並行異世界編……校長先生! 貴方って死んでいなかったのですかーっ!?
こんばんわ、楽しんでいただけましたら幸せます。
「――久しぶりじゃのリン……こら! リンよ! 聞いておるのかぁ」
「……え、えっと……」
この声って、思いっきり聞き覚えがあるぞ!
「わしのセクシーすぎる赤フンを凝視して……も、もしや! わしのご自慢のビックジョンこと中身を透視しておるのかーっ!」
「ビックジョンってなんやねーん! というか、ど、どうして生きているのですかーっ!?」
死んだはずの知り合いが目の前にいるのだ!
そう、忘れもしない貧乏すぎて怪しい派遣のお仕事のバスで出逢い、派遣先で肉食妖怪ミミズチの前にあっさりと食べられた子泣きじじいのコナキンさんではないですかーっ!
「ここにいる訳……それは大人のひ・み・つ・なのじゃ」
もう脳裏に焼き付いて悪夢を見そうな軽く赤ふんどしをはためかせたこなきんさん。
そんな妖怪こなきじじいのコナキンさんがいる旧校舎にありそうな古ぼけた校長室。
歴代の校長の写真が飾ってあり……ってなんで四代目の写真は可愛いライオンのガウガウぬいぐるみやねーん!
もう、突っ込み所満載の校長室。
「いつしか(出稼ぎで苦しかったあの頃)の子供も大きくなったものじゃな、歴戦を潜り抜けた戦士の顔をしておるわい……その顔が戦死の顔にならんように一から鍛え上げてやるからの」
「戦死ってこなきんさんはリアルに戦死したじゃないですかー!?」
ソファに腰をおろして優雅? にお茶をすするこなきんさんに感情が高ぶった僕はがぶり寄ってしまうって湯呑みの中身はお茶と思ったらさ湯なのですねー!?
「わしはあの時死んだ……そして天に召されるはずのわしの魂は天を失ったあちらの世界からこちらに召喚されたのじゃ……こちらを束ねる御大神さまにの」
「御大神さま?」
「そんなことは後にわかるものじゃ……今はリンの力量の底上げが重要じゃ。あまりにも顕現する力が隔たりすぎておる」
「力が隔たりすぎてるって僕には何の力も無いですよ!?」
「無知は怖いのぉ、鞭で打たれてあっはんうっふん吠えるミノタウロスほどのいやらしさじゃ!」
鼻息荒いコナキンさん……って校長先生の写真にコナキンさんがいるではないですかーっ!
「さて、リンよ。問題児だらけで名高い特別教室に編入してもらうからのぉ……気合入れて卒業目指すのだぞ」
「普通のクラスに編入させてくださーい!」
ニヤリっといやらしい笑みを浮かべたコナキンに僕の心の声など口にしても届くはずも無く強制的な編入が言い渡されたのであった。
今回は少し短めになってしまいました。
少しでもクスッと笑っていただけましたら幸せます。
今後ともかきくけ虎龍作品をよろしくおねがいします。




