人間とはこんなものである(詩)
互いを誉め合い
互いに疑い合い
己の利己的な事柄に没頭し、他人を平気で傷つける
何でもないことで涙を流し
他人の涙を見て感傷的になる。
時にメランコリックに
時に空想的に
与えられたものはそれが当たり前であるかのように。
己が創造したものは、まるで、神が創造したように
すべてに存在の価値を図ろうとする。
時には強引に
時には思慮深く
我が幸せの為には、
犠牲者をも自ら傷つける
一体、人間とは
恐ろしく、なんとも優しい生き物であると思う。
そこにあるがままの姿で、
良い時間
悪い時間
それぞれに自らの行動には責任をもたない
それが、人間であり、人間たるゆえんだ。