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第6話 敵

遅くなりました(毎回言ってる気がする・・・)

まだ待ってくれてる人いるかな。いたらすいません。



マーシャル諸島沖、深度20mに新型潜水艦の姿があった。

その艦は、同型艦はたった3隻。

明確な艦名は無く、数字のみが与えられており一番艦、001から以下連番である。海軍からは大戦中になぞらえて伊-1などと呼ばれることもあった。

全長68mの小さな潜水艦は、上部にある与圧ハッチから水陸機動団の2個分隊を送り出し、マーシャル諸島に存在するへ向った。


潜入は成功した。だが作戦には失敗した。

持ち帰った衛星のモジュールの解析によりシステムがコピーを受けていたことが発覚、プロテクトを掛けていたものの突破されたようだ。


「それで。影響は」

安全対策室に召集された今村総理が問う。

「はい、あれから既に2週間が経ちました。回収、コピー、解析を行ったのが我が国に対して敵意を持った組織又は国家であるとすると、空軍長官が以前言われていた通り、我が国の防空は崩壊しています。各所のレーダーサイトもあるにはありますが・・・限定的です」

そう答えたのは技本の技術員だ。

そして対策としてシステムの変更が急務となった。


「それと総理、報告が」

控えめに口を開いたのは今奪還作戦を指揮統制した第3潜水隊司令の秋庭(あきば)(よう)だ。

「隊員及びカメラからの映像で確認済みのことなのですが、今回潜入したロナルド・レーガン弾道ミサイル防衛試験場は米軍の基地のはずですが・・・ロシア製の輸送機やその他装備も確認されました。が、いずれも国籍マークは無しです。アメリカ製も同様です」

「国籍マークがない?」

驚くことに上陸した隊員が目にした滑走路脇の機体にはどの国の国籍かを示すマークが一つも無かったのだ。それどころか機番などを示すものが一切機体や車両ならびに装備には見当たらなかった。






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