1番危ないの親かもしんない
お待たせしました!
プロットはある程度出来てたんですけど固有名詞が全然思いつかない!
まあ、今回ほとんど出してませんが。
俺は女の子だ。
だから別に虫を見て叫んでもいいじゃないか。
前から大嫌いだったが、もう思う存分に悲鳴をあげてやろうじゃないか。
「イヤァァァァァァ!!」「かわいいいい!!」
「「は?」」
隣からありえない発言が聞こえた。
「なんでそんなに叫ぶのよ!あんなにかわいいのに!」
「どこがかわいいんだよ!キモすぎて死にそうだわ!」
「かわいいの!特にあのあごのうごきとか!」
きしゃきしゃ
「ほら!」
「ほら!じゃねぇぇぇぇ!マジでムリだってァァァァァァ!」
なんなんだこの地獄は!?前にはデカグモ!隣にはヤバい親!
・・・これ詰んでる?あ、クモこっち来た。
「母さん!あれマジ無理だって!......母さん?」
返事がない。
「どうなってんだ...これ...」
クモは相変わらずきしゃきしゃしながらこっちに向かってくる。が、他に動きはない。
風に舞う葉っぱさえも。
動いているのは俺とクモだけ。
「こっちくるな!!」
当然止まらない。
「こないでっ!」
クモに手を伸ばす。すると、
片側の脚が全てちぎれた。
当然、クモはバランスを崩して転倒する。
「え?」
目の前にクモの顔がある。
きしゃー
「イヤァァァァァァァァァ!?」
もういやっ!なんで!?女の子になったから!?
「ってあれ?」
クモが動かない。動けないのか?いや「きしゃきしゃ」はしてるんだけど。
「...これどうしたらいいんだろ」
もうわからない事だらけでおなかいっぱいだ。
ドゴォン!!
クモが爆発の後、炎上。なんだこれ。
「ああ、止まってると思ったら先客か。うちのメンバーじゃないね?」
赤髪の少女が降ってきた。てかあの髪燃えてない?大丈夫?
「おーい、きこえてるかー?」
...女の子っぽい口調にしてみるか
「ああ、うん、大丈夫。全然状況がわからないのだけれど、何か知ってるの?」
「あれ?あんたエージェントじゃないの?じゃあなに?今目覚めた?」
「?」
「ほんとに何も知らないのね...よし!なら明日でいいからウチにきて!そこで説明するわ!はい!連絡先!」
テンション高いなぁ。元気いっぱいだぁ。
「さてと、そろそろ戻りますか!」
そう言って少女が指を弾くと、世界が動き出したのがわかった。
「忘れないできてよね!じゃあ!」
黒髪の少女の背中を見送る。
...あれ?髪色変わってね?
あ、名前聞いてないわ。
「玲音〜あのかわいいのどこいったの〜」
「汚物は消毒、それだけだ」
「...もう口調女の子にしたら?」
「それでいいのか我が母よ」
まあいいや!帰ってファッションショーじゃー!
技名考えるのは放棄するんでよろしくぅ