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噂の彼女はフルボーグ ゲーマーOL異世界転生記  作者: 弩理庵
第一部 アルムの村編
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少年と殺人未遂犯と私

 おかゆ おいしかったー

 あつあつ ふわふわ とろとろ やさしいあじ

 しおこんぶいれると おいしさがたくさんになる

 ざーさいいれると しげきてきでとってもおいしくなる

 おかかいれると おいしさと こうばしさが いっぱいになる


 たまごやき おいしかったー

 すこしあまくて ふわふわで ちょっとなまなのに だいじょうぶ

 いつものたまごは かたくなるまで やいちゃうので ぜんぜんちがう


「なんかガフ君が、どっか違う世界に意識がいってるっぽいな・・・・・」


 レイラさんの朝食を食べて、僕は幸せにつつまれて半分意識が飛んでいた

 そしてバルロイさんのことなんて、すっかり頭から忘れていた


「フガーーーーッ! フゴゴフガーーーーッ!」

「あ・・・そうだ、バルロイさんを・・・・・・」

「あー、そうね、忘れてたわ。暴れられても困るからまず猿轡だけね」


 レイラさんはそういうと、どこからテーブルの上においてあった

 あれ、これバルロイさんのダガーだよね?? を手にとって

 え!? ちょ!? 投げたバルロイさんに投げた!!?!?


「ぶはあああっ・・・・・やっと外れた・・・・」

「外れたんじゃない、切ってやったんだよ」


 あれ・・・確かに投げて、猿轡にしてた布を切った

 そのままナイフがツバメみたいに、くるって上昇してこっちもどってきた

 レイラさん何をしたんだろう????


「勘違いしたのは悪かったが、あんまりじゃないかこの扱いは?」

「一応教えてあげる。私の国であんたが同じことしたら、懲役5年以上だ」

「そりゃ・・・確かに勘違いして殺そうとしたのは悪かったけどよ・・・」

「腹殴って気絶させたのは正当防衛よ。気絶させなきゃ攻撃されたからね

 その後、夜間に何回か、顎蹴っぱくって気絶させたのは逃亡阻止

 あんた、ブーツに仕込んだ小さいナイフで縄切ろうとしてたでしょ?」


 バルロイさんは、驚いた表情をしてから、その事実を認めた


「確かにその通りだ。なんでバレてんだよ・・・スキル使って隠してんだぞ」

「あんたみたいな素人の企みがわからんわけないでしょうに・・・・」

「え???? バルロイさんが素人!?」

「あん?? 俺が素人だと?????」

「ん?? 違うの? だって弱いし、隠すの下手だし、それに遅いし

 だってこれ、見えないでしょ?」


 レイラさんは何処から取り出したのか、指の間にナイフをいくつも挟んでいた

 両手を振ってそれを投げたんだと思う・・・ナイフ指の間から消えている

 バルロイさんを縛っていた縄があちこちで切れて、バルロイさんが解放される

 ナイフは壁や天井に刺さらないで、何故かレイラさんの指の間に戻ってる・・


「な・・・あんた今何したんだ!?」

「サイコナイフなげて、縄切って、呼び戻しただけ」

「俺はAランクのシーカーだぞ? ナイフの扱いなら王国内でも10指に入る

 その俺が、全く理解できない速度でナイフを扱えるってのかあんたは!!」

「そのAランクとかシーカーってのが何を示してるのか私はわかんないけど

 まあ・・・いまのナイフが見えないなら、私からすれば素人でしかないかな」

「・・・あんた何者なんだ・・・・Sランクでも同じことが出来るかわからんぞ」

「そのランクが何を示すか全然わかんないけど、私はただの1部隊の指揮官だよ


 開放されたバルロイさんは、話しながらテーブルに近づいて椅子に座る

 レイラさんがバルロイさんの方に、話をしながらカップに注いだ何かを渡す

 あれ・・・レイラさん凄く怒っててバルロイさんとこれから仲良くできるか

 すごい不安だったんだけど、なんか問題なさそうなのかなこれ・・・・・


「部隊? 指揮官?? あんた帝国の人間か?」

「帝国? なにそれ? 私はフリーランスのプライベートフォースだよ」

「プライベートフォース??」

「どっかの国家に所属してないで、個人経営で企業スポンサーがついてる軍隊」

「つまり、あんた、個人で軍隊を持ってるってことか??」

「あー、その考えたぶん近いと思う。完全に正解ではないけどほぼ正解かな?」

 

 バルロイさんが渡されたカップを口に運ぶ

 そして一口のんで


「アヅッ! でもめちゃくちゃ旨いぞこれ!

 なんだこれ!? 甘みがあって濃厚ですごく旨い! なんだこの黄色いのは!」

「インスタントのコーンポタージュ。トウモロコシの粉で作ったスープよ」

「それ美味しいんですかバルロイさん! 一口ください!」

「ふざけんなガフ! お前さっきうまそうなのバカスカ食ってただろが!」

「はいはい、喧嘩しない。ガフ君の分もちゃんと用意してあげるから」

「レイラさん早く! 早く!」


 レイラさんは苦笑しながら、黄色い粉をカップに入れてポッドからお湯を注ぐ

 木のスプーンでぐるぐるかきまわしてから、はいって僕に渡してくれた


「アジッッッツ! 熱いけど凄く美味しい! とろとろで甘くて塩気もある!」

「ほーんと、ガフ君は美味しそうに食べてくれるから、出し甲斐あるわ」

「俺だって旨そうに食ってんだろ!」

「勘違い系のむさ苦しいおっさんはちょっと・・・・・・」

「俺の扱い酷すぎるんじゃないかおい????」






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