家賃徴収人の使命と反省の巻
少しですが書けました。
楽しんでいただければ何よりです。
人生には失敗がつきものである。
大きな失敗から小さな失敗まで数多ある。
失敗から学ぶものも多いし傷つくこともある、そう成長の糧のために。
「気がつきましたわね、童貞ロリエロチンコ魔人、失敗とおっぱい、響きが似ているからって許しては差し上げませんわ」
僕はパイプ椅子に座っていた。
目の前に土偶がいる・・・何だか鋭い目つきで僕を見ている。
部屋を見渡すとそこは牢獄か尋問室かというほど殺風景な部屋。
「僕はいったい?」
「僕はいったいですって! わたくしの部隊にて家賃徴収失敗・・・わたくしがどれだけたんぽぽ荘の隊長会議で恥ずかしい思いをしたと思いまして・・・浣腸よりも恥ずかしい思いをしました借りはしっかり返していただきますわ」
「浣腸って、思い出したぞ。お尻に、お尻に棍棒が刺さって・・・」
「そうですわ、その後、極丸と砂かけババアが心ゆくまでハァハァ・・・」
「アラハ先輩、ヨダレが垂れてますよ、と言うかそんなことされたのですかーっ!」
「何故、わたくしも仲間に入れなかったのでしょう、極丸には厳重に注意をしなければ」
アラハ先輩は苛立ちを隠しもせず悔しそうな視線を僕にぶつけてくる。
なので僕は大真面目な顔でアハラ先輩に聞いてみた。
「どうして、僕はここに居るのですか?」
「どうしてですって!? わたくしの意思により回収したに決まっているではないですか」
はぁ、と大きく溜息を吐くと憂いをおびた宣言をする。
「貴方は本来は死んでいたのですよ」
「死ぬ?」
「そうですわ、貴方は名誉あるたんぽほ荘の家賃徴収管理人なのですよ。全ての世界に通ずるたんぽぽ荘に住居を構える店子、良くも悪くもそれを制御する管理人。家賃を回収すれば良し、回収できなければこちらの世界には戻れない・・・すなわち死が失敗の代償なのですわ」
その言葉を突きつけられた僕は言い争うつもりはない。
善や悪などこの世に存在しない、この世は生きとし生けるものの自己満足と欲望の主張と融和の糸によって紡がれた世界。
僕は赤貧の神であるシルクとともに歩んできた地獄道。
僕はいつの間にか甘えていたのだろう、当たり前のようにご飯が食べれること、当たり前のように屋根があり、布団があり寝る場所があること・・・ついこないだまで僕にとっては高嶺の花だったのに。
「わたくしは運命の糸に惹かれて面接をして、大切な部下であるリンを家族のように大切に思いたい。なので、荷物にわたくしの護符とペットボトル(生命の水)を持たせましたが・・・甘かったですわ」
「・・・ごめんなさい」
僕は無意識に謝罪の言葉がこぼれた。
僕を救ってくれたたんぽぽ荘・・・僕を面接を受けて拾ってくれた土偶神・アラハ先輩、僕をいつも励まして信じて・・・支えてくれたシルク。
僕は涙があふれた、悔しくて、申し訳なくて・・・いっぱい迷惑かけたのに・・・まだ、信じてくれて、大切な家族といってくれて。
「リン・・・わたくしが一から鍛え直してさしあげますわ」
その言葉に僕は心の底にて静かに決意をするのであった。
いかがでしたか?
ストーリーが本格的に動き始めます。
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