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噂の彼女はフルボーグ ゲーマーOL異世界転生記  作者: 弩理庵
第一部 アルムの村編
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とっても良くできました(チッ)

 ガフ君の家の食堂に戻って、私達は座ってお茶を飲んでいる

 今日の農作業とか仕事とかいいのかい? と思うのだが

 先ほどの思いつきで人身御供として改造したナイフの出来に

 あまりの衝撃を受けたらしくて二人ともそれどころでは無いらしい

 テーブルの上に置かれたナイフを前に、二人は説明を求めてきた


「まあ、簡単にいえば。ちょっと作業したら運が凄い良かった。ってこと」

「それ説明になってません・・・・・」

「頼むから、もうちょっと詳しく教えてくれ」

「贅沢だな君達・・・・・・・」


 ガフ君が淹れてくれた、ヨム茶なるかなり濃い茶色いお茶をご馳走になる

 ウーロン茶+ジャスミンティー+ちょっとハッカ みたいな不思議な味だ

 なんでもこのお茶には鎮静効果があるらしい。二人は落ち着きたいらしい

 あ、これちょっと風味独特だけど結構好きかも。薬茶みたいな感じだ


「えーと、めんどくさいので、説明文そのまま読み上げるわ」


〔 名称 バルロニグズ

  種別 短剣

  材質 ミスリニウム合金+タングステン合金

  強化 +11(+10を突破したので武器破壊無効)

  特性 可変属性(使用者が意識することで変化。闇属性使用不可)

 

  特殊 イメージリンク 


      武器が体の一部のように感覚として認識できる


      投擲した場合は軌道制御が可能になる


      50m.以内の距離に武器と鞘がある場合

      所有者が収納を意識すれば武器は鞘に戻る      〕


《グーデリアン、なにこの ミスリニウム合金 というのは?》

《大成功しましたので、どうも未知の素材と既存素材が融合したようです》

《レシピは確認できた?》

《確認できました。しかし今回は大成功ですので、必要量を満たしていません》

《それでも、成功しちゃったからこれからは適量配合すれば作れるってこと?》

《そういうことです。このレシピの獲得は素晴らしい成果だと思います》

 

 わけがわからない世界にきて、クラフト系作業の一発目でこの成果か

 まあ、運がいいと思う。ゲーム時代にこういう新発見って年に1度程度

 というか、ここにきてから運がいいの連続なのかもしれないなー・・・

 最初にガフ君が近づいてきてくれなかったら、パニックか恐慌状態だったかも

 そう考えるとガフ君には感謝しても仕切れないな。美味しい食事でお礼しよう


《ちなみにこの合金はどんな合金なの?》

《非常に軽量で硬いです。それとエネルギーとESPの伝達率が異常な効率です》

《軽いってことは、あのナイフは使い辛い?》

《中心に配置した芯としてのタングステンは残っていますので大丈夫です》

《それは良かった。この合金と今回の結果について検証と考察進めといて》

《了解であります》 


「あああああ! いまさら思いついた!

 名前、バルロイノクズ にしとけば、それらしいけど酷い名前だったじゃん!」

「あんた俺への扱い酷すぎるのどこまで拡大するわけ!?」


 性能を聞いてショックで呆然としていたバルロイのおっさんが立ち直る

 その声でガフ君も はっ と意識を取り戻したかのように再起動する


「あの・・レイラさん。このナイフ・・・王家でも持ってない一品ですよ

 それを作って凄いって思ってたのに・・・バルロイノクズとか・・・・」

「ゲイボルグにもじって、ゲイデスボクにしといたほうが良かったかな?」

「それはもっと酷いです、ますますバルロイさんが結婚できない気がします」

「なんでそれ早く教えてくれないの! そしたらその名前にしたのに!」

「あんたは俺をどうしたいんだよ!」


「まあ、おっさんの婚期絶望計画はおいておくとして、ガフ君に相談がある」

「あ、はい。何でしょうか?」

「なんだその俺の人生滅茶苦茶にする気まんまんの計画は!」


 ぎゃーすか五月蝿いバルロイのおっさんを左手であしらいつつ

 少しガフ君の方にずりずりと体をずらして近づいて、真剣モードで


「私は元の世界に戻れるか分からないでしょ? これからの生活についてさ

 どうやって食べていくか、どこに住むか、何をするかって考えないといけない

 だから、ガフ君ではなく、アルム村の代表者としての貴方に相談したいの」


「確かにそうですね。ただ、衣食住についてはこの村にいる限り僕が保障します

 バルロイさんのナイフ一本の価値だけでも、もう検討がつかないので・・・

 幸いにしてアルム村は、食料の備蓄と収穫は他の村に比べて余裕があります」


「ん?? なんでバルロイさんのナイフの対価を村長が考えるの??」


「バルロイさんが強い武器を手にすれば、それだけ村の安全性が上がります

 盗賊の襲撃や魔物の襲撃があっても、バルロイさんがきっと倒してくれます

 そう考えると、村の防衛力への投資として保障を考えるのは当然です」

 

 盗賊はまあ、分かる。魔物・・・まあCall to Stormでもエネミーはいた

 たぶんあれと同じような敵って扱いなんだろな

 まあ・・・Call to Stormに出てきたエネミーはエイリアンだけど


「バルロイのおっさんって、そんなに村に深く関わってるの?」


「バルロイさんは僕が成人するまで村長後継人をして頂いているんです

 父が冒険者だった頃に父はバルロイさんとパーティーを組んでいました

 だから、父が死ぬ間際にバルロイさんに僕の後継人をお願いしたんです」



 

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