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こちら陽気なたんぽぽ荘 ~大家と店子の家賃戦争~  作者: かきくけ虎龍
第二部 リン君と機械帝国の創世期編
157/162

滅んだ地球日本奪還編……たんぽぽ荘京都支店廊下の旅その1

楽しんでいただけましたら幸せます。

誰もすれ違わないだだっ広い廊下を真っすぐ行くと大きな空間から漏れる歌声……そっと覗いてみた、こんにちはリンです。


 そこには強い眼光のハチミツ色の瞳にカットされていない緑色のボサボサの髪……下の毛の生えていないぽい少女感漂うペッタンコな胸の上にTシャツ一枚に短パン。


 そんな奴隷少女A……いやいや奴隷少女Aこと『みかん』がゴールデンアンパン兵団の前で段ボールの台の上に上がって指揮者のように銅の剣をブンブン振りまわしているぞ。


「者どもーっ唱和! ご主人様の賛歌第一章ーっ! ご主人様の吐く息は蜜の味ーっ♪ おいちい愛して三千年ーっ♪ 大好きなご主人様はシルクには渡さないあるーっ!」


「ゴールデンあんあんぱーんーっ! あんあんぱーん!」


「どっこい村の水かけ地蔵は綺麗好きーっ、毎日タヌキのポン太郎に水掛けられてうらやましーっ♪ 脱水症状上等の砂漠のさーちゃんから憧憬の眼差し―らららぁーっ♪」


「ゴールデンアンアンパーン♪」


 『何の歌やねーん!』と突っ込みどろこ満載の奴隷少女Aみかんから放たれる明確なラブコールソング?ぽいものを聞いてしまうと何だか懐かしくて思わず穏やかな顔になる……はずないじゃないですかぁーっ!


 この歌を聞くと何だか表情がそげ落ちた優しく温かく薄く微笑んでしまいそうになるのですが、間違いなく呪歌成分いっぱいの仄暗く廃頽したオカルトな香りもするぅぅぅーっ!


 とにかく奴隷少女Aとゴールデンアンパン兵に気づかれないように抜き足差し足忍び足で更に廊下をひたすら進むと外が見渡せる大きな窓。


窓から覗く視界は灰色に覆われた空と鋭い淀みに満ち溢れる死と緊張が膨らむ世界。


「確か僕の仕事はたんぽぽ荘の店子から家賃の回収のはずなんだろどな」


 そんな当たり前のことを思い出した僕は無意識にそっけない言葉を零した。


「おいこの野郎! それでこそ私の血気盛んなチンコエロ魔神リンですわ! だからこそ日本の土地を無断占拠した機械帝国からたっぷりと家賃を徴収してやるのですわーっ! ついでに私と結婚しやがれフンス!」


 振り向いた僕の視線の先には……怪し過ぎる土偶のアラハさんが意味ありげな言葉を紡ぎながらででーん!と腕を組んで僕を射抜くようにジ―っと見つめておられました。


いかがでしたか?

今後ともかきくけ虎龍作品を宜しくお願いします。

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