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こちら陽気なたんぽぽ荘 ~大家と店子の家賃戦争~  作者: かきくけ虎龍
第二部 リン君と機械帝国の創世期編
159/162

滅んだ地球日本奪還編……反撃の狼煙『やったるでー! 生八つ橋大好きって生って言葉がす・て・きな京都奪還作戦計画』の巻

こんにちわ、楽しんでいただければ幸せます。

 その昔、人で溢れかえった京都有数の繁華街『四条河原町』……そして神と妖怪連合軍『河原でカッパー軍』が強大な力を持つ機械兵団の前に平伏した『第三次京都大戦』。


 焦土と化した土地に立ち並ぶ建物。


 機械兵団が捕獲した思想も主義も格も違う神や妖怪・そして人類でありながら神通力を持つ人などの捕虜が研究のモルモットとして生かされている。


「と言う前置き説明でありますわ……ってエロチンコ魔神エフエックス! しっかり耳をかっぽじり過ぎて鼓膜爆発して平伏しながらスライムになったつもりで聞いているのかしら!?」


 土偶のアラハさーん! 僕の方に向かって視線をビームさせながら拡声器片手にエロチック風な声色をつくって何をいっているのですかーっ!? 


 ここはたんぽぽ荘京都支部のだだっぴろい中庭。


 家賃徴収作戦の一角『やったるでー! 生八つ橋大好きって生って言葉がす・て・きな京都奪還作戦計画』の説明中なのに……アラハさーん! これはヤバイです、とってもヤバイ状況下です。


 大勢いる他のたんぽぽ荘家賃徴収人からガン見されていますよーっ……アラハさんに弄ばれているこんにちはリンです。


「リンはガウガウの弟子だから胸を張ってがドンと構えるガウ! いざとなったらガウガウはアニマルヌイグルミ流アチョオチョ神拳のお空を飛んでいるたんぱく質(虫)を美味しくいただくの舞いで逃げるガウ、安心するガウ」


「モーモーもガウガウ族長に掴まって逃げるモー」


「逃げるザマスって! これだからヌイグルミ族はプライドがないザマス! 敵に背中を見せるなんてプライドが許さないザマス……ああっ、そのプライドのせいでシルクにボコボコにヤラレテ舎弟になってしまったことを思い出したザマス……シクシク」


 僕の右肩にライオンのヌイグルミ・ガウガウ師匠とアニマルヌイグルミ族最強のモーモーさん。


 左肩には『ゲイ鬼に掘られかけたけど逃げ切った鎌鎌オッカマー地帯オナベっ子も集まれ地域』のボスであり赤貧の神・シルクの舎弟2号の身長13センチの紙縒りの神・こより姫がチョコンと座わりながらメソメソしている。


「今回の作戦は旧四条河原町を中心とした機械帝国の捕虜監禁所を襲撃して捕えられている神をはじめ、妖怪・人類を救いだして安全っぽい住むところを提供しながら貸借款契約を結んで家賃収入を上げると言う崇高な目的の下にイクサを仕掛けますわ」


 夏休みの宿題よろしくが如く段ボールで工作した台の上でアラハさんは熱弁! その自信の満ちた声色に反応して熱く縛りあげられた何かが溢れ出るようにたんぽぽ荘の家賃徴収人達の士気がグイグイ上がる……あっ、あそこの家賃徴収人鼻血ブーして興奮しているぞーっ


「皆さん!すでにタコ焼き大好き大阪の旧難波や意外と地味な三重の旧名張市、鹿からシカせんべいを喝揚げした奈良公園の旧奈良市ではたんぽぽ荘と機械帝国の火ぶたが切られていますわ! 京都もたんぽぽ荘の家賃徴収人の力を見せる時ですわーっ!」


アラハさんの言葉に共感するように僕の隣にいた白髪の家賃徴収人が穏やかな笑顔で零した言葉「さぁ、仕事を始めようか」……その言葉は緩やかな恐怖と甘美な嬌声にも似た声色だった。


いかがでしたか?

少しでもクスッと笑っていただければ嬉しいです。

今後ともかきくけ虎龍作品を宜しくお願いします。

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