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17.従魔ができました

塾やらなんやらで忙しくて投稿できなくてすみません。

明日からは2話投稿とかもしつつこの分を取り返せたらなと思います。

「無視してないでなんか言えよ!」


俺の前にはなんかすごい喋るコウモリがいた。

うん。

なにこれ。

しかもなんか怒ってるし。

ま、まあとりあえず話してみるか。

普通に話せてるところから見るに知能高そうだし。コイツ。


「あの…」


「何?」


「あなたは誰ですか?」


「スモールホワイトドラゴンに決まってるじゃないか。 見てわからない?」


「へ?」


え?

ドラゴン?

ドラゴンってこんなにモフッとしてたっけ。

いや、そんなことはない。

少なくとも異世界系のアニメとかマンガでも全部体表は鱗みたいになっててツルツルしてた。

いや、髭が生えてるのはいたか。

まあどっちにしろモフモフなドラゴンなんて見たことも聞いたこともない。


「というかあんたこそ誰だよ?」


そういえば自己紹介してなかったな。


「八木草太といいます。以後お見知りおきを」


「な、なんかすごい丁寧だな。」


いやね、一応俺も元社会人なんでね。

これぐらいの対応はするよ。普通に。

相手怒ってるみたいだし。


「いやでも僕の獲物を横取りしたのは!許せない!」


「え? 横取り? 私は救出したつもりだったのですが…」


「いやれっきとした横取りだよ。ほら、あの狼の死体に焦げ跡ついてたでしょ?」


「もうすぐレベルアップするところだったのに。」


ああ。

あれはこのスモールホワイトドラゴン?さんがやってたのね。

というか火魔術使えんの⁉

一応聞いてみるか。


「ということはスモールホワイトドラゴン?さんは火魔術使えるんですか?」


「ふふふ。その通〜り! こう見えて火炎魔術12は使えるからね!」


おお。

すごい「ドヤァ」みたいな感じ。

まあ普通にすごいんだけど。

たぶん火炎魔術って字面的に火魔術の進化系だしね。

でも「ホワイト」なのに火系の魔術なんだな。

そこは氷魔術とかだろ。

というか、レベルアップとか火炎魔術12とか分かるってことは鑑定使えんのか?

ああ。聞きたいことが多すぎる。

まあ、順番に聞いていくか。

まずは褒めよう。

やっぱ褒めることからはじめないと。

「交渉の鬼」と言われた俺の商談テクを舐めるなよ!

嘘だけど。


「火魔術12ってすごいですね。私なんてまだスキルレベル1ですよ」


「ふっふっふ〜 すごいだろ〜」


あ。

なんかチョロい。

何でも言ってくれそうまである。

今のうちにマシンガン質問じゃ!


「というか『ホワイト』ドラゴンなのに火魔術なんですね。何か意外です」


「白いからといって魔術の相性とは関係ないぞ?」


「え?そうなんですか?」


「ただ種族の中で同じ適性をもった子が生まれやすいってだけだよ」


「まあ人族は色で判断してるらしいけど。」


お。

これはいいことを聞けたかもしれないぞ。

なにせ人族では違う認識が持たれているってことはこの情報を俺が独占できるってことだからな。

ということで次の質問!


「レベルアップや火炎魔術という言葉を知っているってことは鑑定が使えるんですか?」


「ふふん。上位のドラゴンだからね。もちろん使えるさ」


「ということは私のステータスも見れるってことですか?」


「もちろん。じゃあやってみようか?」


「まあいいですよ。特に見られて困るもんもないですし。」


まあ別に特異なステータスは無…

いや、ある。

魔力一万超えてたわ。

やっぱり見るのはやめてもr


「まあさすがに僕のステータスには及ばない…っては?」


「魔力が…一万超え⁉」


「え⁉」


ああ。一足遅かった。


「食事制限スキルって何⁉」


「え⁉ 創造神⁉」


まあ、普通そうなりますよね。

異世界で結構そういう系読んでた上に実際に会ったから俺は平静でいられるわけだしね。

そりゃあ何も知らない人…いや竜か。が見たらそんな反応するでしょうよ。


「あの〜」


なんかすっごいビクビクしてる。

まあ魔力一万超えなんて見たら怯えもするわな。

とりあえず何か言っておくか。


「まあそんな反応するのもわかります。でも普通に接してもらっていいですよ。」


「いや普通に軽口叩いてスイマセン」


わお。めっちゃかしこまってる。

でもこっちとしても普通に接してもらったほうが話しやすいし、体力とかはたぶんかなりの差があるだろうしかしこまらなくてもいいんだけどね。

まあ言ってみよう。


「ホワイトドラゴンさんのほうが全体的にステータス高いでしょうし、かしこまらなくてもいいですよ。」


「た、たしかに魔力意外の僕のステータスはあ、あんたより高いからな!たしかに僕がかしこまらなくてもいい!」


「でも普通にあんた強そうだから仲間にしてください(小声)」


なんか仲間にしてほしいらしい。

まあいいけど。

孤独も癒えるし戦力も増える。うん。いい事ずくめだ。

もちろん答えは…


「いいですよ。私の孤独も癒えますしね」


「いいのか⁉ よっしゃあ! これで楽に探索できるぞ!」


「でも仲間と言ってもどうすりゃいいんですか?」


「もちろん従魔契約だよ」


従魔契約かあ。

前世の知識で言うとまあペットみたいなもんか。

ドラゴンを従魔にするって今後街に入るときにえらいことになるんじゃね?

まあ、コウモリって言えばいいか。

問題なし。


「じゃあそうしましょう。 というかどうやって契約するんですか?」


「ほい。 これでいけるはず」



『個体名:スモールホワイトドラゴン と従魔契約をしますか? はい いいえ』



おお。

なるほど。

フレンド申請みたいなもんなんだな。

ということで「はい」をポチッとな。



『個体名:スモールホワイトドラゴン との従魔契約が完了しました』



そうして、俺に白い小さなドラゴンの従魔が出来た。


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