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噂の彼女はフルボーグ ゲーマーOL異世界転生記  作者: 弩理庵
第二部 ワグナーの脅威編
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姉妹の時間

 アルベルト様が新たな任務の為、ランバートン様の元に走り去り

 パノン、サーラ、アエルは交代に備えて休憩している

 私とお姉ちゃんは村の人が避難している部屋の前に

 オリマーさんとジールさんに手伝ってもらって

 装甲バリケードという物を設置して

 部屋の入り口を守る為に見張りの任務に就いている

 ドアが閉まると後ろの部屋からの音は何にも聞こえなくなった


 私はアルベルト様から装備として支給された

 H&K G36KA2のスリングの長さを調整して右肩からかけなおす

 今まで私達は、地方の寂れた村のただの村娘でしかなかった

 家の手伝いをしてり、農作業をしたり、それが当たり前の生活だった

 それが今では、ランバートン様の指揮下にはいって兵隊さんをしてる

 見たこともない服や武器や道具についても、なんでか大体わかる

 さわったことがないこの武器も、手に取った瞬間使い方がわかった

 どうやって撃つのか、どうやって弾装を交換するのか

 どうやって銃床を展開するのか、どうやって分解整備するのか

 手に取った瞬間に、頭の中に、誰かが教えてくれたように知識があった

 ランバートン様はこの事を凄く気にして悩んでいた

 意図してないのに私達を洗脳しているのじゃないか? って

 なんでランバートン様はそんな事気にするんだろ

 洗脳なんてされてないし、皆感謝してるのに

 とくにお姉ちゃんは絶対そこは感謝してる。言ったら危ないから言えないけど

 お姉ちゃん、料理の味付けセンス、絶望的なんだよね

 ランバートン様の指揮下にはいって、お姉ちゃんの料理が食べられる!って

 私からすると、2度目の奇跡を見せ付けられたちゃったもん


「レミリア、ちょっといい?」「ナ ナーニ オネェチャン」


 ヤバイ ばれた? お姉ちゃんの料理の腕のこと考えたのバレてる!!


「何変な声出してるのよ? ちょっと相談があるのよ」


「あ、料理の味の事考えてるのバレたんじゃなかったんだ。ホッ」


「へー・・・そこは後で詳しく聞くから今はいいわ」


「しまった!?!?」


 墓穴掘った。自爆した。さよなら私の輝かしい明日・・・・


「あのね、レミリア。ニルン村に戻りたい?」


「んー・・・廃墟に戻っても意味ないよね?」


「村がもし、まだあったら戻りたい?」


「あそこ戻ってもご飯不味いし、なんか人使い荒いし、あんま戻りたくなーい」


「お父様にまた会いたいとかないの??」


「それはぜんぜんないかなー。実の父親の悪口言うのやだけどさ

 あの人、村の事なんてこれっぽっちも考えてないよ

 もう今だから言うけど、あの人お母さんが生きてた頃から

 町の宿屋のした働きの女性と大人の関係だからね

 どうせ私達を外に出そうとしてるのも、その人奥さんにするためだよ

 たぶんね、もう子供もいて男の子なんだよ。だから私達邪魔なんだよ」


「それ本当なの!?」「最後の子供のとこは勘だよ」


「んー・・んーんーんー・・・・・もういっか、言ったほうがいいのかなこれ?」


「レミリア、まだ何かあるの?・・・」


「私がワグナーの変態に差し出されるのって、ずっと前から決まってたんだよ」


「どういう事なの!!」


「12の時からかな、お姉ちゃんと別の部屋で寝るようになったよね?」


「そうね。お父様がもう子供じゃないんだからって言って・・・」


「あれから私、そのための準備を3日おきくらいに夜に仕込みをされてたの」


「え・・・・・・どうして・・・どうして言ってくれなかったの・・・・・」


「言ってどうなるの? お姉ちゃんお父さんとめられる?

 他の大人にいったってどうにもならないよ? 村長が娘にしてることなんだから

 だからさ、言ったらさ、お姉ちゃんが何もできないのに、悩むだけじゃん?

 それなら言わないで、私一人の胸のうちにしまっとけば、誰も苦しまないじゃん?」


「そんな・・・・・・・・」


「あ、勘違いしてると思うけど、お父さんとそういうことしたわけじゃないよ?

 んとね、木彫りの模した物とか本とかつかって勉強したの

 男の人の好む態度とか仕草とかを、物語とか誰かの日記を読んで勉強したり

 ワグナーの変態はこういう態度の娘がすきだから意識しなさいとか

 あー、あれだよ。アルベルト様がする座学みたいな感じだよ

 だからもう穢れたとか純潔ではないとかじゃないとかじゃないんだよ

 なんてんだろ、事前に相手の好みの女になれるような教育?

 あと始めてあの変態の寝室に入ったときにする机上演習?みたいな

 そこはまあ、父親だから最大限配慮してくれたんじゃない?」


「どうして・・・私でなくってあなたなの・・・

 私にやらせればいいじゃない・・・なんで幼い貴方なのよ!」


「逆だよお姉ちゃん。私のほうが小さかったからだよ?

 お姉ちゃんに今からそういうのやらせても、嫌がるし受け入れないじゃん?

 子供なら好奇心あるから、そこ上手くつかえばすんなり受け入れるじゃん?

 ただお父さんも、村の皆も、そしてお姉ちゃんも勘違いしてるのは

 私はたぶん、皆が思ってるより頭の中身は大人だよ

 私はお父さんが何のために私にああいう勉強をさせたか理解して、受け入れたの

 んでね、変態おっさんとこいってしばらくいいなりになって、ご執心にさせてね

 一番のお気に入りになって、お金と権力を私のために使わせるつもりだったの」


「あんたなんてこと言ってんの!」


「だって、私の目標を叶えるには、すごいお金と、知識と、人の力がいるから

 私はね、お母さんを殺した、悪女の嫉妬をこの世界から消し去りたいの!

 あの病気を倒す知識か力が欲しい。そのために生きるってあの時決めたの!

 お墓に葬られないで汚物みたいに火に放り込まれたお母さんの事、忘れない」


「レミリア・・・・あなた・・・・・・」


「んー、お姉ちゃん。村の事なんて忘れたら?

 ランバートン様に呼ばれて戻ってきたときからおかしいし

 もっかい呼ばれてガフ様の家にいってから緊急事態になって

 合流したとき明らかにお姉ちゃん顔に生気なかったし

 ランバートン様が、村が実はあった証拠でも見つけてきたんでしょ?

 じゃなきゃ、村がもしあったらなんてありえないこと言わないでしょ?」


「・・・そうよ・・・ランバートン様が指示して何か出してたあれ

 空飛ぶあれが・・・・村にいって・・・まだあるって動く絵を送ってきた・・・」


「いいじゃん、あんな村のこと忘れれば。したいこと見つけて生きればいいじゃん?

 私はしたいことあるけど、ランバートン様と一緒にいるのも楽しいから

 いずれランバートン様に悪女の嫉妬を倒したいので手伝ってくださいって

 お願いしてみるつもりだよ? 私さー、お姉ちゃんと悪女の嫉妬倒すことしか

 正直あんま興味ないんだよねー 他の事結構どうでもよかったんだよ

 でも今すごい楽しいし、わくわくしてるし、人に興味も持ち始めてるんだよ」


 お姉ちゃんは力が抜けたように、壁にもたれると、ずるずると床に座り込んだ

 気持ちは分からなくないけど、もうちょっと姉らしいとこ見せてほしいかも


「なんだろ・・・貴方の話きいたらさ、私って馬鹿だなって思った

 妹なのに、貴方は私よりずっと辛いことされてた。それも気付いてなかった

 私は姉なのに、ずっとお母さんが死んだ事引きずって、他人の顔色伺って

 村にために、お父さんの為に、妹の為になんて我慢してきたつもりだった

 でも全然私は我慢なんてしてなかった。ただ嫌われるのを怖がってただけだよ

 貴方みたいに、お母さんの敵を討つために自分すら犠牲にしてもやり遂げるんだ

 そんな気概も目標もなく、ただ言われた事して怒られないようにしてただけ

 私、お姉ちゃん失格だね・・・・・・・・・」


「そう? 私はそんなお姉ちゃんが大好きだよ?

 お姉ちゃんが私の初めて欲しいとかいうなら、あげてもいいくらい好きだよ?」


「あんた何変な事いってんのよ!?!?」


「あ、またお姉ちゃんやらしいこと考えたでしょ? 初めてのちゅーだよ?」


「・・・あんたっていつもそうやって人からかって、ばか!」


「あははははは。そうそう、お姉ちゃんはその調子のほうがいいよ

 落ち込んだってだーれも助けてくれないし、気持ち沈んでもいいことないよ?

 それにさ、私の始めてのちゅーはとっくの昔にお姉ちゃんに奪われてるしねー」


「ちょっと、何馬鹿なこといってんの怒るわよ!!」


「本当に覚えてないの? 私が4歳のとき、お父さんとお母さんがしてるの見て

 私達もやってみよーっておねえちゃんが私にちゅーしてきたのに、酷くない??」


「・・・・・・・・思い出したわ・・・確かにした・・・」


「私の純潔奪ったんだから、責任とってよねお姉ちゃん?」


「そんなもの奪ってないでしょ! 子供の好奇心でちゅーしただけでしょ!?」


「いだだだだだだ! お姉ちゃんコメカミグリグリやめ! イダイイダイ!」


「あんたが変な事ばっか言ってからかうからでしょ!」


 私はお姉ちゃんのわき腹をくすぐって

 一瞬の隙をついてコメカミグリグリから逃げ出して反対側の壁に逃げる


「いったー・・・・お姉ちゃん加減しないからめちゃくちゃ痛いよこれ

 でもまあ、私が痛い思いした意味はあったかな?

 少しは下らない考え吹き飛んだんじゃない?」


「・・・・レミリア・・・ほんと、あんたって子はなんなのよ・・・・」


「私はお姉ちゃんが悲しい顔してるのがすっごいすっごい嫌いなの

 大好きなお姉ちゃんには笑ってて欲しいの。ただそれだけだよーん」


 













2019年の9月4日に掲載を開始したのですが

9月11日現在、気がついたらPVが10000を超えていました

多くの人が見に来てくださって、本当に有難いです

でもまだ、一番出したいキャラも出せていないんですよね

話の展開が遅くて申し訳ありません

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