賞品は僕!? 激闘! スコーピオンクイーンと砂かけババアの巻
こんばんわ、少しばかり突貫になりましたが仕上がりました。
少しだけ、戦闘シーンがあります。
ドゴーーーン!
誰か助けてェェェェーー!
極丸の放つ普遍の毒が砂塵に撒き散らすと凄まじい爆裂音が鼓膜を劈く、そのたびに大地を揺らす衝撃が昇龍のごとく周辺の砂塵を巻き上げ天を目指し竜巻を発生させる。
「婚期逃したいき遅れ年増(砂かけババア)、環境破壊抜群の猛毒の竜巻をプレゼントするでおじゃる、これを喰らってさっさと家賃払って、自宅に帰って下痢になって後悔するでおじゃる!」
「若いと馬鹿いはお友達だねぇ、身の程も知らぬ喧嘩を売ってきた愚か者にお姉様が少しだけ楽しい遊戯ゲームをしてあげるよ」
猛毒の竜巻を纏った巨大なサソリに変化した極丸に砂かけババアのしなやかな肢体が音もなく崩れ落ち砂塵とかして舞い上がる。
吹き上げる砂塵にまみれた形のない視線が虎視眈々と極丸に狙いをさだめる。
「今宵の夜は若造・・・リン・・・いや、ダーリンのピーがピーでピーにむしゃぶりつく」
「節操がないでおじゃる! 砂で詰まった耳をかっぽじってよく聞くでおじゃる、かの者は男好きの美少女顔系男の娘。麻呂と同類でおじゃる、女なんてものには興味はない、菊門の魔術師でおじゃる」
「ククク・・・菊門だと、男の娘だろうが、我が貞操と童貞が結びついたとき・・・奇跡がおきる」
「お前ら、あほかぁぁぁぁーっ!」
何の奇跡やねんーっ!
「サソリよ・・・後悔せよ」
砂かけババアの細胞たる宙に舞う鉛色の砂が無形の刃となって極丸(巨大なサソリ)に襲いかかる。
巨大なサソリの表面が徐々に削がれ防戦を強いられる極丸。
その光景を間近で見・・・れる余裕なんてあるわけないだろ。
僕は必至に飛ばされないように棍棒(アラハ袋に入っていた)をゴツゴツした鉱石の岩場に引っ掛けて飛ばされないように踏ん張る。
竜巻に毒が散布されているし、鋭い砂刃は我が物顔で飛んでいるし・・・飛ばされたら死んじゃうよー!
「ぐぬぬ、この行き遅れヤルでおじゃる。魔帝スコーピオンクイーンの麻呂を本気にさせるとは・・・もう、終焉でおじゃる」
僅かに血が滲んだ胴体など気にもとめず、スコーピオンクイーン(巨大なサソリ)と化した極丸の瞳に漆黒の闇が宿る。
あまりの眼力に僕の身体が硬直するが手足だけは本能の意思が疎通したようにブルブルと震えてしまう。
並の冒険者や騎士などはこの戦場に立っているだけで死は免れられないぞ。
まさしく、少しでも触れれば魂を吸い取る死神の鎌でヒゲを剃るほどの危険だ。
「なるほどのぉ、その肉体を保護する殻、かなりの強度を誇っているな。この砂かけの秘技・鋭利砂塵の刃をもっても表層にかすり傷程度とは・・・クイーンや魔帝の名は伊達ではないのぉ」
「麻呂の魔眼のまえにすべてをさらけ出すが良いでおじゃる!」
拮抗した両者の力量。
何とかこの事態を打開せねばーっ! ←(無論、自分の命と貞操のために!)
僕は何とか二人を止めるためになけなしの勇気を振り絞って動き出そうとしたが震える足のもつれと
強力な風圧によりゆらぎ倒れた瞬間・・・。
ぶすり・・・
「ぎゃぁぁぁぁぁぁーっ!」
棍棒さーん、ジャストフィットーっ!
僕は思わぬ異物挿入ため、ピクリとも肢体を動くことができず、その場に突っ伏せた。
ああっ、意識が薄れていく・・・ううっ、シルク・・・僕、汚されてしまいました。
何が起きたかって・・・。
ううっ、有り体のままにいえば倒れた勢いでズボンを突き破り、お尻の蕾に棍棒が・・・シクシク。
「リン殿ーっ! 麻呂以外のものを差し込むとはーっ!」
「ダーリンーっ! そんな一人玩具プレイもすきなのかのぉ」
いややでーっ、こんなのいややでー・・・せっかく、保険完備のお仕事に就職できたのに・・・棍棒さーん、おやめなはれーっ・・・。
そんな言葉を心の中で叫びながら静かに現実逃避するのであった。
いかがでしたか?
もっと描写的に描きたかったのですが、コメディなのであしからず。
本日も読んでいただきありがとうございました。
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