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こちら陽気なたんぽぽ荘 ~大家と店子の家賃戦争~  作者: かきくけ虎龍
第二部 リン君と機械帝国の創世期編
129/162

並行世界編・間幕……やっと出番なのですーっ!赤貧と福・二柱と並行世界

こんばんわ!

楽しんでもらえましたら幸せます!

「あひゃへーっ!」


痛いのですーっ! うちのキュートでプリティなお尻が四つに割れるぐらいの勢いで尻もちをついてやったのです!


もうもう、あにさまの気配が消えたと思って赤い糸をたどってやってきたら、真っ暗な場所。


歌舞伎町でお財布を掏られて、電気代が払えなくなったお家に住み着いていた妖怪・お歯黒の前歯よりもまっくらな場所に着いたのですーっ!


「あらあらシルクちゃん、真っ赤なお・し・り! 地獄の尖兵・ゲイおにぃがいないことに感謝です! それにしても赤貧の神・シルクちゃんと共同戦線を張ることになるなんて、つゆにもおもわなかったですよ」


「フン、貧乏福の神の変態透視能力なのですか!? 共同戦線ですってー! 勝手にうちの赤い糸に絡まってきやがっただけなのです! それに梅雨つゆは想うものなのです! あの時期は飲み水に困らないどころか、カビが生えやすいパンの廃棄がいっぱいでるのでウハウハゴールデン月間なのです! 貧乏神よりも貧乏な福の神・ミヒロは貧乏暇なしご飯の食べ方全集全8巻をしっかり読んで勉強しやがれなのです!」


「フフフ、そんな大全集があるならすぐに質屋にレッツラゴーです!」


絶叫に近い声を張り上げた赤貧の神・シルクに「あらあら、おほほほほーっ」と愉快そうに微笑み辺りを警戒する福の神・ミヒロ。


「それにしても、うち達は何処に飛ばされやがったのですか!」


「うーん、どうも洞窟……あっ、今風で言うとダンジョンと言うべきでしょうか? ここを取り巻く壁や床が呼吸をしている感じを受けます」


「ダンジョン? 聞いたことない単語を言いやがります! こいつはちょこっとばかり地獄かぶれのインテリ派のつもりなのです! フン、うちは賢いので1言うと3つの勘違いしてやるタイプなので、わかってやったのです、ダンさんとジョンさんの男色番いの夜の営みで合体したときに一つになってダンジョンになるのです!」


 そんな馬鹿げたことを言い合う二柱の神気に当てられたモンスターたちは本能が『魔王様よりも化け物ーっ! 逃げなきゃころされるぅぅぅーっ!』と発狂してしまっている、まさしく我先に尻尾を巻いて逃げだしていた。

 

シルクやミヒロクラスの上級神はモンスター達からすれば何気ない日常に突如現れた怪物!以上の厄介な代物であった。


「そんなことより、あにさまは謎の店子の力でこちらの世界に連れさらわれたことは間違いないのです! うちのあにさま好き好きラブラブハリケーンの赤い糸がそう言っているのですーっ!」


「それにしてもリンちゃんの探索に天敵の福の神である私を誘うなんてびっくりですよ」


「勝手に着いてきたくせに、へへんなのですーっ! ミヒロは福の神のくせにうちたちと同じ香りを放っているのです! すなわち、貧乏資質満載のうらぶれすぎている福の神なのです! もう、福の神協会からは破門なのですーっ!」


「私からすれば破門も肛門も関係ありませんよ、例えば前門の虎も後門の狼も食べれる物でしたら捕食対象ですから……うふふ」


「ゲテモノなのです! うちなら捕まえて剥製で売りさばいたお金がモーモーや焼き肉食べ放題にレッツゴ―なのです!」

 

弾け飛んだ銃弾のような二柱の蹂躙劇がこのダンジョンで始まるのであった。


いかがでしたか?

少しでもクスッと笑っていただけましたら幸せます!


今後ともかきくけ虎龍作品を宜しくお願いします。

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