prolog
前回間違えて投稿した気がするけど気にしない。
こっちが本物;
プロローグ
静寂な夜。
一人の男性と時翔ケル魔法使いは死者の眠る墓場に来ていた。
一人の男性は闇色の服で身を包み、大剣を背中に背負っている。
彼の金髪は月の光に反射して、とても綺麗に見えた。
透き通るビー玉のような青緑色の瞳はこの世界ではあまり見ない不思議な色。
それが、彼の存在を強く見せている。
男性はある人物の墓の前に座り込み、これから始まる未来を考えている。
それを、時翔ケル魔法使いはただ見守るようにしか見ていない。
「本が再び開いてしまったようですね。」
一人の男性がそう言って、千年前に死亡した人の墓からネックレスを手に取り呟いた。
墓標に明記されている死者の名前は……―――
「セシル。また、レイスを呼び出すのですね。あちらの世界から。」
「そう…。世界がそれを望んでいるのだから。」
時翔ける魔法使いは男性に頷いた。
そして、蒼い月を見上げながら呟く。
「時の秒針が動き出したみたいだね・・・・・・さて、行こうか。ラストオーダーを完了させよう。」
時翔ケル魔法使いはそのまま消え失せた。
残された男性はネックレスを元に戻し、去った。
「元に戻り、1つになるしかないんだね。」
LastOrderなんてタイトルなんでつけたのだろうか自分。終わらせる気とか無いんだけどw