滅んだ地球日本奪還編……さっそく作戦失敗じゃないですかーっ! 御菊様の危機と変態カラクリ機械がヤバいですよー!
楽しんでいただけましたら幸せます。
『第三次京都大戦』
今は昔の物語っぽい物に出来そうな八百万の神々と各地方の激戦から命からがら逃げのびた妖怪達が最期の望みをかけて挑んだ機械帝国との日本五大大戦の一つ。
見渡す限り廃墟、廃墟、一つ飛んで捕虜監禁所……そんな、危険すぎるハードボイルドな物影に隠れている、こんばんは宵闇が似あう時間帯に闇に落ちてしまいそうなスリリングを体験中な僕(リン)です。
またまた一人ぼっち……ううっ、たんぽぽ荘のお庭に建てたお家にすぐに直ちに刹那に帰りたいのです。
さて、個別作戦名『イチゴ大福の中にイチゴの代わりに大福にもぐりこんで機械帝国に納品してから内部からぺちんぺちん作戦』の遂行中なのですが……アクシデントがありました……少し耳を澄ましてみます。
「いやっほー! 人体裏門御菊様祭じゃ! 何処に逃げたーっ! 大福から可愛いにいちゃんー!」
「御菊様六段の造形深いおいどんが大輪の御菊さまに右手グルグルドリル炸裂させるべー!」
「俺のマウンテンショベル―が一本立ちだぜ!」
言葉のチョイスがド変態やんけーっ! こいつらカラクリ機械のくせに性癖が偏り過ぎてるぞーっ!
や、やばいです、内側からぺちんぺちん作戦どころか僕の貞操がぺちんぺちんの危機ですよーっ!
な、なんでやねん! 誰の仕業やねん! 僕が忍びこんだ大福だけが『これ当たり!』とお子様ランチの旗を刺した奴はーっ 絶対に犯人は土偶のアラハさんですよね!
捕虜監禁所の外の機械休憩室に持って行かれんねんーっ!
僕の後ろ菊さん印の貞操危機とは対照的に闘気と煩悩むき出しの各種個性的なカラクリ機械が一方的な愛(欲望)を育むために渇望の眼差しで小さな葉っぱまで捲りあげてさがしている。
正直なところ逃げ切れる範疇ではないのです。
どんなに聡明っぽい僕の脳内の小人さんが速度をあげてうーんと考えても……答えは息を呑んでしまいたくなる現実的な答えしかでてこないのです。
ここはあまり目立たない場所ではあるが鼻息ふーふーのカラクリ機械達に見つかるのは時間のも・ん・だ・い……辺りを観察したが逃げ道っぽいものは捕虜監禁所に入り込むしかなさそう気がするーっ。
ピキーン!
カラクリ機械の視線の矛先がこちらに向いた気がするーっ!
僕は真っすぐ捕虜監禁所に身体を向けると恐怖(変態カラクリ機械)の存在を意識の範疇外に持って行き、大きく嘆息を吐く。
目標は捕虜監禁所……グッと力を込めて駆けだす……はずだったのに。
少しでもクスっと笑っていただけましたら幸せです。




