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大切な人

作者: 狂乱

下手な文章ですが最後まで読んでみてください。

あなたは大切な人がいますか?

私(作者)はいました。それは中学生の時のお話です。

小学生を卒業し中学生になって新しい環境で生活できるとほんとに楽しみでした。男子とは順調に友達ができ楽しい生活が送れてました。しかし相変わらず女の子とは話すことはできませんでした。声をかけようと思ったのですが声をかけようとすると緊張してしまい話せません。そうして過ごしてた学校生活に少しずつ変化がありました。

初めは些細なことでした。

学校に着くのがいつもより早く睡魔に負けないように教室で戦っていると、

「おはよう。今日は早いんだね。」

「お...はよう」

クラスの女の子に話しかけられました。たった一言がうれしかった。これをきっかけに緊張しなくなったのかいろいろな女の子と話すことができました。しかし中学に入り初めて声をかけてくれた女の子が忘れませんでした。出会ったときは言葉には表せないほどの気持ちでこれが「これが好きになる」って事なんだなって思いました。(今思うと完全に一目惚れですね。)

彼女に声をかけようか迷いましたが他の女の子とは普通に話せるのにその子とだけは話すことができませんでした。そしてある日、

「なぁなぁ、うちのこと嫌いなん?」

突然彼女が話しかけてきました。「嫌いなんかじゃないよ!!」とっさに言いました。君のことが「好きだ!!!」と伝えたいが今の自分には伝えることができませんでした。私は君のそばにいることができるだけで十分に幸せでした。君が困っているのなら私が助けます。君が笑顔なら私も笑顔になれます。たった一言が言えない...。「好き」と伝えることができない。でもかならずいつか自分に自信が持てる日がくるならこの気持ちをあなたに伝えたい。いつかきっと...。

しかしその気持ちを伝える事ができませんでした。

朝学校に着いて君を待っていると君は来なかったよね。私は「風邪でも引いたのかなって思っていました。いつも元気な先生が暗い顔をして教室に入り先生の口から衝撃の言葉を聞きました。彼女は、通学途中に交通事故に遭ってしまい亡くなってしまいました。

その日1日のことは覚えていません。私は涙が止まりませんでした。いつもの楽しい日々が突然と消えてしまいました。もう君の笑顔は見えないの?君が困っているのを助けることができないの?君に「好きだ」と伝えることもできないの...。

私は後悔でいっぱいでした。あの時いっておけばよかった。「君のことが好きだ。」といつまでも続くと思っていた毎日が突然失い、不幸のどん底まで落とされました。私は暫くあまり食事も獲らずただ時が過ぎることだけを考えていました。

彼女が亡くなって一ヶ月たったある日わたしのところに手紙がきました。差出人は彼女でした。そこには短い文章でこう書かれてました。

初めて手紙出します。

最近あんまりうちと話してくれないね。うちはもっと話したいよ。もっと話して仲良くなりたい。

嫌われてるかもしれないけどうちはこれからもどんどん話していくから覚悟しといてね。

じゃぁまた学校で...。

嫌いなんかじゃないよ...私が君のことを嫌いになるわけがない。私は君のことが好きだ。好きだ。好きだ。

その場でしゃがみこんでしまい泣き始めました。今更後悔しても遅い、もう彼女はいないのだから...好きだとたった一言が伝えれないだけでこれほど後悔すると思わなかった。だからこれを読んでくれた人も大切な人がいるなら後悔する前に伝えてください。「好きだ」と...。


読んで頂きありがとうございます。

大切な人に「好きだ」と伝えてください。

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