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仕事内容

ワイの仕事はもっぱら焼き魚を焼くこと

これはワイにしかできないことやからなあ

会社にとってワイという人材は宝物に近いものだとワイは思っている

相棒のかずくんはとび職をやっておるがワイの方が普通に給料いいんだよなあ

建設業の会社に入っているのにとび職をやらされるとか…

ほんまかずくんは情けないやつっすわ




しかしここである出来事が起こってしまった

これはこの先何十年も会社で語られることになるであろう出来事だ

いや何十年は言い過ぎかもしれないが絶対に語り継がれる

というか語られるというのはどういうことだろうか




かずくんの業務内容がちくわを焼くことになってしまったのだ

これには流石のワイも冷や汗

かずくんは冷めた目をしながらこう言った

「並んじゃったねえ~」

ワイの地位と並ばれたのだ

ワイは絶望にうちひしがれた

あんな無能なかずくんに並ばれるとは

しかもちくわを焼く仕事だなんて…

僅差であいつの方が上なのではないか


ワイ負けるのかっ!?




ワイは考えた

超絶最高イケメンのワイが考えた


考えたのだ


ワイとかずくんのイケメン力は互角

ということは業務内容の上下でしか差はつけられない…

ワイは魚を焼くお仕事

かずくんはちくわを焼いちゃうお仕事


あ…

あかんわ…

これ…


ワイ…


負けてるやんけ




そこからのワイは酷かった

ワイの会社での地位はかずくんにとって変わられ

ワイの業務内容はサンダルを地面に埋める仕事になった

かずくんは変わらずちくわを焼いちゃっている

かずくんのあだ名も「ハンガリーマリオネット芭蕉」となり凄まじい仕事ぶりを見せている


一方落ちぶれてしまったワイは「半狂乱の過敏症美しい」となり周りから相手にされなくなった

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