修羅の世界編……天使セノイ登場、したけれど・・・うあぁぁぁ、どうして変態ばかりなのですかぁ!?
こんにちは、楽しんでいただきました嬉しいです。
拝啓 アラハ先輩。
修羅の世界……戦いが戦いを呼び戦い合う世界のはずなのですが……。
戦う理由って……それぞれですねぇ。
目の前で異世界にて剣帝の称号を持つ奴隷少女Aと無類の強さを秘めた貧乏神よりも貧乏な福の神ミヒロさんが凄まじいバトルを繰り返しています!
奴隷少女Aはチアガール姿のアンパン兵が「「「闇闇パーン」」」と叫び応援している最中……命の危機を迎えてしまいました……そう、天使が降りてきたのです、お空から殺気ビンビンの天使が降りてきたのです! こんばんは、僕です。
それはあまりにも突然の出来事でした。
奴隷少女Aとミヒロさんの高濃度の闘気が岩場を無残に破壊しつくしている最中、見上げるほど大きな光の球体がごく緩やかな弧を描いて僕の近くに降りてきますよーっ!
天使……そう、それは天使としか言い様がない風貌。
背中から真っ白い翼が生えて、修羅の世界には似つかわしくない爽やかなで整った容姿。
ただ、何処か神の御使いと称される天使にしては……清廉さも潔白さもない、うーん、何だか雰囲気が悪い……そう、グレちまった感をしっかりと醸し出している気がするぞーっ。
「見つけた……」
呟くような小さな声……中々、セクシーな声だ……僕が心から女性だったらご飯3杯き軽くお替りできそうな声優っぽい声だ。
「ここであったが百万年と三日目……相変わらず露出魔だな……リリン。素直に亀甲縛りでお縄をちょうだいさせろ……エロ尻のリリスの子よ……貴様のせいで、貴様のエロ乳のせいで私は私は……」
「この天使は脳みそぶっ飛んでる系なのですかー!? よーく見てください! 僕はリリンじゃないです」
「ぬぬぬーっ、リリン……貴様、更に魅力を上げるために僕っ娘スキルまで獲得したか!ボリュームいっぱいのエロ乳だけではなくプリンプリンのエロ尻まで遺伝子を活性化せせたのか!」
「天使さーん、その発想はお下劣すぎますよーっ!」
「私を天使と見抜く眼力……流石だ」
「その格好はどう見たって天使でしょう! むしろ、天使以外のなんと表現すればいいのですかーっ!?」
「そのエロ乳に惑わされて幾年月か! 高潔と美徳の第五位、力天使の地位を剥奪された挙句に堕天することなくこの地に幽閉された恨み、しっかりと妄想でロールプレしてきた成果でそのエロ乳! 揉ませてもらうぞ!」
「名前も名乗らないで乳揉むとかハレンチすぎですよーっ!」
「リリン……もしや、私を見忘れたというか……このセノイ様を見忘れただとーっ! これはびっくりしすぎて乳揉みだけではゆるされんぞ!」
「乳を揉む……ご主人さまの乳を揉む? 揉むも吸うもあたしだけの特権ある! そこの天使は脳みそに蛆が沸いてるあるね」
「乳を揉む……二つの双丘にピーピーかけて揉み揉みしたらいいですよーっってテレビCMで聞いたことがありますが……むしろ乳を揉んで、子供を作って父をピーピーを揉み揉みは伝統なんだよと言って子供に迫るのではないのですか……許せませんね、このエロ妄想天使……リンちゃんの乳は私の所有物、それを揉むのは私の役目……それを付け狙うとは、すぐさま死を与えなければ」
うあぁぁぁーっ、修羅の世界なのに変態エロ天使やヤンデレ福の神やダークすぎる奴隷しかいないのですかーっ!? ああっ、岩場の影から『俺たちどうすれば……?』と鎧武者亡者たちが困った顔で呟いてこちらをみているぞ。
突然、僕の右手に吸い付いている『キスキスチュッチューったこたこ吸い付き離さないわよ棒』が異変を感じ取ったように輝き出す。
――わたしの可愛いリン君……少しだけ……――
リリンの優しくて甘美な声、その言葉が脳内に響いた刹那……殺気だ、とんでもない二つの殺気が混じり合って、天使に襲いかかった。
いかがでしたか?
次話でリン君の身に何かが起きる!?
そして、奴隷少女A、ミヒロさん、セノイの三つ巴戦が勃発!?
エロ乳騒動は思わぬ終焉方向(コメディ風)に行く予定です(☆∀☆)
今後ともかきくけ虎龍作品をよろしくお願いします。




