表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
こちら陽気なたんぽぽ荘 ~大家と店子の家賃戦争~  作者: かきくけ虎龍
第二部 リン君と機械帝国の創世期編
138/162

並行世界編……突然の再会!? そして、地球が滅んじゃったってどういう事ですかーっ!?

こんばんわ、楽しんでいただけましたら幸せます。

「……ゴホゴホ、リンは聞いているか?」


「ムガムガムガーッ!(ほどいてくださーい!)」


「地球が滅んだので有給休暇を使って久しぶりに逢いに来てみれば、何時でも何処でもええーいこのド変態がぁぁぁーっ、あまりにもお変わりないので安心しましたわ!」


「ムガムガムガーッ!?(ち、地球が滅んだって!?)」


「それにしてもお口いっぱいの猿ぐつわ! カッチカチに縛られた上にハレンチでフレンチな眼差しで私を見つめるなんて! 貴方は何をするためにこちらの世界に飛ばされたと思っているのですかーっ! ええーい、この甲斐性なしのエロチンコ勃起魔神ですわ」


 ここはたんぽぽ荘家賃徴収人養成学校の反省室。


 生徒的時間感覚で説明すれば勉強から解放された放課後と言った時間なのに……パイさんに連れ去れてガウガウ師匠共々学校に到着してガウガウ師匠と別れた途端。


そう、そうですよね、何故貴方がいるのですかーっ!? 貴方が待ち構えているなんてデンジャラース! と叫んでしまいたいお縄がお尻の割れ目までがっしり食い込んでいる……こんにちはリンです。


 もう、酷過ぎるのです、超ハイテンションのガウガウ師匠が「モンブランはウネウネアマアマの至宝の甘い天使がうぅぅーっ♪」と鼻歌を歌いながらコナキン校長に連れられて校長室へ。


そして玄関先で待ち構えていた某生徒会役員たちに素巻きにされた僕を迎えてくれた人物……いやいや神物って、なんで土偶神・アラハ先輩がここにいるのですかーっ!?


 その地味に威圧力がありすぎる土偶感が懐かしくて色々な意味を込めて涙が出そうです。


「ムガムガムガーッですって!? 何処の言葉がわからないけど恐らく日本語に訳すと『僕が間違っていましたのですぐにアラハ様の奴隷になって結婚いたします』と言っているのかしら? 殊勝な心がけだけどまだまだ童貞帝王エロチンコ妄想魔神の誠意が物足りないですわ」


「ゴホゴホ……美少年のエロチックな姿はそそる……解剖したい気持ちで胸キュン……写真もいっぱい撮って購買部で売りさばいたから猿ぐつわだけは外してあげる、恩にきろ……ゴホゴホ」


「ぷふぁぁーっ、ア、アラハ先輩ーっ! どうしてここにいるのですかーっ!? それに地球が滅んだってどういうことですか!?」


「どうしてここにですってーっ!? 家賃も徴収できずに殺されたと思ったら並行異世界に飛ばされているなんてキリンの交尾を見て興奮したアシカが砂かけババアのおっぱいで夢精したぐらい稀有なことをやってのけた自覚はありませんの!? ええーい、何だか腹がたってきましたわ」


「ゴホゴホ……これ使ってください」


 プンスカーっと鼻息荒く、胸の奥から熱く駄々黒いオーラがはっきりと視認できるほど御冠の土偶神アラハ先輩に悪い笑みを浮かべているパイさんが恭しく手渡す……って何ですか、その明確な殺意を体現したようなイバラの鞭はぁぁぁぁぁーっ!


「ええーい、縄の隙間から見える艶めかしいピンク色のちーくびが美味しそうですわって、もうジェラートを添えてしゃぶりたいぐらいですわ! このエロチンコ勃起魔神め! なんて汚らわしい言葉を言わすのですか、反省しなさい!」


「アラハ先輩が勝手に口走っているだけじゃないですかーっ!」


「人(神)のせいにするなんてミジンコよりもディテールなプライドの無さがにじみ出ていますわ! もう、観念してお尻をこちらに向けなさい! しっかりと拝んだ後に神の花道表千家流菊門祭りを再現してあげますわ!」


「やめてーっ! 僕のお尻の初めてを奪われることは絶対に阻止します! それよりも地球が滅びたってどういうことですかーっ!?」


「ほほーっ、エロチンコ勃起魔神も偉くなったものですわ! 神であり上司であり、そして××である私に……ぽっ!」


「なんで土偶全身が夕焼けよりも真っ赤になっているのですかーっ!? それに××ってなんのことですかーっ!?」


「××、それは女神の嗜みとだけ伝えておきますわ」


「ゴホゴホ……戯事はもうその辺りで……」


「ふふん、こちらの世界の家賃徴収人候補生の顔を立ててあけますわ」


 いったに何なのですかーっ! 学校の玄関前で上機嫌のガウガウ師匠と別れた途端、生徒会所属の妖怪たちから「お縄を頂戴しやす!」と叫ばれて、ガウガウ師匠から頂いた手造りのつぎはぎジャージを、そう、身ぐるみ剥がされすっぽんぽんにされたあげ句にグルグルの素巻き状態!


 そして、廊下備え付けのスピーカーが『キンコンカンコーン!』と響くとこんな校内放送が流れた。


「ていへんでーっ! ヤバイこといっぱいの校内放送でんがなぁーっ! 大変でんがなーっ! たんぽぽ荘家賃徴収人養成学校の外部壁担当の妖怪・ぬりのかべさん達が正体不明の敵から攻撃を受けているのであります! 直ちに先生、生徒は各教室に避難してください!」




いかがでしたか?

異世界並行編も終盤に差し掛かってきました。

この辺りで機械帝国の始祖が誰か!? と予想できた方はムフフと笑みを浮かべながら

見てくださいね!

はたして機械帝国し始祖は既存キャラ? それとも新キャラ? そして、地球が滅んだってどういうこと?

次回へつづくーっ!


今後もかきくけ虎龍作品を宜しくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ