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第一話 勇者、逆行す

気まぐれで始めました。

よろしくお願いします。

 黄金の祭壇。

 そこにはいくつもの白く輝く宝玉が浮いていた。


 そこに踏み入って来た男が一人。


 彼の名はリレス、世界にたった一人しか存在しない勇者である。


 勇者とは邪悪なる者を打ち倒す唯一無二の救世主である。


 彼は魔王を仲間たちと共に倒し世界を救った。

 しかし彼の仲間たちは魔王軍との戦いで命を落とし、彼は酷く悲しんだ。


 そんなある日、彼は旅の途中に『誰も辿り着いたことのない幻の大地には時を巻き戻し、失われたものを取り戻せる宝玉を祀る黄金の祭壇がある』と耳にした。


 そして今、彼はついに幻の大地の黄金の祭壇へと辿り着いたのであった。




◆勇者リレス視点◆




 ついに辿り着いた黄金の祭壇。

 目の前にはいくつもの白く輝く宝玉(オーブ)が浮遊している。


 恐らく一番奥にあるオーブを破壊すれば魔王軍と戦う前には戻れると思う。


 魔王は世界を創り替える程の実力者だ。

 一番奥のオーブでも怪しいところだろう。


 もしかしたら上昇したステータスや手にしたアイテムも元に戻ってしまうかもしれない。

 念のために今のうちに確認しておく。


____________________

リレス

LV99(MAX)


称号:勇者


装備▽

右手:勇者のつるぎ(攻撃力+250・雷)

左手:ライカのつるぎ(攻撃力+200・火)

頭:勇者の兜(守備力+100・異常耐性)

首:絆のペンダント(パーティ時、攻撃力・守備力+人数×25)

体:勇者の衣(守備力+150・ダメージ軽減25%)

足:勇者の靴(守備力+50・素早さ+100)


強さ(装備合計)▽

最大HP:750

最大MP:500

右攻撃力:800(1050)

左攻撃力:400(600)

守備力 :250(550)

賢さ  :400

素早さ :350(450)


装備特殊効果▽

魔物に与えるダメージ+25%

雷属性攻撃

戦闘開始時に攻撃力×2のバフを戦闘終了まで付与

状態異常無効


スキル(最大LV)▽

回復魔法LV5(MAX)

蘇生魔法LV2(MAX)

火魔法LV3(3/4)

火炎魔法LV3(3/4)

無属性魔法LV2(2/4)

雷魔法LV3(MAX)

片手剣術LV5(MAX)

炎雷剣LV1(MAX)

盾術LV3(3/5)

二刀流LV1(MAX)

____________________


 オーブはかなりの力を秘めている。

 それも時を戻すならかなり頑丈だろう。


 なら勇者のつるぎで壊すしか無い。


 一番奥にあるオーブを前に決意を固め、思い切って勇者のつるぎを振り下ろした。


「っ!」


 オーブは確実に砕け散った。

 しかし勇者のつるぎも砕け散ったのだ。


 だがこれでやり直すことができる。


 意識が遠のいていった。







「……て。……起きて!」


 聴きなれた声で目を開けると幼馴染のレイナが心配そうにこちらを見ていた。


 レイナは魔王と戦った仲間の一人であり、腕の立つ魔法使いだ。


 どうやら過去に遡ることには成功したようだ。


 だが残りの仲間であるルークとライカが見つからない。


「ルークとライカは?」


「……聞いたことない名前ね。知り合い?」


 聞いたことがない?

 つまり二人とは出会う前に戻されたか、もしくは二人がいない世界に来てしまったかのどちらかだ。


 ルークは回復魔法やデバフの魔法が得意な人で、ライカは鍛冶や剣術が得意な人だった。


 レイナ、ルーク、ライカ……みんな大切な仲間だ。

 みんなが生きているか早く確かめたい。


「とにかく! 今日は旅立ちの日よ。……まぁ、リレスが世界を救う勇者だなんてまだ信じられないけどね。それに! いつのまに『ザ・勇者』みたいな格好に着替えたの?」


 旅立ちの日か……。

 つまりここは自分が生まれ育った村、トータの村であると言うわけだ。

 持ち物をを確認してみると砕けた勇者のつるぎ以外は全て持って来れたようだ。


「服装は気にしなくていい」


「服装まで気を使ってるってことはもう準備もできたってことよね? それじゃあ出発しましょ」


 旅立ちの準備もアイテムが残っているのだから気 にしなくていいだろう。


 勇者のつるぎの代わりに魔王が使っていた魔剣を装備し、遡る前とステータスが変わっていないか確認する。


____________________

リレス

LV99(99/198)


称号:勇者


装備▽

右手:魔剣ブラッドズ(攻撃力+300・闇)

左手:ライカのつるぎ(攻撃力+200・火)

頭:勇者の兜(守備力+100・異常耐性)

首:絆のペンダント(パーティ時、攻撃力・守備力+人数×25)

体:勇者の衣(守備力+150・ダメージ軽減25%)

足:勇者の靴(守備力+50・素早さ+100)


強さ(装備合計)▽

最大HP:750

最大MP:500

右攻撃力:800(1100)

左攻撃力:400(600)

守備力 :250(550)

賢さ  :400

素早さ :350(450)


装備特殊効果▽

血を吸収し攻撃力上昇

闇属性攻撃

戦闘開始時に攻撃力×2のバフを戦闘終了まで付与

状態異常無効


スキル(最大LV)▽

回復魔法LV5(MAX)

蘇生魔法LV2(MAX)

火魔法LV3(3/4)

火炎魔法LV3(3/4)

無属性魔法LV2(2/4)

雷魔法LV3(MAX)

片手剣術LV5(MAX)

炎雷剣LV1(MAX)

盾術LV3(3/5)

二刀流LV1(MAX)

闇魔法LV1(1/4)

____________________


 ステータスは一切下がっていない。

 それどころか新たに闇魔法を覚えた。


 恐らく魔王が使っていた魔剣だからだろう。


「何ぼーっとしてるのよ? さあ出発するわよ」


「ああ」


 思ったより過去に戻り過ぎた気がするが、それでも今度こそは仲間を守ってみせる。

〈作者からのお願い〉


少しでも

「面白い!」

「続きが気になる!」

「更新がんばって!」


と思っていただけたら

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もちろん感想欄でアドバイスやコメントもいただけると応援になります!

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