表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/13

プロローグ

新作です。皆様にお楽しみいただければ幸いです!

「アルバート・グランヴィス殿、私から提案がある」


「は、はい。何でしょうか?」


気品に満ちたとある一室。


僕はベッドに腰掛け、金髪を三つ編みにして青く力強い瞳を持つ彼女は椅子に腰掛けている。


急に真顔でただならぬ雰囲気を発した彼女に、僕は何事かと畏まった。


「私、ソフィア・デュランベルクに婿入りしてくれないか」


「え……? えぇ、婿入り⁉」


僕は目を丸くして驚愕した。


グランヴィス家の『できそこないの落ちこぼれ』と言われ続けていた僕が、カルドミア王国で王族に次ぐ影響力を持つ『デュランベルク公爵家』。


それも『戦公女』の異名を持つ長女に求婚されたのだ。


驚くな、というほうが無理だろう。


困惑していると、彼女はふっと表情を崩した。


「安心してくれ。婿入りといっても契約結婚だ」


「け、契約結婚……?」


僕はきょとんとして首を傾げるが、ソフィアの表情は至って真剣だ。


ちなみに今日の朝、僕は幼少期の頃から決まっていた婚約者の父親から婚約破棄を言い渡された。


そして、弟にその婚約者と後継者の座を奪われ、父上から屋敷を追い出され、辺境での隠居を命じられた挙げ句、道中で暗殺されかけるという人生最悪の一日……のはずだった。


それが何がどうして、デュランベルク公爵家の次期当主として名高い長女に契約結婚を申し入れられているのか。


これは、魔法の名家として名高いグランヴィス家の『できそこないの落ちこぼれ』と蔑まれていた僕が、『戦公女』の異名を持つ『ソフィア・デュランベルク』と世界最強で最高の夫婦になっていく物語だ。






少しでも面白い、続きが読みたいと思って頂けましたら、

差支えなければブックマークや高評価を頂ければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ