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難攻不落の黒竜帝  作者: 遊木昌
一章 漆黒の楔編
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一章十五節 異族と竜人族

王都に先行していった久隆派遣会社の隊員は、唖然とその光景を見ていた。

2丁の銃口から放たれた銃弾はピンポイントで頭、心臓等を的確に撃ち抜き迫り来る異形の集団が意図も容易く灰になって消えていた。

碧が邪馬国の城門に入る頃には、平民街や市場は掃討された後であり、スムーズに貴族街に入り異形に苦戦中であった、部隊を見つけるや否や。

碧は隊員達の前に立ち、そのまま残さず灰に変えたのだった。

貴族街から王都に向けての道のりでは、空薬莢や箱型弾倉マガジン等が散らばって尚且つ灰で地面が覆われていた。

隊員達は言葉には出さなかったが、【主砲バスター】の称号を持つ碧がこれ程ならば同じく称号保持者の面々を人質にした者は相当な手練れだと。

隊員達が列を成して王都内に建っている、王宮を囲んでいた。

この時には本部から全部隊に作戦が伝えられていた、王宮内制圧作戦と人質救出作戦の同時進行を手伝うため王宮内制圧作戦に加わることにした。

王宮内制圧部隊は正門から上に行く部隊と屋外テラスや窓から下に行く部隊の二つに別れ突入

碧は正門から突入する部隊に選ばれたが、碧は感じ取っていた、二階の王室から漂う、魔力は不吉その物。

碧は隊員達の指示のもと扉を開け、王宮何に入って行く、中は静まり返っていたが、一際響き渡ったのは。

異形種が徘徊する声や足音が聞こえ碧はドライバの回転式弾倉シリンダー銀弾を装填すると、異形種の頭部を透かさず撃ち抜き音に反応した異形種をあいてながら王室目指して進んでいた。

「一帯の制圧確認。残るは、王室だけだ。気を抜くなよ」

隊長が肩に付けた通信機の向け指示を出すと、通信機から複数の声が聞こえた。

碧は部隊の一番後ろに回された、何でも素人は要らないと事なので、後ろで待機していると。

隊員の一人が王室の扉に手を掛け、各隊員に指示を出し扉を一気に引き開けると。

甲高い音共に扉ごと壁が吹き飛び何人もの隊員が窓から外に飛ばされる中、光弾が壁を突き抜け隊員たちを貫き、そこらかしこに隊員の死体で埋め尽くした。

碧はドライバを再び起動リブートしながら扉まで走り錬金術師に向け銀弾を食らわせる。

窓ガラスから別の部隊が陛下や人質を連れ出すなかを銃弾や光線が飛び交った。

「くッ!こうなったら仕方ありません……ここは…解放パージ、神器発」

碧の声を遮るように床下が吹き飛び、千夏を担ぎながらミッシェルが錬金術師を下から思い切り殴り飛ばすと。

術師が壁に叩きつけられると同時に緋音が壁に凭れ掛かる術師の顔面を蹴りつけ壁に突き刺さした。

「ふんッ!称号保持者舐めないでよね!」

緋音がガッポーズしていると、ミッシェルが後ろから緋音を抱き上げ後ろに跳躍した。

「ちょっとミッシェル!何するのよ。淑女を抱き上げるにもやり方ってもんが!」

緋音が怒るなか、ミッシェルの顔色が変わった事に気が付いた。

「やぁやぁ、皆さんお揃いで~恐縮の極みですよ。はてさて、この辺何かドラゴン臭いですね~」

壁に刺さっていた男が何事も無かったかのように歩き出すと。

「おやおやおやおやおやぁ~!?」

目を見開き、黒と碧を交互に見ると。

「だ~からドラゴンの臭いがプンスカするんですかぁ~」

その瞬間男の久地から出た言葉に周りの警備部隊やリーラは唖然とした。

「異族の中の異族!竜人族のお二人出はないですかぁ~!?」


竜人族とは、“異族の中の異族”言葉通り異族最強を誇る戦闘民族であり、神器やドライバを作るのに長けた種族であり、聖獣連盟を造り上げて異形種との長い戦争を始めた種族である。

そして、最強の力は武器を作る力ではなく、その体に産まれながらに宿し使役する魔物モンスター


通称、『竜神の子供達(ドラゴンズギフト)




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