王家との夕食 3 久々のグーデリアン君
「今日はもう出さんからね? 御呼ばれの食事のはずだから何もしないよ私」
周囲に釘を刺してから、美味いが硬いパンをかじり続け
そういえば小皿で一緒に出されたこのペースト状の物は何だろと疑問が湧き
パンを小さくちぎって小皿にちょいちょいとつけて試してみる事にする
ん? この臭い・・・アンチョビに近いぞ! 魚の塩漬けのペーストかな?
ペーストを付けたパンを口に入れて咀嚼すると、予想通りの深い味わいがする
ああ、これ美味しい! これいけるわ! これは素晴らしい!
アンチョビが元々好きだったので、ペーストをつけてがんがん食べ始めると
王様と王妃様が不思議そうな表情で私を観察している。なんでだ??
ダルクがそれに気づいたのか、フォローを入れてくれる
「ランバートン殿、そのペーストにハーブを入れた物がお好みですか?」
「これは美味しいですね。私の世界でもこれに近いアンチョビってのがあって
それに近い味わいだけど、それより深みがあるというか、コクがあります
これは美味しいわ・・・これパンじゃなくって別の料理に使ってみたいな
あとでこれ、ちょっと分けてもらうか、レシピを教えてもらうって出来る?」
「いえ、お分けするのもレシピを教えるのも問題ないとは思いますが
それはこの国の者でも苦手とする者が多いので、意外ですな」
「たぶんだけどね、私の国の食生活が関係していると思う
私の国ってさ、200年くらい前までかな? 食肉が殆ど無かったのよ
宗教と政治がからんだ御触れが出て、1000年近く、家畜を食べる事が
いけないことみたいな感じになってたのよ。だから狩猟で僅かに取れる
鳥を食べるのが精々みたいな感じで、4足動物は食べる事がほぼ無かったの
それを誤魔化すために、動物の数え方まで変えたりしてたのよ
兎って動物は耳が長いので、あれは羽だって滅茶苦茶な言い訳して
1頭2頭って数えないで、1羽2羽って鳥類と同じ数え方して鳥扱いにしたの
基本的に、鳥類は多少食べるけど、鹿、猪、牛なんかはほぼ食べなかった
狩猟をする人だけが鹿や猪や狸を食べたりしてた。海洋哺乳類はよく分らない
その兼ね合いで、魚を食べる文化が発達したり、タンパク質を摂取するために
大豆やゴマを料理に用いたり、あと、大豆をベースにした発酵食品を日常的に
用いるようになったのよ。その関係で魚も発酵食品がそれなりのあったので
国の食文化として、魚介類の加工品はよく食べたのよ。海苔も食べたしね」
「レイラやっぱおまえさ、学者かなんかだろ??
自分の国の食文化がどういう経緯を辿ってこうなっていったとか
専門で調べて研究しないとわからんだろ? 正直、話を聞いてて面白いが
学者でないのにそこまで詳しいなら、そのほうが俺には恐ろしいぞ??」
「そりゃ教育の違い。私の国では、6歳から15歳までは、義務教育がある
国民の義務として、その9年間は毎週5日は学校に通って勉強するんだよ
午前9時から午後15時くらいまで、御昼に一時間の休みはあるけど
あとは勉強と運動をして健全な肉体と最低限の教育を受ける義務がある
だから国民全てが、最低限これは知ってるみたいなラインまで
義務として知識を詰め込まれるんだよ。それが大きな違い」
「ランバートン様それ本当ですか? 9年も勉強をさせて貰えるんですか?」
「そう、最低限9年は義務で勉強をする。更に勉強したかったら、試験を受けて
高等学校ってところにまずいく。ここで3年義務教育より高度な勉強を受ける
この高等学校ってのはほぼ義務教育に等しいレベルまで浸透してる
で、これが終わったら、大学、短期大学、専門学校等のさらに高度な教育を
受けたいのであれば、難易度が高い試験を受けてさらに学校にいく
これは学校によって期間が違うけど、まあ3年から4年が一般的かな
さらに大学が終わってもさらに勉強がしたいなら、大学院というのに行く
これは難易度がかなり高いけど、ここにいった人間がはじめて、専門の研究職
と呼ばれる形になる。大学を出た程度では、専門家とはまだ言い難いかな」
「つまり・・・レイラの世界では・・・学者になろうとおもったら
えーと、、6年と、3年と、3年と、4年だから・・・
16年学んでから研究者になるための前提が整うってことなのか??」
「そうだよ。大学院がは行ってないので何年か知らないけどね
大学院を出てからなのか、在籍中になのかは分からないのだけど
研究員とかってのになって、そこから助教授になってから教授になる
まあ、専門の先生なんて呼ばれるのはこの助教授ってのになってからかな?
それに先生なんて呼ばれる人はおそらくこの世界に比べてべらぼうに多いよ」
「ランバートン様の世界って、私からすると夢の世界より天国ですよ殆ど
勉強をそんなに長く出来るなんて、私嬉しくて死んじゃいますよそんなの?」
「まあ、レミリアからすればそうだろうね。図書館だって無料で利用できる
学校という施設にも図書館があるし、市区町村や国が運営する図書館もある
それにインターネットってのを使えば、想像もできない程の情報も手に入る
逆にだからこそ情報の洪水に翻弄されて、真実や目的を見失う事もある
発展すると良い事だけがあるわけじゃない、それに付随して悪い事もある」
いつのまにか、全員が食事の手を止めて私の話に聞き入っていたので
咳払いをして話を終わりにして、キツい臭いのハムとチーズを平らげる
それに促されるように他のメンツも食事を続けるが、先程と違い何というか
皿の上を片付けるために黙々と口にパンやハムやチーズを運んでいる感じだ
真っ先に皿を空にしたバルロイが、ナプキンで口を拭ってから
「レイラの話は面白いというよりな・・・まるで天界の話のように聞こえる
俺達の国や世界じゃ、出てくる話は全て手が届かない物ばかりなんだよ
以前レイラに、考古学に知識を生かすべきだって言われた事があるだろ
あれな、やってみたかったことだったので、言われて少し嬉しかったんだよ」
「そんな金にもならない事をしてどうする。無駄だやめとけ。
過去に誰かにその夢を話して、そういう風に断定された経験ありとか?」
「大当たりだ。母親に将来考古学をやってみたいと言った時にそう言われてな
乗馬用の鞭で二度と言いませんと約束するまで体中を叩かれたもんだ
翌日には姉と妹にも、使えない男児の癖に金にもならない将来を考えると
お仕置きと称して両手を前に縛られてそのロープの先を馬車につけられてな
必死で馬車を追って走り、引きずられてズタボロになったよ。嫌な思い出だ」
「・・・それは流石に、躾とか兄弟のおふざけのレベル超えてるわね
成程ね・・・実母や姉妹を裁判のやり直しまでやって追い出したってのに
そこについてだけは清々したと言っていた理由はそういう事か。想像超えてたわ」
「俺の実家にとっては、男は女の為に金を稼いでくることだけが価値だったのさ
だから自由なんてものはない、いかにしてあいつらの贅沢を満たすか
それが存在できる唯一の価値だったわけだ。実の母親は姉妹でも愛情はないさ」
そこで今まで口を閉ざしていた王妃様がおずおずと口を開き
「あの・・・先程から話を聞いていて、そこの変わった服の人は誰でしょうと
気になってはいたのだけど・・・その話や口ぶりからして、バルロイ?」
「ええ・・・あの、伯母上・・・先程からレイラも名前を呼んでいますが?」
「いやだって・・・あの食い詰め傭兵みたいな薄汚い恰好のバルロイでしょ?
だって今貴方、どこの貴公子かしらって疑うレベルで素敵じゃない??
まさかあのちょっと匂うバルロイがこんなになるなんて思わないじゃない?」
王妃の遠慮ない評価に、チェニスは飲んでいたワインを盛大に吹き
王様は食べかけのパンを握りつぶして笑いを堪え
ダルクは大笑いしながらバルロイを指さして腹を抱える
まあ、バルロイの日頃の行いが悪すぎるのでなんも反論できないねこれ
「伯母上・・・あまりにも酷すぎませんかそれは?
臭いだって意味があるんですよ。小ぎれいにして臭いがないと
狩猟の時に獣が逃げるんですよ。あれは俺の体臭じゃない、皮の臭いです」
「だからって髪も髭もぼさぼさで、顔も汚い理由にはならないと思うわよ?」
「それも理由があります。綺麗に髪を整えると輪郭がはっきりするんですよ
無精髭も同じです。顎のラインを隠せるんですよ狩猟や隠密行動で
それにきっちり髪や髭を整えると油がいるので自然でない臭いがつく
顔だって、露出する肌が綺麗な肌だと藪に隠れた時に目立つんですよ」
「まあ、バルロイがいってることは事実は事実だよ
私の世界でベトナム戦争って熱帯気候の土地で大規模な戦争があった
そこで米軍って、都市部からきた小ぎれいな兵隊さんは酷い目にあった
相手が電気も知らないような現地人でね、体臭でまず場所がバレる
タバコの臭いや灯り、整髪料やガンオイルの臭いでも場所がバレる
だから特殊部隊なんかは、ジャングルに入るまえにその外縁で過ごして
肉食を避けて菜食で1週間程過ごして、体臭を消してから入ったそうだ
それと白人は肌の色が目立つということで、肌の露出を避ける恰好をして
どうしても露出する顔面には、緑や茶色の塗料を塗って肌色を隠したらしい
アウトラインを隠すのも見つからない上では大事なことらしくて
狙撃兵や偵察兵のために、ギディースーツっていう偽装外套も開発されてる
でもね、普段からそれしてる必要ある? 一応領主代行でしょバルロイ?」
「いやでもその・・・ほらなんだ・・・いつ何があるか分からないだろ?」
「まあそのために、武器も渡したよね? 狩りにいくときに必要な装備もさ
帰ったら渡すよ。これで普段からさ、薄汚い恰好している理由無いよ?」
「だって面倒くさいじゃないか・・・金だってかかるし・・・」
「やっぱり、それが本音でしょ。着た切り雀で手入れ無用は楽でしょうけど
そんな臭くてだらしない男のとこに嫁がきてくれるわけないでしょう?
それなりに良いスーツあげたんだからさ、少しはお洒落意識してよ」
まだ次の料理が全員に配膳されていないので、提供したワインを口に運ぶ
うん、甘みがあって濃厚で、それでいてアルコールが強くて美味しいかも
ポートワインって実は知識だけあって飲んだことは無かったんだよね
Call to Storm上で飲んでも、酔いは一部感覚接続だと体験できないから
お酒をゲーム中で飲むってことが、雰囲気作り程度しかなかったからね
でもメインが来るなら、そろそろブラックワインに変えてもらおうかな
女中に手招きをして、メインの肉料理が出る少し前にワインを出し直す
ようにお願いして、残りのワインをちびちびと味わいながら飲む
身形のことで駄目だしをされた挙句に逃げ道を奪われたバルロイは
不満そうにぶつぶつと何かつぶやきながら、同じようにワインを飲む
レミリアとアエルはカシスソーダが大層気に入ったようで
既に1缶を開けて、お替りを要求してきやがったのでぽいと投げる
何故か王族御一同とダルクもカシスソーダを所望したので
王妃様に出したのと同じようにして、トレイもだしてやって女中に渡す
まあ、結局少し物は出してるけど、こういう食事なら悪くないな
大人数でゆっくりくつろいで食事するのは嫌いじゃないし、楽しめる
最後まで手を出さなかった、固くて臭いがキツイ黄色いチーズを齧り
塩気が強いその味を甘いワインで流し込むと、悪くない組み合わせだ
ザロス君だけが、いまだにパンと格闘して疲労困憊な様子だが
まあ、それでも、皆食事を各々のペースで楽しめているようだ
こういう少しでもリラックスできる時間は、この世界にきて初めてかな?
もめ事がなくって、私を利用するつもりがない相手と、こういう食事なら
いつでも歓迎なんだけど、こういう良い機会は少ないだろな・・・
「次はスープとサラダとか、あとなんか肉の前の前菜かなんか出るのかな?」
この世界の料理の勝手がわからないので、バルロイに聞いてみると
「そういう決まり事は特にないな。その季節の食材で出来るものを出すな
ヴァンガード帝国だとそういう順番とかが決まった料理が出るらしいが
さすがに帝国は俺も行ったことが無いから、詳しい事は分からんな
レイラのとこはそういう順番に料理が出る国だったのか?」
「いや、んー、難しいねそれ。一般家庭だと全部一斉に出てくる感じ
普通に外で食べるときも、まあ、セットで全部出てくる感じだね
一回の食事で大銀貨1枚以上のとこだと、順番に出てくるかな」
「食事で大銀貨1枚以上だと? 馬鹿じゃないのかそれ??」
「私の稼ぎじゃ普通に食べにいけなかったね。仕事の商談で使う感じだよ
個室だし、良い酒と美味しいご飯は相手の気持ちを解してくれるし
何より酒入れると判断が甘くなる人多かったか、契約の時に使う事多かった」
「それはめてるよな?」「否定はしない」「結構腹黒いのな」「仕事だから」
《ランバートン様って昔どんな仕事してたんだろ? 高いご飯で契約を釣る?》
《昔から美味しい物をたべられていたのは羨ましい》
なんだこの割り込みは?? これレミリアとアエルの思考伝達通信か?
《マスター、やりましたぞ!! ハラペコ小隊との完全な戦術リンクの構築
及びレミリア殿とアエル殿への仮想HUDと思考伝達機能の付与に成功です!》
最近おとなしいし呼びかけないと黙ってる事多いなと思ってたら
ずっとこれやってたのかグーデリアン君は! おまけに完成させたか!
《でかしたグーデリアン! 何をしたのか詳細を教えて》
《了解です。レミリア殿とアエル殿の体内ナノサイバーを把握しまして
そちらを管制して思考や記憶に影響が無いように脳の未使用領域拡張を行い
既に構築されつつあった仮想ウィンド機能を完成させた上で、仮想HUD機能
をまず構築しました。その伝達アルゴリズムを解析して、思考伝達通信機能
のくみ上げと組み込み、それに暗号変換プロトコルの付与を行い
マスターが最上位にくるローカル戦術ネットワークの構築を行いました
これを元に、Call to Storm本来の戦術ネットワークへの送受信を行える
ように彼女達の脳内に構築されつつあったTASの構築を促進させて、完全に
機能するようにしつつ、構造を解析してPTDへの組み込みデータを取得中です》
《今回に限っては正直に言う。グーデリアンの言っている事がよく分らない
もうちょっと素人にわかりやすくこう、簡単に説明できないかな?》
《そうですね・・・彼女達がマスターの指揮下にはいって、食べ物を食べて
それにより、体内にナノサイバーが自然に摂取され、またドッグタグを通じて
戦術ネットワークからの信号が彼女達に送られた事で、ナノサイバーが仕事を
始めていたのです。それが、自動的に作られた小隊ネットワークです
しかしこれは、正規のネットワークではなく、正式な指示が無い状態で
作動信号を受信したナノサイバーが中途半端な状態で作成を開始した物です
それを修正して、正規の規格に組みなおして、保安上の安全機能を組み込んで
さらに、非常時にこちらで制御できるように、立場の上下をつけてやりました
結果として彼女達はマスターの許可さえ下りれば、戦術ネットワークを現時刻
から完全にフル機能で使えるようになります。この説明で宜しいですか?》
《非常時の制御ってのが気になる。彼女達の権利を侵害する事じゃないよね?》
《それはマスターが嫌がられるとおもったので、可能ですがしていません
非常時に、戦術ネットワークへの接続機能をオミットできるという制御です
彼女達が除隊をする際等には、この機能を用いれば以降は戦術ネットワーク
へのアクセスが一切不可能になり、仮想ウィンドウや仮想HUDも使用不能です
同じ機能を持つ者同士でが近場にいても思考伝達通信も行えなくなります》
《戦術ネットワーク機能を遠隔で電源の入り切り出来るみたいな感じ?》
《その理解で正しいです。もっと細かく制御も出来るのですが
詳細についてはマニュアルをデータベースにアップロードしますので
後日お時間がある時にでも参照して頂ければと思います》
《わかった、マニュアルは暇があるときでいいよ。基本制御は任せるし
しかし良くやったよ、もっと解析と構築に時間かかると思ってたよ》
《最近失敗ばかりでしたので、失点を取り戻したかったので頑張りました》
《いや今回は文句なしの大金星だよ。良くやってくれたよ
これで説明だの状況の把握が飛躍的に楽になる。お手柄だグーデリアン》
《いえその・・・実はこれで報告が終わりではないのです》《はい??》
《今回の戦術ネットワーク機能解析中に、暗号プロトコルの検証を行い
他の戦術ネットワークの信号を検知する機能を確立したのですが
プロトコルの判明により、いままで自然ノイズだと思っていた信号が
何らかのネットワークアクセス信号の可能性が浮上してきました
我々と同種の戦術ネットワークではありませんが、アルムの村北東より
この不明信号が、平均で1日4回程度観測されていたことになります
詳細な位置は不明ですが、我々のような転移者がいる可能性があります》
方角が北東って、それヴァンガード帝国の方だよね・・・
1800年もこの国は歴史がある、でも船舶技術が発展してない
だから湖を超えた輸送網も、遠洋漁業も発達していない
なのにヴァンガード帝国は、魔鋼とかってので高張力鋼に近い素材がある
予測だけで確証はないけど、湖を超えた水上作戦を考えている節もある
あちらは建国800年程度のエルスリード王国に比べれば若い国家
それなのに、既にクロスボウの開発と配備にも成功している・・・
私のような異世界からの転移者、もしくは転生者による
技術の転換が行われていたとしたら、技術ブーストがありえるか・・・
「ランバートン殿・・・その、御口に合わなかったでしょうか?」
ダルクが恐る恐るといった口調で私に問いかけてきた事で
また考え事で周囲が見えなくなっていたのを気付いて、はっとする
慌てて愛想笑いを浮かべて、既に目の前に置かれた料理を見る
魚介類とざく切りの野菜が入った、透明なスープよそわれた椀が
湯気をたてながら食べられるのを待っていたので、スプーンを持つ
一口含んで、素朴な味わいだが美味いと思うものの、頭の中は
先程考えていた、ヴァンガード帝国に転移者か転生者がいる可能性
この考えが頭の中を埋め尽くし、料理を楽しむ余裕は失われていた
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また台風が来てるからもうしばらくいるわ
あれ、今度は都内は問題なさそうですよね?
いやほら、一人だと怖いじゃない? それにご飯とか作るの面倒だし
いやいい加減帰ってくださいよ? 私も自分の生活ありますから
そんなこといわんと、一人増えたって問題ないでしょ?
住む気満々のその発言なんですか!? 勘弁して下さい・・・
ほらほら、老人は労われって言うじゃない? まあ気にしないで
食事制限あるからそれに合わせるから大変なんですよマジで!?
まあそこはねほら、私も体の具合があるから色々あるのよ
こんな状態で一人で放っておくのも心配になるでしょ?
心配してませんから気兼ねしないで帰って問題ないですからね?
そういうこと行ってると、遺言にいびり殺されたって書くわよ?
なんも悪い事してないじゃないですか私は!!
という遣り取りをしまして、なんか老人パワーに負けました
やはり経験豊富なだけあって手ごわい・・・なかなか帰らない
というか、氾濫後の水害の後処理してないので
戻ったら親戚の家どうなってんだ? のほうが心配になってきた
まあ、家が浸水したとかじゃないらしので大丈夫なんだとは思うけど・・・
しかし、この季節ってこんなに連続で雨降る季節でしたっけ?
なんかこの季節はそこまで連続で雨が降った記憶がないのだけど
今年はやたらと連続で降ってる気がするな・・・異常気象ですかね?