱えてしまう。


そこで、二つ目に出た“法的な国家が作り出すことができるのか”の問題点。


「安易にギルドにこのことを申請したら、何を言われるか…本当に、不安。」


簡単にはいかないだろうと思っているのは、この獄都の治安と環境化なのだ。

本来は、混沌勢力とでも言うのだろうか。

人ならざる存在が至る所でチラホラと見えている。


「ゾンビ、アンデッド冒険者、そして、魔獣にデーモン種、さらに言うと…インプは、まずいよね。」


インプ。

それは、悪魔の精霊とも云う存在が今、目の前でちょこんと座ってこちらを眺めているのだ。

馬車の中で璃遊の監視をしているだろうか、行動を見張っているのだろうか。

女の子みたいな身なりでいるのだけど、顔はいたって少女みたいに可愛い。

それは、良いのだけど。良いのだけど!!

身体が、問題なのである。


「ね、ねぇ?その…身体と顔の比率…お、おかしく…ないかな?」


本当にある意味では、怖いほど見られないくらいにホラーな現象が見えているのだ。

なぜ、なのだろう。


「どうしたの?おねえさん?わたしのからだとかおのどこがおかしいの?」


平がなな話し方をする少女みたいなインプちゃん。

本当にどう表現したらいいのだろうか。

等身大は、顔を標準値で測るとするのだが。

顔が一の単位として数えると…顔を含めて、四頭身。

まるで、自分の身体を縮図したような体系をしているのだ。

そして、見た目に騙されてはいけないと言い聞かせるかのようにこのインプちゃん。


「私より、年上…なのに、私より身長が低いなんて、この世界…本当に異世界なんだなって、実感しちゃうんですが。すっごく、ホラー体験をしているようにしか思えないのですが。ていうか、怖いよ。」


本当に考えがまとまらないんですけどと、頭の中で突っ込みを入れながらもギルドに着くまである程度がまとまってしまったことに驚きが隠せない璃遊であった。

確かに、最善な法律国家をこの獄都で再建するとなるとまずは、混沌の存在を秩序の安寧の概念を話さないとまず、話にならないだろう。


「どうも、いらっしゃいませ。ギルドの受付けは、右奥にありますよ。ごゆっくりしていって下さい。」


いきなりにギルドに入って出くわしたのが、メイド服を着た淫魔のお姉さんだった。

中々のイケイケなJK感をだしている女性がバイトをしている感じでとっても奇麗で元気な女性スタッフなのだなと思う璃遊であった。


「あ、あの…冒険者として、登録をしたいのですが。良いですか?」


まだ、小学校になりたての少女が冒険者として稼げるのだろうかと疑う程のチビな体系な璃遊を眺める他のギルド内にいる冒険者たちや魔物たちが嘲笑ってしまっている声が聞こえてくる。


「おいおい、何かの冗談か?小さい子が、冒険者だってさ。」


「あぁ、そうだな。ほれほれ嬢ちゃん、ハルボーをやるぞ。食べるかい?」


明らかに子供扱いをし始める人間の姿をしている悪魔の冒険者たちが、からかっている。

璃遊は、そんな誘いに乗るほど馬鹿じゃないと思わせるようにある言葉を受付けのお姉さんに話かけた。


「お姉さん、ごくつぶしにならないためにお仕事を頑張りたいの。だから、冒険者登録をしたいの。」


舐められないように、微かな抵抗心を言葉に乗せたおかげでもあるのか、周囲の輩たちが鎮まる。

さっきまで騒いでいた輩は、冷や汗を垂らしながらも、お酒を飲んだり、食事をしていたりする。

さっきまでの威勢はどうしたんだと言わんばかりのジト目を向けさせて強気に出た璃遊は、ちょっとスッキリしたみたいだった。


「そうね。じゃぁ、こっちで魔法力を測ってみて冒険者登録をしましょうか。」


優しい受付けのお姉さんは、魔法力を測る水晶を璃遊の両手に乗せて魔力の光具合が、ちょっとおかしくなり始めた。


「ねぇねぇ、お姉さん。赤黒くなったり、黒と白い光りがチラチラと見えるけど、これはどうなの?」


「お、お嬢ちゃん…これはね、計測不可って出ているわね。あ、あはははは。」


苦笑いをして壊れたのかなと思ってお姉さんは、その水晶をギルドマスターに見せに行ってしまった。

数分後にして、二階の方から大きな声を上げている女性らしき叫び声が木霊した。

水晶を持って降りてきた女性スタッフとギルドマスターらしき二つ角のある肌が褐色している艶やかさがある女性の二人が階段から降りてきた。


「君ね。名前は、璃遊ちゃんで良いかしら?」


「はい、そうですよ。私に何か良くない結果が出たんですか?」


不安そうに恐る恐るに聞く璃遊は、褐色肌の女性からあることを聞いて自分でも吃驚することになった。

どうやら、自分の魔力量に関してだと、カンストしているのだそうです。

そして、自分の最適な職種が、S級の賢者クラスほどの知識量があるのだそうです。

最後に、アビリティとそのレベルを知らされた時、驚愕よりも至極当然だと周囲が納得したのだ。


「璃遊ちゃんのアビリティステータスは、全部、オールSランク。初期レベルが年齢からスタートするのだけどね?璃遊ちゃんの場合はね、五十レベルなの。転職が出来るレベルになっているから聞くけど、不正なんてやってないわよね?正直に答えてくれたら、お菓子をあげるよ。」


本当に皆が子供扱いしてくるのが、ガチで嫌なんですが。

この自分が勝手に不正どころか、この獄都の親切なキャラの場所に飛ばされてきたこと事態が不正な出来事だったんですがね。


「してない。本当に。」


真面目な生き方をしている璃遊の目には、純粋な輝きを放っているので悪魔たちは、その瞳の中にある真実の眩しさにやられてしまう程にまで威力があったせいか。

納得させてしまった。

そんなことがあって獄都のギルドに厄介になることになりました。

まずは、生活面を稼ぐ仕事を優先にして自身の家を作ることにしたそうだ。


先はまだ長いんだろうなと考える璃遊であった。

あとがきにあまり書くことはありませんが、今回は、少女の苦悩が伺える作品になっています。

もうちょっと、メリハリのある話し方や法廷の知識を垣間見える少女の浅はかな部分が見えてしまっています。

次回の作品は、もう少し思考を変えてみて書いてみようと思います。

それでは、こうご期待を。

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