部下から夕食に誘われてしまった…ご!
風が強く吹いてる…窓揺れて怖い
「じゃ、じゃあ成瀬??ボクはシャワー浴びてくるから、適当にくつろいでいてくれよ?ののの、覗いたりしたらダメだからね!」
「いやいや所長、さすがにそんなことしませんって。」
ははは、と乾いた笑いで受け流す成瀬。
(ヤバいそんなこと言われると覗きたくなっちゃうんだけど。むしろ一緒にお風呂入りたいんだけど…いや、そうなったら動機が激しくなりすぎて死ぬな。絶対死ぬ。)
外面はごまかせても、内面そうはいかない。成瀬としてはクールを装いたいのだろうが、これならばいつボロが出てもおかしくない。
(待て待て、落ち着くんだ俺。ここでトチ狂ったら今まで作り上げてきたイメージが崩れる。それだけは避けたい、いや、避けなければいけないんだ!!)
成瀬のイメージがどうなろうが知ったことではないのだが、当の本人からすれば気が気ではないのだろう。
「ならいいけど、30分くらいで上がると思うから。テレビのリモコンはテーブルの上にあるから…あんまり部屋の中見ないでよ?」
そう言い残して、江川がリビングから出ていった。
「……ヤバイな。もう心拍数がヤバイな。俺、何気に女子の家に入るの初めてかもしれない。まあ待て、一回落ち着くんだ俺。しっかり整理整頓するべきだ。…学級目標か!」
1人突っ込みするほど成瀬は追い込まれていた。独り言も止まることを知らない。
ほんの30分前のことだ。事務所に鍵をかけて、あれよあれよという内に成瀬は江川のマンション到着。マンションに近ずくほど鼓動は早まって、目の前にきた時には耳触りなほど心臓が暴れて、でもそんな感傷に浸るというか溺れる暇もなく、江川に背中を押された結果だった。
明日も頑張るぞー




