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プロローグ~物語の始まり

「これから、あなた達はパーティーメンバーとして、3人で行動を共にしてもらいます。なにか異論や質問はありますか」


あるお城の大広間で、玉座に腰掛けていた女性が、3人の若者に向かって指示をだした。


「仰せられることは了承致しました。ですが、何故此処にい3名なのかお尋ねしてもよろしいでしょうか」


一人の凛とした若者が片膝がついた姿勢のままで、女性に尋ねる。


「ええ、それはあなた達なら良いパーティーになると、そんな予感がしたのです。あなた達は個性が強いので馬が合わないことがあるかもしれません。ですが、上手く連携すれば、この国、牽いてはこの世界で一番強いパーティーになると確信しています」


「はあ…わかりました」


「他に質問などは有りますか」


「いいえ」


「他の二人は質問などは有りますか」


すると無口そうな青年は


「ないな」


気の弱そうな少年は


「い…いえ……あり…ません」


「では、問題ありませんね。では、さがってよろしいですよ」


「「「はっ」」」


女性が質問を締め切り、用件を伝え終えると三人は揃って返事して、大広間から退室した。


そして、この出来事が物語の始まりだった。





ーーーーーーー




3人の若者が大広間から退室したあと、


「今回の御告げには、勇者は世界を魔王の脅威から救う、とありましたが。あの子達が勇者なのでしょうか。今は、私の予感に賭けるしかありませんね。それと、魔王側の動きも気にしなければなりません。御告げでは、もうまもなく、魔王が復活すると出ていますし」


女性のつぶやきは誰にも届くことはなかった。

ほかにも投稿したりしてます。

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