俺はキミに好きになってもらえるなら! どんな風にでも言うよ!
俺の好きな女の子は、クラスでも人気の女子で。
ライバルが多いから、どうにかこうにかして俺の方に振り向かせたいんだ、、、!
例え、それが卑怯な手でも、、、俺は気にしないよ!
好きになってもらうには、それぐらいしないとね、、、!
俺の名前は 『杉山 汐音』16歳の現役の高校2年生。
彼女の名前は 『高田 ハンナ』彼女も16歳で僕と同じクラスだ!
*
ハンナは、いつも明るくて元気でクラスでも人気モノなんだよ!
男女関係なく、仲良くできる子なんだ、、、!
俺も、そんなハンナを好きになった1人なのかもしれない、、、!!!
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だから、俺は仕掛けてみたんだ、、、!
クラスの男子で、ハンナの事が好きなやつにこんな事を言ってみた、、、!
『なあなあ? 北井って! ハンナの事好きなのか、、、?』
『えぇ!? なんで、そんな事聞くんだよ!』
『ハンナがさ~北井の事を話してたから、、、? 俺も聞いた話だから、、、!
よくは分かんないけどさ~ どうやら? ハンナ、北井の事! 気になって
るとか、、、? そんな話をしていたらしいよ~!』
『それ! 本当の話か、、、!?』
『だから、俺も人から聞いた話だから、よくは分かんないけどな~!』
『ふーん、そっか! 教えてくれてありがとう!』
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俺はいつも、ハンナと一緒にいる仲のいい女子にもこんな事も言った、、、!
『ねえ? 森田さん! 北井が森田さんの事、気になるとか
言ってたけど、、、? まさか!? 告白されてないよね、、、?』
『えぇ!? それ、嘘でしょ、、、?』
『俺もウワサ話を聞いただけだから、よくは分かんないけど、、、。』
『そうなんだ~! 杉山君は、ハンナ狙いなの、、、?』
『あぁ、悪い? 俺はハンナの事だけしか見てないから、、、!』
『・・・ハッキリ、言うんだね!』
『嘘つきたくないからねぇ~! じゃ~』
『うん。』
▽
数日後、、、。
何やら、朝から教室で誰かと誰かが揉めている、、、!?
人だかりになっているから、よく見えてなかったのだけど、、、?
揉めていたのは、、、?
北井と森田さんだった、、、!
『北井君が、私の事好きだって話を聞いたんだけど、、、?』
『なんで! そんな話になってんだよ! 僕はハンナの事が好きなんだ、、、!』
『・・・それって? 二股かけてたって事なの、、、?』
『えぇ!? 違うよ! なんでそうなるんだよ!』
『私の事! 気になるとか言ってたって、、、!』
『誰から聞いたんだよ!』
『・・・誰でもいいでしょ! 北井君は、私とハンナと両方狙ってた
って事なんでしょ!』
『だから、違うって! ハンナ、僕はハンナの事が好きなんだ! それに
ハンナが僕の事を好きだって話も聞いたぞ!』
『・・・えぇ!? そんな事、言ってないよ。』
『そんな、』
*
当然だけど、、、?
僕は二人に問い詰められた、、、!
先に来たのは、、、北井だった、、、!
『杉山さ~何が狙いなんだよ!』
『なんだよ、それ!』
『僕の事、潰したいだけなのか! ハンナを好きになるやつが1人減るしな~』
『言っただろう! 俺は、人から聞いた話を北井に話しただけだ! 本当の話
なのか? そうじゃないかなんて! 俺は一言も言ってないよ!』
『おい? 今更、そんな言い方、、、!』
『俺だって! ハンナの事が好きだけど、、、! ハンナが俺の事を好きだと
は、想った事はないよ!』
『・・・・・・』
『北井は、そう思ったんだろう! だから、それをハンナに確かめようと
思ったんじゃないのか、、、?』
『・・・あぁ、』
『それで! ああ~なったんなら? 仕方ないんじゃーねえの!』
『・・・そうだな、杉山の言う通りだよ! ハンナには好きな男が
いるんだと分かったよ!』
『・・・俺は、森田さん! いいと思うけどな~!』
『うーん、』
*
次は、森田さんが俺と二人だけで話がしたいと言ってきた、、、!
『杉山君って! ヒドイよね!』
『えぇ!? そうかな、、、?』
『とぼける気、、、?』
『俺は、ウワサ話を森田さんに話しただけだよ! 嘘はついてないけど、、、?』
『・・・そうだけど、』
『それとも、森田さんって? 北井の事、気になってたの、、、?』
『・・・悪い?』
『ううん、悪くないよ!』
『杉山君は、ハンナと付き合いたいの、、、?』
『まあね!』
『じゃ~ハンナと強引に付き合えばいいじゃない、、、!』
『俺は、ハンナにはそんな事したくなんだよ!』
『・・・私たちには、酷い事するのにね!』
『・・・・・・すまん。』
『もう、いいわよ!』
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それから数日後、、、。
北井と森田さんは、付き合いだした、、、!
二人は、俺にお礼を言いに来て、、、。
『杉山! ありがとう、僕たち付き合ったんだ、、、!』
『・・・そっか!』
『杉山君って? 私たちの愛のキューピットみたいだねぇ~!』
『アハハ~笑わせるなよ~! 俺はそんないいやつじゃないよ!』
『そうね!』
『そうだな!』
『二人して! そんな言い方ないだろう、、、!』
『でもさ~杉山! ありがとう。』
『・・・うん。』
*
いろいろ、二人の間にはあったみたいだけど、、、?
二人が付き合いだして良かった、、、!
俺も、ハンナといつか付き合えたらいいな~!
でも北井が言ってたけど、、、?
ハンナの好きな男って、、、?
誰なんだろう、、、!?
最後までお読みいただきありがとうございます。