表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
噂の彼女はフルボーグ ゲーマーOL異世界転生記  作者: 弩理庵
第三部 見えぬ脅威編
97/131

再び王都へ 1

 荷物を片付けて村に戻ると、既にMV-22は配備されていた

 バルロイとチェニスが毎度のことながらのあきれ顔で私を見る


「なあ・・・この前のよりさらにでかくないか?」


「でかいよ。垂直離着陸できるタイプとしては最大級の大きさだからね

 これよりデカいのってなると、物資運搬専用の大型回転翼しかないかな」


 サンドキャットから降りて、MV-22と同時に配備されたKLX250に近づく

 

「レミリア、アエル、こいつの乗り方分かる?」


 KLX250を指さして二人に質問すると、二人がKLX250に近づいてぺたぺたと触る


「あ、なんとなくわかりました。馬みたいな感じ?っぽいのかなこれ?」


「触ったら銃と同じでイメージは伝わってきた。たぶん乗れると思う」


「よし、王都にいったらこれで移動するから、二人とも出発まで練習してきて

 村の人を驚かさないように、村から離れて練習すること

 あと、慣れないうちに余計なことして転んで壊したら甘い物なしね」


「「了解です!」」


 二人は新しい玩具でも与えられた子供のような表情でKLX250に跨り

 キック一発でエンジンをかけて、ぶいーんと村とは反対方向に走っていった

 レミリアてめー・・・あれほどいったのにジャンプしやがった

 アエルは無難に乗ってるな。でも結構速度出してるわね・・・

 あ、レミリアがスライドとかもうやりだした、あいつおかしいわ・・・

 アエルは・・・まて、なんでそんな速度だしてんだ、全速だろそれ??

 ・・・まあ、コケてないっぽいからいいけどさ・・・怖い物知らずだわ・・・


「レイラ、あれはなんだ?」「見ての通りの乗り物だけど」


 バルロイが相変わらずのあきれ顔で聞いてくる


「ここらはそれほど荒い地形ではないとはいえ、あんな速度で走れるのか」


「まあ、元々こういう地形を走って、偵察するための乗り物だからね

 ただあくまで悪路でも移動を迅速にする乗り物なので

 あんまり物もつめないし武装とか装甲とかもないよ」


「それでも十分驚異的だ。馬より早いじゃねーかあれ・・・」


「馬より遅いバイクってのは悲しいなそれ・・・」


 あきれ顔のバルロイを放置して、次の指示を出す

 オリマーは残り1台のKLX250のチェックをしている

 ジールは既にMV-22に取りついて点検と給油を始めている

 オリマーに、馬鹿2人と残りの1台を、2人が戻り次第

 MV-22に搭載して固定するように指示をだす

 ジールの方は様子をみて問題がなさそうだったので

 アルベルトの所に向かって様子を伺う

 アルベルトはグーデリアン君が支援要請したオトマティックと共に

 配備された、専用の乗員AI兵と何やら話し込んでいた


「アルベルト、何か問題でもある?」


「問題ではないのですが、この自走対空砲は対艦攻撃の機能が無いそうです

 これからグーデリアン殿と協力して、射撃プログラムの書き換えを行う予定です」


「荒れた海でもないし、こちらも揺れない地面の上だから

 対車両用のプログラムで直射はいけるとおもうけど

 曲射の最大射程攻撃が問題になりそう?」


「その部分のFCSユニットがオミットされているようです

 以前、基地で運用した際の地上固定型の砲のデータがありますので

 そちらを用いて簡易的な地対艦制御プログラムを構築しようと思います」


「運用はお任せる。あとこれからまた出かけるから留守を宜しくね

 それでザロスを・・・って、そういえば見てないね?

 朝食にもいなかったけどさザロスはどうしたの?」


「その・・・申し上げ難いのですが・・・

 昨夜、バルロイ様の寝酒に付き合わされて・・・重度の二日酔いで

 朝食も食べたくないとの事ですので、今日は休ませた方が良いかと・・・」

 

「悪いけどそうもいかないんだわ・・・

 王都に行くので、下手するとあちらに引き渡す可能性がある

 仕方ない、鎮静剤パック使って座席に座らせておいて

 それと、ワグナーのとこからきた騎兵の指揮官と副指揮官

 あれにも鎮静剤パック使用して拘束して担架にのせて搭載しといて」


「畏まりました。昼食は如何なさいますか?」


「ああ、それ忘れてた。私達の分の弁当と珈琲をお願い

 2食分あればいいかな・・・まあ、なければインベントリから出すし

 てかインベントリから食べ物や飲み物は出せるんだけどさ

 アルベルトの珈琲だけはどうしても無理だからね。多目に作っておいて」


「畏まりました! 直ちにご用意致します」


 出来る執事褒めるとやる気が上がるのはいいが、そういうのを

 ポーカーフェースで隠すのも執事の嗜みじゃないのかね?

 留守の指示を終えたので、MV-22の様子を確かめにいく

 既にサンドキャットの搭載と固定は終わっており

 AI兵とジールがフライトプランの打ち合わせをしていた

 ジールが私に気付いて崩した敬礼をしながら歩いてくる


「ボス、イツデモ飛ベルネ! 燃料弾薬モOKネ!」


「悪いね、ジール。あんたたち二人は働きすぎだわ

 ひと段落したら酒盛り許可するから、それまで頑張って」


「大丈夫ネ! モウ飲ンデルカラ!」「誰が許可だしたおい!」


 よく見ると、スキットルを胸ポケットにいれてやがる

 まあ、酒飲んでも作業効率落ちないからいいけどさ・・・

 オリマーとジールもサイバーまでいってるので

 酔わない程度に分解できるからね・・・まあ、いいんだけどさ

 しっかしいつみてもMV-22はでかいわ・・・


 Vー22の米海兵隊仕様がMV-22オスプレである

 ティルトローターという翼ごとエンジンとプロペラが角度を変える事で

 回転翼のような垂直離着陸と、航空機の安定した飛行を両立した

 技術の進歩によってやっと達成された航空機である

 というのが、この航空機は概念だけでいうなら

 20世紀初頭から存在し様々な形状のものが試作されたのだが

 量産配備までこぎつけたのは、このV-22が最初になる

 試作機という意味でこのV-22の基礎データを作った機体は幾つかある

 だが、軍用という厳しいハードルを越えて正式配備されるというのは

 数々のテストを潜り抜けなければならない。それも、民間機に比べると

 おかしな条件で嫌がらせではないかと思えるような条件を・・・

 莫大な予算を湯水のように飲み込んでそれらのハードルを乗り越え

 V-22はついに実戦配備されることになった。そしてその性能は

 戦術に大きな変化をもたらすレベルで画期的な性能だった

 1 乗員数が多い

   これは一機当たりに搭乗できる兵士の数が多くなるのでとても重要だ

   軍用の一般的なシングルローターヘリで6〰10人

   ツインローターという大型のタイプでも25名が平均

   V-22は詰め込めば32名は乗れるのでかなりの兵力を輸送できる

   但し、大型のCHー53EやCH-47Fはこれを超える人数を輸送できる

 

 2 積載量が多い 

   9トンものペイロードを誇るため、機内に軽装甲車両なら

   運用する兵士と共に搭載したまま移動できるという利点がある

   他の一般的なヘリでは、1トン〰3トン搭載できれば良い方である


 3 航続距離が長い 

   この性能が他のヘリに比べると圧倒的なスペックを誇る

   V-22は無給油で3000㎞を超える長い航続距離を誇るのだが

   一般的なほかのヘリは、600㎞〰1000㎞程度しかない

   

 4 高い速度

   V-22の速度性能は、巡航446km/h 最高速度565km/h

   それに対して、この前王都に行くのに使用したUH-60Mは

   巡航278km/h 最高速度295km/h 最高速度ですら、V-22の

   巡航速度にまるで及ばないのである

  

 但し、なんでもかんでもほかのヘリより性能がいいわけではない

 大型のCHー53EやCH-47Fは搭乗人数と積載量ではV-22を上回る

 特にこの2機は、無理をすれば55人の人員を輸送可能であり

 機体の下にワイヤーでつって、155mm榴弾砲を輸送することも可能である

 私がV-22に求めたのは、高い巡航速度と飛行モードの変更による安定性である

 プロペラを正面に向けることで、V-22は飛行機のように高速で安定して飛行出来る

 バルロイとザロスがヘリに対してえらく酔いやすいので、その為に呼んだのである・・・

 まあ、王都についてからの移動手段である車両も搭載できるのは魅力的だったので

 どうせいつかは必要とする航空機なので、今呼んでおこうと支援要請をしたのである


 さてと、二人をそろそろ呼び戻すか

 無線で二人に戻ってこいと伝えると、凄い勢いで二人は戻ってきた

 そして、土草だらけの新車であったKLX250の無残な姿と

 土砂だらけで砂場帰りの子供か? という二人の姿をみて愕然となった


「あんたらさ、それ、これから王都もってくんだけどさ

 その汚いバイクと、汚い恰好の二人のっけて王都いくわけ?」


 そこで二人は、何のために慣らしをしていたか思い出して、顔を青くする


「10分でシャワー浴びてきて。上がったらこれに着替えて

 で、アエルは今回はこれを装備。使い方の詳細はレミリアに聞いて」


 以前王都にいった際にレミリアに渡した服と装備一式と同じ物を2つ取り出し

 レミリアとアエルに渡す。そしてアエルにはGlock17一式も渡す

 

「髪も洗ってきてよ。どうせ砂だらけで頭かいたら砂落ちてくるわよそれ」


 少しにらみをきかせてからシャワーに送り出し、仕方ないのでオリマーを呼ぶ

 

「オリマーごめん、あの二人がやらかしやがった。悪いけど直ぐに

 洗って水気とってMV-22に載せて固定しちゃって」


「コレクライ大丈夫ネボス! スグ取リ掛カルヨ!」


 オリマーすまん、ほんと君たち二人には仕事与えすぎだわ・・・


 

 







 

修正履歴2019年9月25日

書き忘れの追加


 それと、ワグナーのとこからきた騎兵の指揮官と副指揮官

 あれに鎮静剤パック使用して拘束して担架にのせて搭載しといて

 

独り言

サンドキャットをMV-22に搭載しようとしたら、横幅が足りませんでした・・・

仕方がないので、2人乗り×3台でバイクで辻褄を合わせました

他のところで矛盾だらけなのにここだけ合わせてどうすんでしょうね?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ