表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/31

16日目 告白




「汐璃。私たち、付き合ってないじゃん?」

 ──なんて。急に夕映が私の方を見て言い出した。


 私は小さく欠伸を零しながら返す。


「そうだね」


「ね。どういう風に告白したら、成功率が高いと思う? やっぱり『一生君の手料理が食べたい』かなあ。それとも『生涯君だけを愛してる』かなあ」


「プロポーズばりにヘヴィ。あとその生涯、今日入れてあと15日しかないよね。っていうか……そもそも、それ告白相手に聞くことかなぁ」


「じゃあ、誰に聞いたら一番正確な答えが返ってくるの?」

「そりゃあ私かもしれないけど」


 というか。


「……夕映、私と付き合いたいの?」


 夕映が私のことを好きでいてくれていることは知っていたけど。付き合うとか、告白とか。そういう話は今までもちゃんとしてこなかったから、今みたいな関係性が心地よくてそうしているのだと思っていた。……でも、夕映は違うんだろうか。


「なるほど。……汐璃、私と付き合いたいの?」

「今のは告白時の台詞じゃなくって」


 そんな上から目線で告白してこられても、反応に困るだけだ。


「……んー、じゃあ。汐璃は私のこと、嫌い?」

「好きだよ。でも、付き合うとかそういうのじゃない……と思う」


 私は。百合とか、そう言った言葉で私たちの関係性を表すことはあまりしたくない。

 ……夕映は、そうじゃないのかもしれないけど。


「じゃあそれでいっか」

「いいんだ……」


 違った。別に今のままでいいらしい。


「逆に夕映は私のこと、そんなに好きなの?」

「好きだよ。異性として」


 百合じゃなく、そもそも私が異性だと思われている説が浮上してきた。


「……。告白時の台詞としては間違ってないと思うけど、私と夕映は同性だからね」


 私がとりあえず突っ込むと、夕映は「あ」と口元を手で覆った。


「盲点だった」

「そんなに死角だったかなぁ」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ