リン君とシルクの日常……その5 逃げ惑う編
こんばんわ、楽しんでいただければうれしいです。
その場に居合わせた妖怪たちのすぐさま西に逃げた僕とコナキン。
巨大なミミズチ(コナキンさん命名)の餌食になったフランケンぽい奴の肉片が地面に叩きつけられ、それに群がるように他の巨大なミミズチ数匹地面から這い出てくる。
今気がついたのですが、そこかしらで絶命して白骨化した妖怪の骨が転がっているぞ!
「こりゃ大胆かつ予想できない展開だのぉ」
「こんなこと予想できたらきてないですよーっ!」
「そうじゃの、Mな奴でも命あってのMじゃ、よしせっかくのピンチの記念じゃ、お主のあだ名はリン坊にしてやろう、わかったかMリン坊よ」
「あひゃゃゃゃーっ、一匹こちらにきますよ!」
人間……予想を超えすぎた状態になると逆に冷静になれる。
そう冷静になって考えた……とても逃げられないぞーっ!
凄まじい音を響かせながらやってくる巨大なミミズチ。
大きな口に見えるはサメのような歯並びに鋭い牙……歯の間に挟まっているフランケンぽい奴の肉がえぐいですよーっ。
「わしが何とかしてやるからリン坊はそこでミミズチのお尻をみてオナニーしながら隠れてなされ、ちなみにお尻はうんこがついているほうじゃぞ」
「このままじゃ僕たちが食われてうんこになってしまいますよ」
「下品じゃな」
「コナキンさんには言われたくないですよーっ!」
そんなどうしようもないことを言うコナキンさん……でも、どこかに余裕があるのか面白そうにニヤリと笑みを浮かべている。
ミミズチが狙い定めたターゲット。
僕とコナキンさんだ……獲物が独り占めできるとその巨体をくねらせて喜び飛び跳ねながら襲いかかってきた。
コナキンさんは僕を庇うわけでもなく、薄すぎる数少ない髪の毛をはためかせてやや気色ばんだ表情で口をひらく。
「リン坊よ見ておけ、わしの勇姿を! ミミズチよ、乳幼児みたいな歯でワシを喰らいきれるかの」
コナキンさんが言葉を吐き捨てるとその老いているはずの身体が見たこともない金属へと変貌していく。
ミミズチは見境なく食い殺す自慢の口を大きく開けてぐいっと地面ごとコナキンさんを頬張る。
眼前に突如現れた大きなクレーター、まさしく暴食だ。
「コ、コナキンさんーっ!」
驚いたよ……もう、驚きすぎたぞーっ!
もう腰がぱっくんこっくん! 驚きのあまり僕は腰を抜かしてしまったーっ……名誉のために言っておきますが失禁はしていません!
いかがでしたか?
次のアップは2月5日木曜日の予定です。
今後ともご愛顧をよろしくお願いします。




