第19話 I島奪還作戦 フェーズ1
気が付けば年末。気が付けば最後の更新から4か月・・・・・。
大変お待たせしました。年末休暇でようやく執筆に時間を当てれました。
だいぶ空いてしまったので、少し読み直していただけると理解しやすいかもです。
『現在時刻0400、フェーズ1開始。繰り返すフェーズ1開始』
静まり返った太平洋にポツリと浮かぶ洋上要塞の甲板上が一気に活気付く。
すぐさま発艦が始まる。
甲板上で待機していた第1陣の中に対空兵装の縣と荻島の零がいた。
前がはけると発艦位置に着く。
「アリア、レディ」
管制官に発艦準備が整った事を告げる。数メートル横では縣も発艦を待っている。
荻島がキャノピー脇のグリップに両手を添える。インカムからは足元で動き回る整備員や誘導員の声が聞こえてくる。
シューターが発艦の合図を出す。電磁カタパルトのスムーズな加速により数秒後には浮遊感を感じられる。
「アリア発艦。高度27000にて方位120に向かう。みんな着いて来て」
姐さんの後ならどこへでも。と彗星のパイロットが応える。
「百里から上がって空中待機していたF2が攻撃を開始するのが0435。そちらは囮、旧式のミサイルの在庫処分ね。本命は私たち。叩き込むよ」
百里のF-2は8機。2機は対空兵装で残りは対艦兵装。第1波は計24発のASM-2が米艦隊を襲う。その後に赤城と加賀から飛び立った荻島達、対空兵装の零6機、対艦兵装の彗星12機による第2波はASM-3、36発。第1波は囮とはいえ狙いは空母を取り囲むイージスの撃破だ。第2波は無論空母が主目標となり、残存艦艇はミサイルの判断で攻撃順位が決まるだろう。
先行していたE-2Dから無線が飛んでくる。
『ワイバーンより一斉。F2のミサイル発射を確認。時間差で第2波も攻撃開始』
「アリア了解。レーダーに火を入れて。衛星からのデータはあるが自分の眼で見ないとね」
対艦ミサイルを搭載した彗星がターゲット探知のため高度を上げていくのをHMD越しに眺めるているとインカムに第1波の対艦ミサイルが艦隊に突入していく旨の知らせが届く。
『いい頃合だろ。間髪入れさせるな、こっちは極超音速だ。一瞬でケリをつけてやる』
彗星のパイロットのそれを皮切りに、それぞれ翼下に1発ずつと胴体下ウェポンベイに1発搭載したASM-3が発射されものすごい勢いで遠のいていく。
「アリアから赤城へ。ミサイル発射、帰艦する。着弾観測はワイバーンに頼みます」
数分後、帰投中の機内で自分たちの戦果を聞く。第1波、第2波の両方を合わせたミサイルの被撃墜率は20パーセントだったそうだ。現在、敵空母は撃沈とまでは行かずとも空母としての機能は停止。他の艦艇についてはほぼ壊滅状態だという。
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