10/13
わたしだけがしっていればいい
大好き。
あなたが好き。とっても好き。
その大きな背を這う赤い傷痕も。
それをうっすらと隠す長くて美しい髪も。
ダメよ。それを誰かに晒してはダメ。
誰かに見られてはダメ。
私のモノよ。全部全部全部!
さぁ、今日はどこを飾ろうかしら。赤い印を少しずつ、その白い肌に刻むの。私だけの赤いアートは誰にも見せないし、消えさせやしない。
今日はどうしましょう……薔薇のトゲを使ってもいいかもしれない。
さぁ、私の為に泣いて縋って懇願して。
でも絶対逃がさないわ。
そんなあなたを『私だけが知っていればいい』




