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こちら陽気なたんぽぽ荘 ~大家と店子の家賃戦争~  作者: かきくけ虎龍
第二部 リン君と機械帝国の創世期編
158/162

滅んだ地球日本奪還編……たんぽぽ荘京都支店廊下の旅その2 食券食堂と無一文な僕がアラハさんに簀巻きにさせられた件について

こんにちわ、クスっと笑ってもらえれば幸せます

 パワフルすぎるアラハさんにあっという間に拉致られて何故かグルグル巻き状態ザ・簀巻きで担がれること五分。


 閑散とした誰もいないっぽい食券機が備え付けされた食堂につれてこられました……こんにちはリンです。


「まずは藁の椅子に座りながらチ○コだけスタンドアップーって な、なんて下品な言葉遣いを! も、もしや私に強要させるつもりなのですか!、このフェチエロ魔神さん代償はお高くつきますわよ」


「アラハさーん、言っている意味がわかならいですよーっ! とりあえず簀巻きから解放してください、僕の人権をクローズアップしてーっ!」


「私はあなたの人権よりも簀巻きの下のビックジョンがスモーリングすぎてビックリですわーっ!」


「もはや土偶の瞳が透視能力すぎてビックリですよ!? 荒唐無稽すぎますーっ! ちゃんとした僕にわかる日本語でしゃべってください、そして食券コーナーで何か買ってごちそうしてくださーい」


「ふふふっ、私にたかるなんて婚姻届けを出してからにして頂戴」


「何処をどうすればその発想い行き着くのですか―!?」


「ボンジュール的なちょっとしたフランス発想よ」


「うそをつかないでくださーいーっ!」


「真実は一つですわ、え・も・の(獲物)さん」


 アラハさん(土偶)が器用に糸目を作って言葉を整えるように簀巻きのまま僕を椅子に座られる……というか無料のお水をお腹いっぱい飲みたいですーっ! ここは食券制みたいなので無一文の僕は何も食べれないですよーっ! 


「さて、お食事は後でするにして、少し真面目な話をしますわ」


 ふっと空気が変わる。


 アラハさんの雰囲気の変化が僕の心をまさぐる、とても目を逸らせることができないほどに。


 濁ったものなど一部も感じさせない神聖な何に僕の中で芽生えた僅かな緊張が膨れ上がり背筋がピンと伸びる。


 食堂を照らす灯りが妙に薄暗く感じる中でその言葉は紡がれた。


「地球上でたむろしていた人類や妖怪や神が滅んだことは知っていますわよね」


 丁寧だけと良く通るアラハさんの声が重い、とても重い。


 言葉の濃度に眉をしかめてしまいそうになる。


「だからと言って全てが消滅した訳ではありませんことよ、そんなことが起きれば家賃収入がだだ減りでお給料もお支払いできないですわ」


 言い回しの妙と言うべきか、無意識に希望を見いだせる言葉を期待してしまう……ってアラハさーんーっ!僕はまだお給料貰ったことがないですよーっ!


「良いですことエロフェチチンコ魔神ことリン! こんなにやられっぱなしじゃ空豆村の空君は黙っていてもうちのトップが怒り心頭なのですわーっ!」


 うあぁぁーっ! アラハさーん!近すぎです、顔圧が凄いです、ド怒り屋のプンプン丸的な土偶の顔が近いですよーっ!


「なので家賃徴収人の総力を結集して反撃に転じますわ!日本の都道府県の各地にたんぽぽ荘の支店が春のつくしの如くニョキニョキと現れていますわ、関西地区の担当の貴方が特別徴収令状を持って不法に土地を乗っ取った機械帝国から関西の土地を奪還するのですわ」


 僕は目をそらして視線を受け流すことしか出来なかった。

 


いかがでしたか?

これからもかきくけ虎龍作品を宜しくお願いします。

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